雪に触れる、丸める、転がす、積み上げる。こうした動きは、動詞を覚える絶好の機会です。
- roll(転がす)
- make a ball(丸を作る)
- stack(積み上げる)
- decorate(飾る)
「Let’s roll the snow! 」「Let’s decorate the snowman! 」など、先生や大人が声をかけることで、英語は“指示”ではなく“一緒に楽しむ言葉”になります。
雪にまつわる言葉を体験を通して英語で覚えるチャンスです

雪は、見て・触って・感じて覚えられる語彙の宝庫です。机上で単語カードを見るよりも、実体験の中で使うことで、言葉は深く定着します。
雪の状態を表すことば
- snow(雪)
- soft snow(ふわふわの雪)
- hard snow(かたい雪)
- melting snow(とけている雪)
実際に触りながら、「Is it soft? 」「It’s hard! 」と問いかけることで、形容詞の感覚も自然に育ちます。
冬ならではの感覚表現
- cold(冷たい)
- icy(凍ったような)
- slippery(すべりやすい)
転びそうになったときに「Slippery!」と声が出る経験は、まさに体感と英語が結びついた瞬間です。
「雪だるま作り」で広がる英語フレーズ
雪だるまは、工程がはっきりしているため、英語表現を段階的に使えます。
- Let’s make a snowman.
- Big ball, small ball.
- Put on the hat.
- He has eyes and a nose.
完成したら、「This is my snowman. 」と簡単な発表につなげるのもおすすめです。作品があることで、恥ずかしがり屋の子も話しやすくなります。
室内でもできる「雪あそび英語」

雪が降らない地域や室内では、製作やごっこ遊びで体験を補えます。
- 綿や白い紙で雪だるま制作
- 指でなぞる「snow writing」
- 雪の写真を見ながら「What can you see? 」
「本物でなくても、想像とことばはつながる」という点は、英語活動でも大切な視点です。
【重曹フェイクスノーの基本の作り方】
用意するもの
- 重曹(ベーキングソーダ)
- 水
- ボウル
- スプーン
分量の目安
- 重曹:1カップ
- 水:大さじ1〜2
※水の量で質感が変わります。
作り方
- ボウルに重曹を入れます。
- 水を少しずつ加えます。
- スプーンや手で混ぜます。
- さらさら〜しっとりした雪のような感触になったら完成です。
ポイントは「一気に水を入れない」ことです。入れすぎると粘土状になるため、少量ずつ調整します。
触って楽しい!フェイクスノーの特徴
- 見た目が白く、本物の雪のよう
- 触るとひんやり感じる
- 手で丸めたり、崩したりできる
- 乾くとまた粉状に戻る
室内でも安心して「丸める」「集める」などの動作遊びができます。
子ども向けの安全ポイント
- 誤飲しないよう、大人が見守る
- 遊ぶ前に「食べないよ」と伝える
- 遊び終わったら手洗いをする
- 目に入らないよう注意する
特に乳児・未就園児の場合は、感触遊びの時間を短めに設定すると安心です。
フェイクスノーでできる遊びアイデア
雪だるま作り
- 小さなボールを作って重ねる
- 目や鼻は紙やフェルトで表現
英語の声かけ例
- “Let’s make a snowball.”
- “Big ball, small ball.”
カップや型抜き遊び
- プリンカップやクッキー型を使用
- 形を作って崩すを繰り返す
英語の声かけ例
- “Fill the cup.”
- “Push and take it out.”
お絵かき・文字遊び
- トレイに広げて指で線を描く
- 雪の上にアルファベットを書く
英語の声かけ例
- “Draw a line.”
- “Let’s write A.”
アレンジアイデア
- ラメを少量混ぜてキラキラ雪
- アロマをほんの一滴で香り付け(幼児には控えめに)
- 青いトレイを使って「冬の景色」演出
重曹フェイクスノーは、「雪がない地域でも冬を体験できる」便利な素材です。
安全に配慮しながら、ぜひ雪だるま作りや冬の英語遊びに取り入れてみてください。
世界のユニークな雪だるま

日本:雪だるま(Yukidaruma)
特徴
日本の雪だるまは「二段」が基本。頭と体だけのシンプルな形です。
文化的背景
だるま人形が由来で、「願い」や「縁起のよさ」を象徴します。
目を入れる文化と結びつけて、「Wish」「Hope」といった英語表現にも発展させられます。
アメリカ・カナダ:クラシック・スノーマン
特徴
三段(頭・胴・足)が定番。
にんじんの鼻、マフラー、帽子、木の枝の腕など、絵本でおなじみの姿です。
文化的背景
冬の楽しさや家族の時間の象徴。
“Let’s build a snowman!” という表現は、英語圏の子ども文化に深く根付いています。
ドイツ:Schneemann(シュネーマン)
特徴
怖い顔や皮肉の効いた表情の雪だるまも多いのが特徴です。
文化的背景
中世ヨーロッパでは雪だるまが「社会風刺」や「不安の象徴」として描かれることもありました。
現代でも、ユーモラスで個性的な雪だるまが多く見られます。
スイス:雪だるまを燃やすお祭り「Böögg(ベーグ)」
特徴
雪だるまを“作って終わり”ではなく、燃やします。
文化的背景
チューリッヒで行われる春の祭り「Sechseläuten」。
雪だるま(Böögg)は冬の象徴で、燃える速さによって夏の天気を占います。
学びのポイント
「Snowman means winter」
「Fire means spring」
と、象徴の違いを英語で比べる活動に向いています。
ロシア:雪の人形(Snow Woman 文化)
特徴
雪だるまが“男性”ではなく、スカートをはいた女性風に作られることがあります。
文化的背景
ロシアの冬の民話や精霊信仰の影響。
「Snowman」「Snowwoman」という言葉の違いに気づくきっかけにもなります。
中国:雪像(Snow Sculpture)
特徴
雪だるまよりも、大型で精巧な雪像が主流です。
文化的背景
ハルビン氷雪祭など、芸術・観光と結びついた雪文化。
「Small snowman」と「big snow sculpture」を比べることで、サイズや形容詞の学習にもつながります。
オーストラリア:砂のスノーマン?
特徴
雪が降らない地域では、砂や紙で「雪だるま風」を作ることも。
文化的背景
「雪がなくても楽しむ」発想。
文化や気候によって遊びが変わることを学べます。
子ども向け英語活動への広げ方
- 世界の雪だるま写真を見て
“Which snowman do you like?” - 国名+snowman
“Japanese snowman”
“German snowman” - 形の違い
“Two balls / Three balls”
「雪だるまをつくろう!」ソング集
『雪だるまつくろう(Do You Want to Build a Snowman? )』
作品:『アナと雪の女王(Frozen)』
言語:日本語/英語
おすすめポイント
- 子どもがよく知っているメロディ
- 「雪だるま=楽しい遊び」というイメージが強い
- 英語版は自然な会話表現が学べる
使えるフレーズ(英語)
- Do you want to build a snowman?
- Come on, let’s go and play.
保育・英語活動での使い方
- サビだけを繰り返し歌う
- 雪だるま制作前の導入曲に
- 歌を聞いたあと「Let’s make a snowman! 」につなげる
『ゆきだるまのチャチャチャ』
言語:日本語
対象年齢:幼児〜年少
おすすめポイント
- 繰り返しが多く、覚えやすい
- リズムに合わせて体を動かせる
- 冬の定番曲で安心感がある
英語活動へのつなげ方
- 歌のあとに
- snowman
- hat / eyes / nose
など、雪だるまのパーツを英語で確認する
『I’m a Little Snowman』
言語:英語
対象年齢:幼児〜小学生低学年
おすすめポイント
- 「I’m a little snowman, short and fat」のように
自己紹介型で分かりやすい - ジェスチャーをつけやすい
育てられる英語表現
- I’m a snowman.
- This is my hat / nose.
活動例
- 歌いながら雪だるまの真似
- 自分の作った雪だるまを指さしながら歌う
『Snowman Song(Simple Songs / Super Simple Songs系)』
言語:英語
対象年齢:幼児
おすすめポイント
- テンポがゆっくり
- 動作語が多い
- 英語が初めてでも参加しやすい
よく出てくる語彙
- snow
- cold
- hat / scarf
保育現場での使いどころ
- 朝の会や季節の歌
- フェイクスノー遊びのBGM
『雪(ゆき)』
言語:日本語
対象年齢:幼児〜
おすすめポイント
- 日本の冬を感じられる名曲
- 静かな雰囲気で季節理解に最適
英語への発展
- snow is falling
- cold winter
歌のあとに「What season is it? 」「It’s winter. 」など、簡単な英語質問につなげられます。
まとめ
英語は教えるものというより、「一緒に感じて、一緒に使うもの」。
雪という特別な自然体験を通して、子どもたちは英語を“覚える”のではなく、 “使ってみる”楽しさを知っていきます。
この冬は、ぜひ
“Let’s make a snowman!”
のひと言から、英語の世界を広げてみてください。
