けがや病気、災害などに対して気遣いの言葉を伝えたい―そんなとき、日本語なら自然に出てくる「お見舞い」表現も、英語になると急に迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。

英語のビジネスメール・メッセージ(Slack・Teams・Chatworkなどのビジネスチャットで使う短い英文)では、思いやりを示しつつも、踏み込みすぎない距離感が求められます。
良かれと思って書いた一言が、相手にとっては重荷になったり、不自然に感じられたりすることも少なくありません。

この記事では、英語ビジネスシーンでのお見舞いメッセージの注意点と、実務で使えるフレーズを整理してご紹介します。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • 英語のお見舞いメッセージでは、思いやりを示しつつ踏み込みすぎない距離感が重要。
  • ネガティブな詳細や業務の話題は避け、簡潔で配慮ある表現を選ぶことで相手の負担を減らせる。
  • 状況に応じてフレーズを使い分け、回復や安静を願う前向きで控えめな言い回しが適している。

お見舞いメッセージを送るときの注意点

お見舞いメッセージを送るときの注意点
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お見舞いのメッセージは、「配慮の仕方」が大切です。まずは、英語ビジネスメールで押さえておきたい基本的な注意点を確認しましょう。

ネガティブな言葉を使わない

相手の不幸や苦境を直接的・詳細に描写しないのが基本です。病状や被害の深刻さを具体的に言及すると、相手に心理的な負担を与えることがあります。

× How serious is your condition now?
× I heard the damage was terrible.

代わりに、事実には軽く触れる程度にとどめ、気遣いの姿勢を示しましょう。

他の用事や仕事の話を織り込まない

特に病気やけがの場合、「早く復帰してほしい」「仕事の進捗が心配」といったニュアンスは避けるべきです。

ビジネス関係者であっても、お見舞いメッセージは気遣いに専念するのが原則。業務の話題は、回復後や別のメールに分けましょう。

状況によって言葉を選ぶ

日本語でよく使う「早くよくなってください」は、英語では状況によってプレッシャーに聞こえることがあります。

回復が長期に及ぶ可能性がある場合は、「無理せず」「今は休むことを大切に」というニュアンスの表現が適しています。

メッセージは手短に

英語のお見舞いメッセージは、短く、読みやすくが基本。長文になると、相手に「返信しなければ」という負担を与えかねません。

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お見舞いメッセージで使える基本フレーズ

ここからは、英語ビジネスメールで使いやすいお見舞いフレーズを目的別に紹介します。どれも丁寧で、相手との距離を保ちやすい表現です。

驚いたことを伝える

I was very surprised to hear about the news.
その知らせを聞いて大変驚きました。

We were saddened to learn of the incident.
その出来事を知り、心を痛めております。

※感情を強く出しすぎない表現がビジネス向きです。

お見舞いを述べる

Our deepest sympathy goes out to you and your team.
皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

Our thoughts are with you during this difficult time.
困難な時期にある皆さまを案じております。

心配している気持ちを伝える

We are very sorry to hear about your injury.
おけがのことを伺い、大変心配しております。

I was sorry to learn that you were involved in an accident.
事故に遭われたと聞き、心を痛めております。

相手の苦労を思いやる

We can only imagine how difficult this must be for you.
さぞ大変なこととお察しします。

We understand this is a challenging time for you and your colleagues.
ご本人やご関係者の皆さまにとって厳しい状況であると存じます。

colleague=「a person that you work with, especially in a profession or a business」(Oxford Learners Dictionaries

言葉が見つからないとき

I’m truly sorry for what you are going through.
今の状況に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

【ケース別】お見舞いフレーズ

【ケース別】お見舞いフレーズ

災害や病気、事故など、お見舞いが必要となる状況はさまざまです。ここでは、ビジネスシーンで使いやすいケース別のお見舞いフレーズを紹介します。相手との関係性や状況に応じて、無理のない表現を選びましょう。

地震・災害の場合(取引先・海外拠点向け)

We were deeply saddened to hear about the recent earthquake in your region.
We would like to extend our deepest sympathies to all those affected by the disaster.

このたびの地震の件、大変心を痛めております。
被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

affected=​「changed or influenced by something」(Oxford Learners Dictionaries

sadden=「to make somebody sad」(Oxford Learners Dictionaries
ex. Fans were saddened to see the former champion play so badly.

病気・けがの場合(同僚・ビジネスパートナー)

We were sorry to hear about your recent illness.
Wishing you a smooth recovery and hoping you can take the time you need to rest.

ご体調を崩されたと伺い、心配しております。
どうかご無理なさらず、静養に専念なさってください。

事故・トラブルの場合(顧客・関係企業)

Our deepest sympathy goes out to you and your team.
We sincerely hope the situation will be resolved as smoothly as possible.

このたびの件につき、貴社ならびに皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
事態が一日も早く落ち着くことを心より願っております。

まとめ

お見舞いの英語メッセージでは、気持ちを伝えようとするあまり、言葉が多くなりすぎないよう注意が必要です。ビジネスシーンでは、相手の状況や立場を尊重し、負担にならない表現を選ぶことが大切です。丁寧で落ち着いた言い回しを心がけることで、形式的になりすぎず、誠意の伝わるメッセージになります。

大変な状況の中で、あたたかい言葉が届くと心が和らぐのは、日本でも英語圏でも変わりません。本記事で紹介したフレーズを参考に、場面に応じたお見舞いフレーズを使ってみてください。

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anna 英語教育コンテンツライター / English Education Content Writer
新聞記者としての取材・執筆経験を経て、英語教育分野を中心に活動するライター。英文学専攻および国際交流経験を活かし、英語学習や異文化理解に関する情報を発信している。