手軽に受けることのできるオンライン英会話のレッスンですが、皆さん予習復習はされていますか?忙しいからこそオンライン英会話を選んでいる方の中には、予習復習をした方が良いことを分かっていても中々時間が取れないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、簡単なのに効果的な復習と、復習をしながらできる予習の方法をご紹介します。せっかく受けているオンライン英会話ですから、効果を上げるために是非参考にしてみてください。

そもそも予習復習は必要?

テストのためだったり、旅行のためだったり、皆さんそれぞれに違った英語の目標があると思います。しかし英語を上達させるには、学ぶ(インプット)するだけでは不十分です。
なぜならば、私たちは学んだこと(インプットしたこと)を記憶に定着させなければ忘れてしまうからです。そして、学んだことを記憶に定着させることができれば、どんどん英語が上達していきます。

この学んだことを記憶に定着させるには、復習(アウトプット)することが最も重要です。では、予習はどうでしょうか。予習とは次に習うことを改めてある程度インプットしておくことです。この様にレッスンの前にインプットを行うことで、レッスンの中でもアウトプットの場を設けることができ、より効果的に学ぶことができます。
予習も復習も効果的な学習には必要ですが、忙しくてあまり時間が取れないというような場合は、復習に力を入れて頂ければ良いと思います。

思い出してみる復習方法

皆さんは、オンライン英会話の復習と聞いてどのような方法が思い浮かびますか。テキストやノート、チャットボックスを見返してみる等が思い浮かんだのではないでしょうか。確かに、学んだ内容を再度確認することは良いことですが、これで復習を終えてしまっては勿体ないです。

なぜならば、こうした見返しや再確認の作業では、ノートやテキストに書かれた事をみて、実際には記憶に定着していなくても「ああ、そうだ!この内容をやったな。覚えている」と錯覚してしまうことが多いからです。新しく学んだ英会話のフレーズも、ノートを見ながらであれば言えるのに、実際に何も見ずに思い出してみようとすると出てこないということもあるかと思います。

そこで、私がお勧めしたい簡単な復習の方法は、オンライン英会話のレッスンを受けた日の寝る前10分間で、レッスン内容や学んだことを思い出してみる復習方法です。この時、気を付けて頂きたいのは、何も見ないことです。

ここで何も見ずに思い出すことができた内容は、記憶の定着まであと一歩です。今後どんどん使っていけば、その学んだ内容はもうあなたのものです。一方、何も見ずに思い出すことができなかった内容は、まだ記憶の定着へのレールに乗れていない部分です。是非、隙間時間などを活用して内容を再確認し、もう一度寝る前の復習「何も見ないで思い出してみる(自分をテストしてみる)」をしてみてください。

この10分間の「思い出してみる」復習を行うだけで、一回一回のオンライン英会話レッスンをより実のあるものにすることができます。

復習から予習する

オンライン英会話レッスンの復習として「寝る前にレッスン内容を思い出してみる」方法をご紹介しましたが、実は予習も、復習と一緒にすることができます。

レッスン内容や学んだことを思い出してみると、同時に「言いたいがうまく言えなかったフレーズ」や新たな疑問などが浮かんでくると思います。こういった内容を、時間がある時に調べてみたり、次回のレッスン時に言えるように準備したりすることが予習となります。単語を調べてみたが上手く文が作れないといった時には、次回のレッスンでぜひ講師に質問してみてください。

思い出してみる復習と予習の流れ

それでは、思い出してみる復習と予習をどのように行えばいいのか、実際の例と共に流れをご説明します。ここでは、レッスン直後の復習にも触れていますが、時間が取れないという方は、寝る前の「思い出してみる復習」だけでも取り入れてみて下さい。

1) レッスン直後に学んだ内容を確認する

レッスンが終わって直ぐに、出来れば学んだ内容を確認してみて下さい。

例:【レッスン内容が時制の現在進行形と現在形の場合】

  • 進行形は動作の最中であることを表す時に使う。
  • 今実際にその動作の最中ではなくても、まだその動作を終えていない時には、進行形で表すことも有る⇒「I’m reading an interesting book. 」
  • 現在形は普遍的な事柄や習慣に対して使う⇒「I work from 9am to 5pm every day. 」

2) 当日寝る前に思い出してみる復習

寝る前に何も見ずに、レッスンでの会話や、レッスン後に確認した学んだ内容を思い出すことができるか試してみます。

例:

  • レッスン内容や学んだことは大体思い出すことができた。
  • しかし講師が最後に言っていた「what are you doing this weekend? 」がどうして現在進行形なのか気になる。

3) 思い出してみる復習で気づいたことを再確認/予習

思い出してみる復習で思い出せなかったことを再確認し、気が付いたことがあれば調べながら予習します。

例:

  • 調べてみると現在進行形で近い未来の予定を表すことがあることを知る
  • 次回のレッスンで言うための文を作ってみる⇒「I’m visiting my parents this weekend. 」

4) 次のレッスンで復習・予習したことを言っている

復習した内容や予習したフレーズをどんどんレッスンで使ってみます。

例:

  • 現在進行形と現在形の違いに注意して話す
  • 予習した現在進行形で表す近い未来の表現について質問し、作ってきた文を言ってみる

まとめ

いかがでしたでしょうか、オンライン英会話レッスンの効果を上げるための復習と予習の方法についてご紹介しました。思い出してみる復習では、より記憶に定着させるため寝る前に行うと効果的です。もし、睡眠前に時間が取れない場合は、ちょっとした隙間時間も活用してみてください。例えば、通学通勤の電車の中でも、思い出してみる(自分をテストする)ことは簡単にできます。手軽に始められる復習方法なので、是非試してみて下さい。