ビジネスの場面で「これからも期待しています」と声をかけられたり、新しいプロジェクトや役割がスタートしたりする場面がよくあります。そんなとき、日本語では自然に「誠心誠意努力してまいります」「全力で取り組みます」と返しますが、英語ではどう表現すればよいのか迷う人も多いのではないでしょうか。
英語のビジネスシーンでは、前向きな姿勢や意欲を示すことが重要である一方、日本語の感覚をそのまま直訳すると、少し大げさに聞こえたり、逆に軽く受け取られてしまうこともあります。
英語ビジネスメールやメッセージ(Slack・Teams・Chatworkなどのビジネスチャットで使う短い英文)ではどんな言葉を選び、どう組み立てれば「誠意」が伝わるのか、本記事で具体的に見ていきましょう。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 英語の「誠意表明」では、抽象的な決意よりも「どう取り組むか」を具体的に示すことが大切です。
- We are committed to や We strive to など、前向きさと信頼感を伝えられる定番フレーズが実務でよく使われます。
- 「頑張ります」だけで終わらせず、相手の期待を受け止める姿勢や具体的な行動を添えることで、自然で誠実な印象になります。
「誠意表明」を伝えるときの工夫

誠意表明の英語表現では、気持ちの強さよりも「仕事にどう向き合うか」を簡潔に示すことが大切です。相手に安心感と前向きな印象を与えるための考え方を押さえておきましょう。
① 抽象的な決意表明にしすぎない
日本語の「誠心誠意努めてまいります」は便利な表現ですが、英語でそのまま抽象的に言うと、やや中身のない印象になることがあります。英語では、感情よりも姿勢や取り組み方を示すほうが自然です。
たとえば、何に向けて努力するのか、どんな点を大切にするのかを一言添えるだけで、誠意が伝わりやすくなります。
We are committed to working closely with the team to ensure a smooth launch.
(円滑な立ち上げに向けて、チームと密に連携することに全力で取り組みます)
② 強すぎない表現を選ぶ
英語のビジネスシーンでは、意気込みを見せつつも、冷静で信頼できる印象を与える表現を選びましょう。
We are committed to delivering high-quality results.
(高い品質の成果をお届けできるよう、真摯に取り組みます)
③ 相手の期待を受け止める姿勢を示す
誠意表明は、自分の意欲を一方的に述べるものではありません。相手の期待や信頼を受け取ったうえで応える姿勢を示すことで、よりビジネスらしい表現になります。
We appreciate this opportunity and will strive to contribute to the project to the best of our ability.
(この機会に感謝するとともに、プロジェクトに最大限貢献できるよう努めてまいります)
「誠意表明」のフレーズ

ここでは、英語のビジネスメールやメッセージで実際によく使われる「誠意表明」の定型フレーズを紹介します。決意を大げさに語るのではなく、相手に安心感や信頼感を与える自然な言い回しを知っておくことで、やり取りがよりスムーズになります。
We strive to 〜
(〜に努めてまいります)
We strive to meet your expectations by delivering accurate and timely updates throughout the project.
プロジェクトを通じて正確かつタイムリーな報告を行い、ご期待に沿えるよう努めてまいります。
strive=「to try very hard to achieve something」(Oxford Learners Dictionaries)
We are committed to 〜
(〜に真摯に取り組みます)
We are committed to ensuring a smooth project rollout while maintaining close communication with your team.
御社チームとの密な連携を大切にしながら、円滑なプロジェクト開始に真摯に取り組みます。
I will put all my effort into 〜
(〜に全力を尽くします)
I’ll put all my effort into supporting this project and achieving solid results.
本プロジェクトを全力で支え、確かな成果を出せるよう努めます。
I will make my best effort to 〜
(最大限努力いたします)
I’ll make my best effort to contribute to the project and support your objectives.
プロジェクトに貢献し、御社の目的達成を支援できるよう最大限努力いたします。
We will make further efforts to 〜
(より一層努力してまいります)
We will make further efforts to improve our processes so that we can better meet your expectations going forward.
今後はより一層業務プロセスを改善し、ご期待によりよく応えられるよう努めてまいります。
We constantly try to ~
(継続して努力しています/してまいります)
We constantly try to enhance quality and responsiveness in order to build a long-term, trusted relationship.
長期的な信頼関係を築くため、品質と対応力の向上に継続して努めております。
enhance=「to increase or further improve the good quality, value or status of somebody/something」(Oxford Learners Dictionaries)
「誠意表明」を伝えるときに避けたい表現

誠意を伝えたいつもりでも、英語表現によっては気持ちが軽く聞こえたり、形式的に受け取られたりすることがあります。ここでは、ビジネスシーンでは避けたい表現と、その理由を整理します。
カジュアルすぎる言い回し
たとえば I’ll try my best. は日常会話では問題ありませんが、ビジネスメールではやや責任感が弱く聞こえることがあります。代わりに I’ll make every effort や We are committed to など、姿勢が伝わる表現を選ぶと安心です。
気持ちだけを述べている表現
We’ll do our best going forward. のような一文だけでは、相手に「結局何をしてくれるのか」が伝わりません。誠意表明では、「何に向けて努力するのか」を一言添えることで、信頼感がぐっと高まります。
まとめ
英語のビジネスシーンで「誠意表明」を伝えるときは、気持ちだけを述べるのではなく、どの方向に努力するのか、何を大切にするのかを一言添えることが大切です。
We strive to や We are committed to などの定番フレーズに、相手の期待を受け止める姿勢や具体的な取り組みを組み合わせることで、形式的ではない、伝わる誠意表明になります。
誠意を伝えたい場面では、状況に合ったフレーズを選び、前向きな意欲を自然な英語で表現してみましょう。
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