皆さん、こんにちは!冬にはクリスマスや新年の挨拶等、お祝いのメッセージを送る機会が増えると思います。皆さんは、お祝いのメッセージを英語送る際、どの様なフレーズを使っていますか?中には、”Happy ○○ ! “等、いつも同じようなフレーズを使っているが、何か他に良いフレーズは無いかと思っている方もいると思います。そこで今回は、英語の定番フレーズから、より気持ちを込めたメッセージまで、ポイントと共にご紹介します。寒い冬に、気持ちを込めた暖かいメッセージを送りましょう!
クリスマス&新年の挨拶定番フレーズ
先ずは、馴染みのある定番フレーズから見ていきましょう!
- Happy Holidays! (幸せなホリデーを!)
-相手の宗教を気にせずに色々な場面で使える万能フレーズです。 - Enjoy your holiday! (ホリデーを楽しんで!)
-メッセージとして送るだけではなく、休暇前の別れ際の挨拶にも最適です。 - Merry Christmas! (楽しいクリスマスを!)
- “Merry”とは「陽気な」や「快活な」と言った意味があります。12月24・25日だけでなく、11月の終わりごろから使われる冬の定番挨拶です。 - Have a wonderful Christmas!(すばらしいクリスマスを!)
- Have a の後に、wonderful Christmasを続ける表現も使えます。 - Happy New Year! (幸せな新年を!)
-新年の挨拶の定番フレーズです。文章で “I wish you a Happy New Year”と言う場合は、冠詞の「a」が入ります。
英語では、クリスマスや新年のお祝いメッセージのことを、”Holiday Wishes”と言います。この他にも、誕生日のお祝いのメッセージは “Birthday Wishes”、結婚の場合は “Wedding Wishes”となります。お祝いのメッセージを送ってくれた相手に「メッセージをありがとう!」と返す場合は、”Thank you for your ○○ wishes” と伝えましょう。
クリスマス&新年のお祝いメッセージ
挨拶にはぴったりの定番フレーズですが、メッセージとして送る場合には少し物足りないかもしれません。そこで定番フレーズから少し工夫したクリスマス&新年のお祝いメッセージをご紹介します。
“hope” と “wish” の使い方の違い
お祝いメッセージでよく使われる動詞は “hope” と “wish” ですが、使い方の違いに少し注意が必要です。先ずはこの2つの使い方の違いを確認しましょう。
Hope +that節(願う内容)
“hope” を用いて文を作る際は、that節(that主語+動詞)が続きます。
- I hope you have a nice and warm holiday season. (素敵で温かいホリデーシーズンを!)
- I hope your holiday season is full of peace, joy and happiness. (あなたのホリデイ・シーズンが平和と喜びと幸せに満ちたものでありますように)
Wish 人(願う相手)+名詞(願う内容)
一方 “wish” の場合、”wish” のすぐ後に「人+名詞」が続きます。
- I wish you a nice and warm holiday season.(素敵で温かいホリデーシーズンを!)
*メッセージを書く場合は、”Wishing you a nice and warm holiday season” のように主語を省略して “wishing ~” から始める文も使われます。
- Wishing you love, light, and laughter for Christmas.(クリスマスに愛、光、笑いを!)
May + S V (SがVでありますように)
May も願望を表すお祝い文で使うことができます。Mayの祈願文で注意すべきことは、May S V …の文で、V(動詞)が原形になることです。Mayを使った祈願文の例を紹介します。
- May your Christmas be merry and bright. (クリスマスが楽しく明るいものでありますように)
- May your Christmas be filled with love and joy.(クリスマスが愛と喜びで満たされますように)
- May your holiday season be filled with joy and happiness.(あなたのホリデーシーズンが喜びと幸福で満たされますように)
- May your holidays sparkle with joy and laughter. (あなたの休日が喜びと笑いで輝きますように)
1番目と2番目の例文で、your Christmas の部分を your days に変えて、May your days be … とするとクリスマス以外のシーズンにも使えます。
4番目の例文に出てきた “sparkle”「輝く」も、ホリデーシーズンによく使われる単語です。
クリスマス&新年の挨拶とメッセージ集
それでは、様々なクリスマス&新年の挨拶とメッセージの例を見ていきましょう。
家族・友達・知人・クライアントまで皆に使えるメッセージ
メッセージを送る際は、送る相手によってどんな表現が良いか悩んでしまいますよね。特にあまり親しくない知人やビジネス関連の相手には、気を遣うと思います。ここでは、そんな相手にも送れる丁寧で素敵なメッセージの例をご紹介します。
- We wish you Happy Holidays and a Wonderful New Year! (私たちは、あなたの幸せなホリデーと素晴らしい新年を願っています!)
– 家族や職場から等、複数人からのメッセージとして送る場合は、「I wish」ではなく「We wish」を用います。この例文の様に、クリスマス(休暇)と新年の両方のお祝いのメッセージを並べる場合、同じ形容詞が並ばないように工夫すると良いと思います。
×:Happy Holidays and a Happy New Year!
〇: Happy Holidays and a Wonderful New Year!
〇: Warm Holidays and a Happy New Year! - Happy Holidays and all the best to you in the year to come! (あなたに幸せなホリデーと、新年に幸運がありますように!)
– 「(I wish you) all the best」は「幸運をお祈りしています」という意味で、文の最後に使われることが多い少しかしこまった言い方です。 - Our warmest wishes for a Happy holiday season! (幸せなホリデーに、私たちのお祝いの気持ちを!)
– “Our warmest wishes” は「お祝いの気持ちを」という意味で、クリスマスや新年だけでなく、誕生日や結婚のお祝いのメッセージにも添えられます。 - My warmest wishes for this freezing cold winter!(この凍てつくような寒い冬に、心からの願いを込めて!)
クライアントなど仕事関係の人に感謝を伝えるメッセージ
仕事のクライアントにもクリスマス前にホリデーシーズンの挨拶をされたい方は多いのではと推察します。仕事関係の人には、家族や友達へのメッセージと違うメッセージにした方がいいのではと考える方もおられるかもしれません。つい先ほど紹介したメッセージは汎用性があるので、クライアントへのメッセージで使ってもいいのですが、クライアントへ感謝を伝えるメッセージも紹介します。
- Wishing you a Merry Christmas and a prosperous New Year! Thank you for your continued support and partnership.(メリークリスマス、そして豊かな新年をお祈りします!今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願いします)
- Wishing you a season of joy and continued success in the new year.(喜びの季節と新年も引き続き成功をお祈りします)
“prosperous”「繫栄している」や “continued” 「変わらぬ、引き続き」はビジネスメールでよく使われる英語表現です。
なかなか会えない相手や、親しい相手に気持ちを伝えるメッセージ
親しい相手には、お祝いの気持ちだけでなく、「会いたい」や「あなたの事を考えています」と言った気持ちも伝えたいですよね。ここでは、そんな気持ちを込めたメッセージをご紹介します。
- Thinking of you with lots of love and wishing you wonderful holidays! (たくさんの愛と共にあなたの事を想っています、素晴らしいホリデーを!)
– “Thinking of you with lots of love” は恋人だけでなく、家族や親しい友人にも使える「あなたの事を想っています」と言うフレーズです。 - Wishing we could be together this holiday season! Happy New Year! (このホリデーシーズンに一緒にいられたら良かったのに、幸せな新年を!)
– この文では “wish” は仮定法として用いられているため、”wish” の後には仮定法過去の文が続いています。 - Missing you even more at this time of the year! Merry Christmas! (この時期はよりあなたが恋しいです。楽しいクリスマスを!)
– “missing you” も「恋しい」や「会いたい」という意味で、家族や友人、恋人など親しい人たちに対して使える表現です。
訳)今年はクリスマスのグリーティングカードを送るつもりですか?
訳)はい。今年はオンライングリーティングカードを送るつもりです。
訳)オンライングリーティングカードって楽しそうに聞こえます。
訳)はい、それはとても便利で楽しいです。テンプレートを使ってもいいし、自作のアニメーション付のカードも作ることもできます。
訳)クリスマスのグリーティングカードは、欧米人にとって年賀状みたいなものですね。
まとめ
いかがでしたか。クリスマスと新年の挨拶文を紹介しました。ご自身で使えそうなメッセージはありましたでしょうか。
最後に、お祝いメッセージに使える表現を復習しておきましょう。hope + that 節、wish 人+ 名詞、May + S V の3つを紹介しました。いずれの表現もお祝いメッセージに使える表現ですので、ぜひ英語のお祝いメッセージを書くときに使ってみてください。グリーティングカードに書く以外にも、年末に送るEメールにも書いて使える表現が満載です。
また、家族・友達・知人・クライアントまで広く使えるメッセージ表現や、なかなか会えない相手や親しい相手に気持ちを伝えるメッセージ表現も紹介しました。
クリスマスや新年だからこそ、伝えられるメッセージもあると思います。また、どんな表現が送る相手にぴったりか、考える時間も楽しみの一つです。今年はせひ英語で気持ちの込もったメッセージを作ってみてください。メッセージを送る相手やシチュエーションによって、メッセージ表現を変えてみるのもいいですね。自分の伝えたい気持ちを伝える表現を選んで使ってみてくださいね。
Happy Learning English!