TOEIC®テストの受験料はいくらかご存知でしょうか? TOEIC®Listening & Reading TestとTOEIC® Speaking & Writing Testで受験料は違いますし、公開テストとIPテストでも受験料は違います。

この記事では、「TOEIC®テストの受験料はいくら?」というテーマで、TOEIC®テストの支払方法や割引制度などについても解説します。

TOEIC®テストの受験料

TOEIC®テストの申込方法は?受験手続や受験料などについてもわかりやすく解説

まず、TOEIC®テスト(日本国内における公開テスト)における基本的な受験料を整理しましょう。
日本でこのテストを運営する 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が公表している受験料は、「TOEIC®Listening & Reading Test(公開テスト)」で 7,810円(税込) です。

なお、その他の試験形式(たとえば「TOEIC®Speaking & Writing Test」など)については別料金が設定されています。例えば、TOEIC®Speaking & Writing Testでは 受験料は10,450円(税込) となっています。まず自分に合った受験形式を確認し、料金を把握しておくことが重要です。

申し込み時には、「申込締め切り」「支払方法」「受験料納入後の変更・返金条件」などを必ず確認してください。例えば、TOEIC®Speaking & Writing Testで、いったん受験料支払後に、自分のスケジュール上の都合で、空き具合を確認して試験日を変更すると、変更手数料2,750円(税込)がかかります。

追加申込期間の受験料

団体受験の場合(学校・企業など)には専用の支払・申込フローがあり、個人申し込みとは異なる条件になることがあります。

TOEIC®テストの費用

「受験料」と「費用」という言葉は似ていますが、ここでは「受験料としてかかる費用」として整理します。

公開テストでは7,810円(税込)という金額が基本ですが、受験を複数回行う場合や団体受験・学校割引などを考えると、実質的な「費用(負担)」はこの金額よりも少ないケースがあります。
TOEIC®Listening & Reading Testにはリピート受験割引制度があります。2025年11月現在、「受験した次の試験日から翌年同月まで」に実施されるTOEIC L&R公開テストのうち1回が、割引価格6,710円(税込)で申し込めます。

ただし、このリピート受験割引制度は2026年1月11日(日) 実施日より改定されます2025年12月20日(土) 実施の公開テストまでにお申し込みの場合は現制度が適用されます。

現制度では、受験した次の試験日から翌年同月までのTOEIC L&R公開テストのうち1回が、リピート受験割引制度の適用ですが、2026年1月11日以降は、受験した月の半年後から7ヵ月間(受験月の翌年同月まで)に実施する公開テストのうち1回が割引対象になります

つまり、新たなリピート受験割引制度では、TOEIC®Listening & Reading Testを一度受験した後、半年から7カ月間経ってから再受験すると、リピート受験割引制度が適用になるということです。

就職や転職のために、TOEIC@テストのスコアを上げたいと頑張っている方がいますが、一度受験して翌月や翌々月に再受験するよりも、半年から7カ月経ってから再受験した方が、リピート受験割引制度が適用になり、お得だといいうことになりますね。

リピート受験割引制度

大学・専門学校などでは「学内申込割引価格」が設定されています。団体での実施(学校・企業など)では、会場費・監督員手配・実施管理費などが別途かかる場合があるため、実際の「受験費用」はその団体・学校の実情によって異なります。

したがって、「TOEIC®Listening & Reading Testなら単に7,810円支払えばOK」というわけではなく、割引制度活用・団体受験の適用などを行うことで、費用の負担を抑えることが可能です。

TOEIC®テストの値上げ

TOEIC®テストの値上げ

受験料の値上げに関しても、過去の推移を押さえておくと「今後も変動する可能性がある」ことが理解できます。
「TOEIC L&R公開テスト」の例を挙げると、次のような変遷がありました。

  • 2019年10月実施分あたりで、消費税率変更およびその他コストの上昇等に伴い、受験料が5,795円から約6,490円に値上げされました。
  • 2021年10月実施分から、6,490円(税込)から 7,810円(税込) に再度値上げされました。

これらの値上げの背景には「税率の変更」「運営コストの増加」「試験回数・会場整備」の拡充などがあると推察されます。

現在(2025年末時点)で次の値上げ予定が公式にアナウンスされているわけではありませんが、過去の推移から「将来また値上げがあり得る」ことは念頭に置いておくべきです。

TOEIC®テストの団体受験の受験料

TOEIC®テストの団体受験の受験料

最後に、学校・企業などの「団体受験(IPテスト含む)」における受験料や制度について解説します。

団体受験、特に学校・企業がまとめて実施する形式は、「個人公開テストとは異なる料金設定・割引制度」がある場合があります。

また、団体が「賛助会員」であったり、受験者数が一定数を超えるとさらに割引が適用されるという制度も紹介されています。

団体受験を検討する場合、以下のポイントを押さえると良いでしょう。

  • 団体が何名以上なら割引があるか(500名以上など)
  • 申し込み締切・支払方法

団体受験では「個人受験よりも費用を抑えられる」「手続きがまとめて行える」というメリットがありますが、受験日・会場選択・試験形式が団体向け仕様になる傾向がありますので、事前確認が欠かせません。

TOEIC®テストの受験料に関するまとめ

最後に、TOEIC®テストの受験料について要点をまとめておきます。

  • TOEIC® L&R 公開テストの基本受験料は 7,810円(税込)(2025年時点)です。
  • TOEIC® Speaking & Writing Test の基本受験料は 10,450円(税込)(2025年時点)です。
  • 支払方法としては、クレジットカード・コンビニ支払・銀行振込等があり、申し込み時に案内があります。
  • 受験費用を抑えるために「リピート割引制度」や「学校・団体申込割引」が活用できます。
  • 過去の値上げ実績があり、2019年・2021年に料金が上がっていますので、今後も変動の可能性があります。
  • 団体受験(学校・企業等)では、個人受験よりも割安になるケースも多く、規模や条件によって料金が変わります。

TOEIC®テストを受験しようと考えている方は、申し込み時期・支払方法・割引制度・団体枠の有無をしっかり確認した上で準備を進めることをおすすめします。
「TOEIC®Speaking & Writing Testでスケジュール変更すると変更手数料がかかる」「 TOEIC® Listening & Reading Testで支払後の返金は原則不可」といった注意点もありますので、公式案内をよく読んで手続きを行いましょう。
ぜひ、効率よくコストを抑えて、TOEIC®テストを受験し、自分の英語力を測定・証明する一歩にしていただければ幸いです。