英語を学習する手段の一つにオンライン英会話があり、自宅で受講できたり、自分の好きな時間に受講できたりと自由度の高い点が魅力です。

しかし、対面形式の英会話レッスンとは異なり、講師と直接合わない分、どのように挨拶すればいいのか分からない方も多いでしょう。また、挨拶のレパートリーが少なく、いつも同じフレーズしか使っていないというケースもあるのではないでしょうか。

そこで今回は、オンライン英会話で使える挨拶フレーズを解説します。

レッスンの始まりや終わりはもちろん、講師と再開したときなどに使えるフレーズも紹介しますのでぜひ参考にしてください。 

レッスンの始まりで使えるフレーズ

まず、レッスンの冒頭では必ず挨拶をするシーンがあります。冒頭の挨拶はむずかしく考える必要はなく、中学校などで習った英語で問題ありません。

基本の挨拶

Aさん
Nice to meet you.
はじめまして。
Bさん
Nice to meet you, too.
こちらこそはじめあまして。

こちらは基本の挨拶ですが、初対面のときに使われるケースが多いです。相手の敬意を表現できる挨拶なので、基本表現として覚えておきましょう。

基本の挨拶②

Aさん
How are you?
こんにちは、元気ですか?
Bさん
I’m good.
元気です。

「How are you?」も頻繁に使われる挨拶フレーズですね。「元気ですか?」と訳されることが多いですが、「おはよう」または「こんにちは」のようなニュアンスが強い表現です。

また、「How are you?」と言われたら、その日の調子を細かく答えることもできますが、「I’m good.」と返すのが基本です。返事に困らないようセットで覚えておくとよいでしょう。

遅刻してしまったときに使える挨拶

オンライン英会話では、接続の不具合などで参加に遅れてしまうこともあるでしょう。その場合は、先ほどの挨拶表現よりも遅刻したことを謝罪する英語表現を使いましょう。

Aさん
I’m sorry I’m late.
すいません、遅れました。

簡単な表現ですが、遅刻したことを謝罪できます。

Bさん
I’m sorry I’m late. Thank you for waiting.
すいません、遅れました。待っていてくれてありがとうございます。

こちらは謝罪の表現と、待ってもらったことに対して感謝を表現できるフレーズです。もし遅刻したとしても、謝罪や感謝の気持ちを伝えられれば気持ちよくレッスンを始められます。 

自己紹介で使えるフレーズ

自己紹介で使えるフレーズ

始まりの挨拶のほか、初対面の講師とのレッスンではお互いに簡単な自己紹介をするのが一般的です。

Aさん
Hello, this is Yuko. Nice to talk to you, Jane.
こんにちは、裕子といいます。お話しできて光栄です。

名前を伝えるほか、趣味や家族構成、旅行の話、英語の学習経験などポジティブで会話が広がりやすい内容を含めるのがおすすめです。長々と自己紹介をする必要はありませんが、簡単にバックグラウンドを説明できるとよいでしょう。

Aさん
Recently I’ve begun jogging every morning and I feel great.
最近毎朝ジョギングを始めて、気分がいいです。
Aさん
My hobby is playing tennis.
わたしの趣味はテニスをすることです。
Aさん
I have an older sister.
わたしには姉がいます。
Aさん
I have been learning English for about three years.
わたしは3年ほど英語の学習をしています。
Aさん
My name is Yuko and I work in sales for an insurance company.
わたしの名前は裕子です、保険会社で営業をしています。

そのほか、出身や訪れたことのある国など、自分のことを表現できる内容を簡単に説明できるとよいでしょう。 

同じ講師と再会したときに使えるフレーズ

自己紹介で使えるフレーズ

複数回オンライン英会話を受講していると、レッスンが楽しい講師を見つけて指名することもあるでしょう。その際は、初対面の方に対する挨拶ではなく、何度か話している相手に対する挨拶フレーズを使う必要がありますね。

Aさん
Hello, Jane, Yuko speaking. It’s great to talk with you again.
こんにちはジェーン、裕子です。また話せてうれしいです。

 

Aさん
Hi, this is Yuko speaking, how are you today?
こんにちは、裕子です。調子はどうですか?

このように、合っている回数に応じて挨拶フレーズを使い分けられると自然です。

Aさん
Hello Jane, it’s been a long time. How are you doing?
こんにちはジェーン、久しぶりですね。調子はどうですか?

「it’s been a long time」というフレーズを含めることで、久しぶりに話すニュアンスが伝えられます。数か月ぶりなど、期間が空いて受講する講師に対して使うのがおすすめです。 

使えると便利なレッスン中のフレーズ

レッスン中、接続が悪くなったり、講師の英語が理解できなかったりしたときに使えると便利なフレーズを解説します。

Aさん
Sorry, I couldn’t catch what you just said. Could you say that again please?
すいません、聞き取れませんでした。もう一度言っていただけますか?
Aさん
Could you repeat that?
繰り返していただけますか?
Aさん
Could you speak more slowly?
もっとゆっくり話していただけますか?
Aさん
Could you please speak a little louder?
もう少し大きな声で話していただけますか?
Aさん
I can’t hear your voice. Are you on mute?
あなたの声が聞こえません。ミュートになっていませんか?

ただ聞こえないだけでなく、何が問題で理解できなかったのかまで伝えると、よりスムーズに意思疎通ができるでしょう。

レッスンの終わりに使えるフレーズ

レッスンの終わりに使えるフレーズ

レッスンが終わるときも気を抜かず、感想や感謝を伝えられると気持ちのよいコミュニケーションとなります。 

基本的な終わりの挨拶

Aさん
Thank you Jane, I enjoyed speaking with you. Have a good evening.
ジェーンありがとう、あなたと話せて楽しかったです。楽しい夜をお過ごしください。

こちらは基本的な終わりの挨拶です。講師が生徒に対して使うこともあれば、講師に対して使うこともできます。 

感謝の気持ちを伝える終わりの挨拶

Aさん
Thank you very much for your lesson, Jane. I learned new things from you.
ジェーン、レッスンをしてくれてありがとうございました。新しいことをたくさん学べました。

感謝の気持ちを伝えるときはやはり「Thank you」を使った表現が基本になりますね。「楽しかった」「新しいことを学べた」などプラスの気持ちを伝えるのがおすすめです。

まとめ

今回はオンライン英会話で使える挨拶表現について解説しました。

オンライン英会話は対面ではない分、気持ちよくレッスンをするには言葉できちんと挨拶をすることが重要になります。初めから終わりまで、レッスンが気持ちよく進むように挨拶フレーズを使いこなせるようにしておきましょう。

また、初対面なのか、複数回授業を受けている講師なのかによって、使うべき表現が変わるのもポイントです。

覚えたフレーズをスムーズに使いこなせるようになれば、自分なりにアレンジしてみるのもおすすめです。オンライン英会話では必ず使う表現なので、言葉に詰まることにないよう積極的に使ってみてくださいね。