英語でビジネスメールを受け取ったとき、「どう返せば失礼じゃない?」「すぐに返信したいけど、これで合ってる?」と迷った経験はありませんか。
特に、返信や転送は、内容そのものはもちろん、「対応の仕方」が相手の印象を左右します。

この記事では、英文ビジネスメール・ビジネスメッセージ(「Slack・Chatwork・Teamsなどのビジネスチャット」で使う短い英語メッセージ)で使える、返信・転送の基本ルールと実践例をわかりやすく解説します。

「返信」「転送」を英語で言うと?

「返信」「転送」を英語で言うと?

ビジネスシーンでは、「返信する」「転送する」を正しく使い分けることが重要です。英語では状況や丁寧さによって使う動詞が異なり、選び方ひとつで相手に与える印象も変わります。まずは基本表現を押さえておきましょう。

返信:reply / respond

「返信する」は、主に reply と respond を使います。

  • reply:一般的・日常的
  • respond:ややフォーマル、公式文書や依頼への回答に多い

Please reply to my email by tomorrow morning.
(明日の午前中までにご返信ください。)

Could you please respond to the questionnaire by next week?
(来週までにアンケートにご回答いただけますか。)

weblio-返信は英語でどう言う?

転送:forward / transfer

メールの転送には forward がよく使われます。
transfer も使えますが、電話やデータの転送にも使われます。

I am forwarding the email from our client.
(取引先からのメールを転送します。)

weblio―転送」は英語で何という?

返信するときの基本マナー

返信は早さと分かりやすさが基本です。受信した内容を踏まえ、用件に的確に答えることで、相手に安心感と信頼を与えます。簡潔でも丁寧な一文を意識しましょう。

「早めの返信」は最大のマナー

英語圏のビジネスでは、「早く返す=誠実」という感覚が強めです。理想は24時間以内。すぐに答えられなくても、一度受け取ったことを伝えるだけで印象は大きく変わります。

▼ワンクッション返信の例

Thank you for your email. I’ll review the details and get back to you by tomorrow.
(メールありがとうございます。確認のうえ、明日までにご連絡いたします。)

返信がすぐにできない場合は、事情を手短に伝えたうえで、対応できる目安を知らせると、相手に安心感を与えられます。

▼返信が遅れる理由を伝える例

I’m currently out of the office, but I’ll review this and get back to you once I return.
(今、出先におりますので、戻りましたら確認してご返信いたします。)

返信が遅れたときは、短く謝る

英語では、謝罪は簡潔にするのがマナーです。言い訳は不要です。

Sorry for the delayed response.
(ご返信遅れて申し訳ございません。)
Thanks for waiting.
(お待ちいただきありがとうございます。)

この2つだけでも十分誠意は伝わります。

件名は基本的に変えない

返信時は、件名を変更せず Re: を残します。
やり取りが長くなり「Re: Re: Re:」と増えすぎた場合は、整理してもOKです。

Re: Inquiry about the agenda for Project X meeting
(プロジェクトXの会議アジェンダについてご質問)

「返信」か「全員に返信」かを意識する

  • Reply(返信):送信者だけに返す
  • Reply all(全員に返信):関係者全員に共有したいとき

「全員に返信」は便利ですが、不要な場合は控えるのがマナーです。

転送するときのマナーと考え方

転送するときのマナーと考え方

転送は情報共有や依頼のための行為です。受け取る側が状況をすぐ理解できるよう、目的や背景をひと言添える配慮が欠かせません。不要な転送は避けましょう。

転送するときは、必ず一言添える

メールを転送する際、本文なしで送るのはNGです。なぜ転送するのかを一言で伝えましょう。

情報共有として転送する場合

参考情報として内容を共有したい場合は、対応や返信を求めないことを明確にしたうえで転送します。ひと言添えることで、相手は目的をすぐ理解でき、不要な確認や誤解を防げます。

I’m forwarding this email for your reference.
(ご参考までに転送します。)

対応を依頼するために転送する場合

自分では対応が難しい場合や、より適任の担当者に任せたいときは、対応依頼としてメールを転送します。背景や目的、優先度をひと言添えることで、相手は状況を把握しやすく、スムーズに対応できます。

I’m forwarding this email to ask for your support.
(ご対応をお願いしたいため転送します。)

転送で使えるフレーズ

Please see the forwarded message below.
(下記に転送したメッセージをご確認ください。)

I’ve shared the email below for your information.
(参考情報として、下記のメールを共有します。)

件名の確認

転送メールでは、件名に自動で付く 「Fw:」「Fwd:」 を基本的に残します。
これにより、受信者は一目で「転送されたメール」だと理解でき、文脈を把握しやすくなります。

やり取りが長くなった場合のみ、内容が分かる程度に補足を加えると親切です。

Fw: Confirmation of Project B Meeting Agenda
(プロジェクトBの会議アジェンダについての確認・転送)

Fwd: Request from Sales Team – Action Required
(営業チームからの依頼・要対応)

件名が整理されているだけで、相手の理解スピードはぐっと上がります。

メッセージ(チャット)での返信・転送のポイント

Slack や Teams、Chatwork などのビジネスチャットでは、スピード感と簡潔さが重視されます。ツールごとの管理機能を利用して返信・転送をしてください。

チャットで意識したいポイント

  • 用件は最初に
  • 丁寧に・しかし長文になりすぎない
  • 転送・共有の理由をひと言

Sharing this here for your reference.
(参考までにこちらで共有します。)

No immediate action is required.
(至急の対応は必要ありません。)

Please review it when convenient.
(ご都合のよいタイミングでご確認ください。)

Thanks for the update. I’ll get back to you shortly.
(ご連絡ありがとうございます。確認のうえ、追ってご連絡します。)

まとめ

英語ビジネスメールやメッセージの返信・転送は、「相手にどう伝わるか」を意識することが大切です。迅速な返信、一言添える、適切な件名や表現を心がけるだけで、印象は大きく変わります。基本のマナーと定番フレーズを味方につけて、英語でのやり取りをもっと安心して進めていきましょう。

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anna 英語教育コンテンツライター / English Education Content Writer
新聞記者としての取材・執筆経験を経て、英語教育分野を中心に活動するライター。英文学専攻および国際交流経験を活かし、英語学習や異文化理解に関する情報を発信している。