「騙すの英語表現を完全習得しよう!」

皆さんは英語で「騙す」を表現できますか?

こちらの記事では、英語学習者向けに、騙すを表す英語表現の種類や使い方、さらには具体的な例文を紹介します。

騙すに関する英語表現が分からなくて困っている人や、英語で騙すについて話したいと思っている人は必見です!

「騙す」を英語で表現する方法

まずは、「」を意味する英単語を3つ紹介していきます。

  1. “Trick”
  2. “Deceive”
  3. “Mislead”

それぞれの単語の意味や使い方・例文を確認していきましょう。

“Trick”

“Trick”は、人をだますために計略を用いることを表します。普通は面白い、あるいはずる賢い方法を使って相手を騙すことが多いです。

品詞は「騙す」として使う場合は、動詞となりますが、名詞でも意味を持ちます。意味は、「たくらみ」や「策略」となるため、一緒に覚えておきましょう。

Aさん
He tricked me into believing that he was a famous actor.

訳)彼は「有名な俳優です」と言って私を騙した。

“Deceive”

“Deceive”は、人を騙すことを表す比較的フォーマルな言い方です。目的は相手を欺き、正しい情報を与えないことが多いため、悪い意味で使われます。

品詞は「動詞」となり、「騙す」のほかにも「欺く」や「思い違いをさせる」という意味がある単語です。

Aさん
The company was accused of deceiving its customers by hiding important information.

訳)その会社は、重要な情報を隠してお客様を騙したとして非難されました。

“Mislead”

“Mislead”は、人々が正しい情報を得られないように意図的に誤った情報を与えることを表します。

品詞は「動詞」であり、過去形で使う場合は”misled”という形を使うので注意しましょう。

日本語でも「ミスリード」という言葉がありますが、この単語が元となった表現となります。

Aさん
The newspaper article misled readers into thinking that the celebrity was guilty of a crime.

訳)その新聞記事は、読者に有名人が罪を犯していると勘違いさせるものでした。

「騙す」に関連する表現

「騙す」に関連する表現

次は、「」に近しい意味を持つ表現を確認していきましょう。

  1. ズル:“Cheat”
  2. 詐欺:”Scam”
  3. 詐欺師:“Trickster”

それぞれの単語の意味や使い方、例文を解説します。

ズル:”Cheat”

“Cheat”は、「不正を働く」や「ごまかす」という意味があります。試験やゲームなどで不正行為を行う場合に使われることが多く、いわゆる「ズル」を指す言葉です。

品詞は「ズル」の場合は、名詞となりますが、動詞で「騙す」という意味もあります。

ゲームを頻繁にプレイする方は、「チーター」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。この表現は、“Cheat”に”er”を付け加えることで意味が成立する”Cheater”という言葉から来ています。

Aさん
He cheated on the exam by using a cheat sheet.

訳)彼はカンニングペーパーを使ってテストでズルをした。

詐欺:”Scam”

“Scam”は「詐欺を働く」という意味です。いわゆる、詐欺師がある商品やサービスを提供することで、相手を騙してお金を得る行為を指します。

品詞は「詐欺」の意味で使われる場合名詞となりますが、動詞で使う場合は「騙す」という意味になるため、覚えておきましょう。

“Scam”はという表現は、仮想通貨やNFT関連に触れたことがある方は、聞いたことがあるかもしれません。

Aさん
He fell victim to an online scam and lost all his money.

訳)彼は、ネット詐欺の被害に遭い全財産を失ってしまった。

詐欺師:”Trickster”

“Trickster”は、「いたずら好きな人」または「騙す人」という意味です。騙した相手に被害を与えることを目的とする場合がありますが、悪意のないいたずらや冗談をする場合もあります。

品詞は名詞のみ存在し、可算名詞でのみ意味を持つ単語です。

Aさん
He’s always been a bit of a trickster, playing practical jokes on his friends.

訳)彼は昔から仲間に悪ふざけをする、ペテン師気質なところがある。

「騙す」の実戦練習|例文紹介

Trick

最後に「騙す」を使った実戦練習をしていきましょう。

対話形式の例文を用意したので、ぜひ参考にしてください。

“Trick”の例文紹介

Aさん
Did you hear what happened to John at the party last night?

訳)昨夜のパーティでジョンがどうなったか聞いた?

Bさん
No, what happened?

訳)いや、なんかあったの?

Aさん
Someone tricked him into drinking a cup of vinegar instead of beer.

訳)誰かに騙されて、ビールの代わりにお酢を飲まされたんだよ。

Bさん
That’s terrible! Did he get sick?

訳)ひっど、大丈夫だったの?

Aさん
Yeah, he had to leave the party early.

訳)うん、でもパーティから早くいなくなったよ。

“Deceive”の例文紹介

Aさん
I can’t believe my friend deceived me like that.

訳)友達があんな騙し方したのが信じられない。

Bさん
What happened?

訳)何があったの?

Aさん
She told me she was going to pay me back the money she borrowed, but then she disappeared and stopped answering my calls.

訳)借りたお金を返すと言ったのに、姿を消して電話にも出なくなった。

Bさん
That’s awful. You should confront her about it.

訳)ひどいね。直接突きつけるべきだよ。

“Mislead”の例文紹介

Aさん
I heard you had some trouble with your new car. What happened?

訳)車でトラブったって聞いたけど、なんかあったの?

Bさん
Yeah, the salesman at the dealership misled me about the car’s condition. He said it was in great shape, but it ended up having a lot of problems.

訳)あ~、車のディーラーが騙してきたんだよね。彼は車の状態が「良い」って言ってたのに、問題だらけだったんだ。

Aさん
That’s frustrating. Did you talk to the dealership about it?

訳)それはイラつくね。販売店には相談したの?

Bさん
Yes, I did. They offered to fix the problems for free, but it was still a hassle.

訳)うん、無償でどうにかしてくれるみたいだけど、それでも余計な手間がかかるね。

まとめ

今回の記事では、英語で「騙す」を表す様々な単語とその使い方について紹介しました。3つの言い方を最後に復習していきましょう。

  1. “Trick”
  2. “Deceive”
  3. “Mislead”

英語を使った「騙す」の表現は、日常会話やビジネスの場でも頻繁に使われる表現の一つです。

今回の記事を参考に、「騙す」を正確に伝えるための表現を学び、英語力の向上に役立ててみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。