オンライン英会話に興味があるものの、なんとなく苦手意識があって入会できないという方も多いのではないでしょうか。また、体験レッスンを受けてみて、苦手意識を持ってしまった方もいるでしょう。

オンライン英会話が苦手だと感じるのはいくつかの原因が考えられ、原因を知ることで対策が可能です。

そこで今回は、なぜオンライン英会話が苦手だと感じるのか解説したうえで、対処法やスムーズにレッスンを進めるコツについて解説します。

オンライン英会話が苦手だと感じてしまう要因

オンライン英会話は1レッスン25分が基本であり、英語で25分会話をするのは初心者にとって長く感じられるものでしょう。

たとえ25分が長いと感じても、終わってみると楽しかったと感じる方もいれば、心が折れて苦手意識が強まってしまう方もいて、感じ方は人によって異なります。

ここでは、オンライン英会話が苦手だと感じてしまう原因は主に4つあります。

沈黙になるのがストレス

日本人同士でも、初対面の相手と会話するときは話すことがなくなって沈黙が続くことがあります。仲のよい相手なら沈黙でも心地よいと感じられることが多いですが、初対面の人を相手に沈黙が続くとストレスに感じてしまいがちです。

とくに英語で会話をする場合、「相手の言っていることが聞き取れなかったらどうしよう」「返答が思い浮かばなかったらどうしよう」といった想像から不安になるものでしょう。

ただ、英語初心者が始めてオンライン英会話に参加するときは、沈黙が生まれるのも珍しくありません。ただ、「沈黙=よくないこと」というイメージが強いため、苦手意識が強調される原因といえます。

外国人の講師と英語だけで話すのが不安

オンライン英会話は日本人講師も在籍していますが、外国の講師がレッスンを行うこともあります。

そもそも英語だけで会話することのハードルが高いうえに、外国の講師なら日本語が一切使えないという制限もプラスされます。

そのため、英語が聞き取れない、話せないことへのプレッシャーに加え、いざというときに日本語が使えないというストレスから苦手意識を持ってしまいがちです。

英語を話した経験がなくて怖い

これまで学校の授業でしか英語に触れる機会がなかったという場合、英語を話したことがなくて怖い、苦手だという意識を抱いている方もいるのではないでしょうか。

留学するなど特別な経験がない限り、外国人と25分も英語で会話する機会はほとんどなく恐怖心を抱いてしまいがちなのです。このような経験不足から、なんとなく苦手意識を持っている方もいるでしょう。

マンツーマンで人と話すのが苦手

英語で話す以前に、日本人同士でもマンツーマンで人と会話するのが苦手という方もいるのではないでしょうか。

マンツーマンで会話することに緊張してしまう場合、英語しか使えないオンライン英会話はさらにストレスを感じ、結果的に苦手だと認識してしまいがちです。

そもそもマンツーマンで会話するのが苦手な方は、1対1が基本のオンライン英会話ではなく、グループ学習が可能な英会話レッスンに参加してみるなど、自分自身の性格に合わせて環境を選択するのがおすすめです。

オンライン英会話が苦手だと感じる場合の対策

オンライン英会話が苦手だと感じる場合の対策

オンライン英会話も対する苦手意識が強い場合、せっかく英語を学ぶ意欲があってもレッスンに参加するのが億劫になりがちです。

ただ、きちんと対策をすることで、オンライン英会話に対する苦手意識を解消できる可能性があるため、一つひとつ解説していきます。

沈黙になったときに使えるフレーズを準備しておく

オンライン英会話を受講するときは、困ったときに使える便利なフレーズを用意しておくと、沈黙が生まれるのを防止できます。

Aさん
Sorry?
もう一度お願いします。
Aさん
Can you please speak more slowly?
もう少しゆっくり話してもらえますか?
Aさん
How can I say..
えっと……
Aさん
Can I take a memo?
メモを取ってもいいですか?

このように、パッと沈黙を回避するフレーズを用意しておくことで、心理的にも安心してレッスンを受けられます。

日本人講師によるオンライン英会話レッスンを受ける

困ったときに日本語が話せないのは不安に感じるという方は、日本人講師のレッスンを受けるのが対策の一つです。

オンライン英会話は外国人講師からレッスンを受けなければならないという決まりはなく、日本語が通じる環境にしておくことで英会話への苦手意識を軽減できるでしょう。

ただ、日本人講師は数が少なく需要が高いため、レッスン料がやや高めである点には注意してください。

フリートークのレッスンを選ばない

オンライン英会話は、好きなことを自由に話せるフリートークというレッスンスタイルがありますが、英語初心者にはあまりおすすめしません。

フリートークは自由度が高い分、レッスンの流れが決まっていないのである程度の英語力がなければ会話が続きません。初心者がフリートークに参加すると沈黙ばかりになっていまい、「全然話せなかった」と苦手意識につながりがちです。

そこで、英語初心者はフリートークを選択せず、教材を使ったレッスンに参加するようにしましょう。教材があれば基本的な流れが決まっているので、レッスンに慣れれば恐怖心がなくなります。

自分の英会話力に期待しない

「うまく話せるだろうか」「きちんと英語を聞きとれるだろうか」と気負いするのではなく、「できなくて当然」と英語力を過信しないことも対策の一つです。

英語を使った会話をしたことがなければ、できなくて当然だと考えておけば、うまくいかなかったときに落ち込まずに済みます。

オンライン英会話のレッスンをスムーズに進めるコツ

オンライン英会話のレッスンをスムーズに進めるコツ

最後に、オンライン英会話経験が少ないときに、スムーズにレッスンを進めるコツについて解説します。

初心者であることを講師に伝える

初心者なら、最初に「初心者です」と伝えるのがおすすめです。

英語初心者だからといってがっかりされることはなく、きちんと英語力をみながら会話を進めてくれるでしょう。英語力があるなら一般的なペースで、英語力が十分でない場合は、ゆっくりと会話してくれるはずです。

初心者であることを素直に伝えておくことで、講師が受講生のペースに合わせてくれることに加え、わからなかったときに聞き直しても問題ない雰囲気になるでしょう。

挨拶や自己紹介のフレーズを用意しておく

初めての講師のレッスンを受ける際、最初に挨拶と簡単な自己紹介をするのが一般的です。

レッスン前はいろいろ想像して不安になりがちなので、まずは挨拶と自己紹介の英語フレーズを用意しておくようにしましょう。挨拶と自己紹介が英語でできれば、スムーズにレッスンに入れるのでおすすめです。

英語力がなくても大きな声ではっきり話す

英語力に自信がない場合、「間違ったらどうしよう」「英語が下手で恥ずかしい」といった感情が邪魔をして、声が小さくなりがちです。

しかし、英語力アップを目的として受講しているため間違って当然であり、はっきりと大きな声で話すことでスムーズにレッスンを進められます。

まとめ

今回は、オンライン英会話が苦手だと感じる原因や対策について解説しました。

オンライン英会話は慣れない英語で会話を進めなければならない、初対面の講師からレッスンを受けるなど、さまざまな要因があって苦手意識を感じてしまいがちです。

しかし、沈黙になったときや困ったときの英語フレーズを用意しておく、挨拶や自己紹介の英語フレーズを考えておく、日本人講師のレッスンを受けるなど、苦手に対して対策をすることで、苦手意識を和らげられます。

ぜひ今回の記事を参考に、楽しみながらオンライン英会話に参加してみてください。