体験日記vol.1 〜今年の夏は、セブ島に留学します!〜
体験日記vol.2 〜姉妹、はじめてのレッスンを受ける〜
体験日記vol.3 〜子どものレッスン、親のサポートは必要?〜
体験日記vol.4 〜オンライン英会話、時間づくりについて〜
体験日記vol.5 〜母もレッスンに夢中〜
体験日記vol.6 〜子どもたちの上達を目の当たりに!〜
そしてついに旅立ちの時
になり、あっという間にセブに旅立つ日がやってきました。
本来なら成田空港からスタートのジュニアキャンプですが、チョージョの林間学校が重なってしまったため途中参加になり、現地まで送る羽目に。
夏休みもかねて、家族そろって初めてのフィリピンへの旅となりました。
14時出発で5時間のフライト、フィリピンのセブ島についたら18時でした。
キレイに新築されたばかりのターミナルを見て心浮き立つ娘たち。
そんなはしゃいだ姿も、エアポートタクシーに乗ってホテルまで向かう間に消えてなくなりました。
初めて目にする「アジアらしい風景」に愕然とする子どもたち…。
車線もなく割り込みながら進む車の数、クラクションを鳴らしながら爆走するタクシー、車の間を器用に縫って進むバイク、笑ってしまうほどたくさんの人を乗せたジプニー、そんな風景を渋滞してなかなか進まないタクシーの窓から眺めている。
さらにその側を水とスナックを売りながら練り歩く子どもたちにドアをノックされて、ついにジージョが泣き出しました。
「ママ、怖い、日本に帰りたい…」
生まれてからキレイな場所しか見たことがない子どもたち(部屋は散らかっているがね)。
世の中に色んな人が色んな場所に暮らしていることも、知らなかった。
何のために私はここに泣いているこの子たちを残していくんだろう、と今更ながらに思いましたが、もう引き返せません。
ITパークでご機嫌が直る
不安になっている娘たちを尻目に、満載のジプニーを見て大はしゃぎで、街の写真を撮りまくる夫。
泣いているジージョの気持ちはさておき、大人はカオスな景色に旅気分が盛り上がります。
「We will arrive in 15 minits.」
タクシーの運転手が言うと、チョージョが「あと15分だね」と言った。
「数字わかるようになったねー」
そんなチョージョを頼もしく思い、泣くジージョも落ち着いてきた頃、
生活感満載の雑多なエリアから、ガードマンのいるゲートをくぐると突然キレイなビルとレストランの立ち並ぶITパークに到着しました。
ITパークはオフィスやレストラン、高級マンションなどが立ち並ぶビジネスエリアです。
ガードマンのいる小綺麗なビジネスホテルのフロントに座ったら二人とも安心して旅行気分が戻ってきたよう。
パーク内のオシャレで清潔なガーデンレストランで家族そろっての最後の夕飯を済ませ、明日はいよいよ別れの時です。
ジュニアキャンプの学校へ
ホテル横のマクドナルドで朝食を済ませた後、英語とITの授業を受けるために学校に送り届けました。
全18日間の留学プログラムは、日本の留学エージェントとセブの語学&IT学校が手掛ける「ITジュニアキャンプ」というもの。
平日は学校で英語4時間、プログラミング3時間の合計7時間もの授業を受け、放課後はコンドミニアムで10名の日本人の子どもが、日本人スタッフ、フィリピン人の家政婦さんのサポートのもと共同で生活します。
週末にはアイランドホッピングやプール遊び、孤児院慰問などのアクティビティも用意されていて、楽しい夏の思い出を作りながら成長してくれることを期待しています。
学校に着いたら、英語の先生と待っていた子どもたちに手を引かれてあっという間に教室に入ってしまった二人。
別れを告げる時間もなく、親のほうが名残惜しい気持ちになってしまいました。
あんなに泣いていた昨日はなんだったの?
拍子抜けしながらも、明るく清潔な学校と親切なフィリピン人先生、日本人現地スタッフを見て安心しながら学校を後にしたのでした。