オンライン英会話には「予約型」と「予約不要型」の2種類のシステムがあります。初めてオンライン英会話を使うとなると、どちらのシステムのサービスを選べばよいか迷ってしまうでしょう。
そこで今回は、オンライン英会話の予約型と予約不要型それぞれのメリット・デメリットなどを踏まえ、どちらを選ぶべきか詳しく解説していきます。
これからオンライン英会話を始めようと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
オンライン英会話は予約型と予約不要型のどっちがいい?
オンライン英会話は大きく分けて、レッスンを前もって予約しなければならない「予約型」のものと、予約をしなくても好きなときにレッスンを受けられる「予約不要型」のものの2種類があります。
そこで気になるのが、予約型と予約不要型のどちらを使った方がよいのかという点でしょう。しかし、それぞれにメリットとデメリットがあるので、残念ながら、どちらがよいかを一概に決めることはできません。
予約型と予約不要型のどちらが合っているかを決めるためには、双方のメリット・デメリットを踏まえることが大前提です。
それでは、それぞれのメリットとデメリットについて、次の見出しから詳しく確認していきましょう。
予約型オンライン英会話のメリット・デメリット
ここでは、予約型オンライン英会話のメリット3点とデメリット2点について、詳しく確認していきましょう。
メリット①:毎回のレッスンのモチベーションが上がる
予約をしたうえでオンライン英会話のレッスンを受けると、毎回のレッスンのモチベーションが上がるというメリットが得られます。
「〇日の△時に受ける」と前もって決まっていれば、そこに合わせて予習を行い、終わった後は復習をするなど、1回1回のレッスンを大切に受けることに繋がります。
レッスン直前に予約ができるオンライン英会話も多くありますが、このメリットを最大化するためには、できるだけ前もって予約を入れておくことをおすすめします。
メリット②:自分に合った講師を選べる
予約時は、レッスンの日程だけでなく講師も同時に選ぶのが一般的です。そのため、予約型のオンライン英会話では、自分の合った講師を選べるというメリットも得られます。
講師も生徒も同じ人間なので、相性がよいこともあれば、なんだかしっくり来ないこともあるはずです。他の人のレビューや評価などを参考にしながら、吟味したうえで予約していけば、相性ぴったりの講師がきっと見つけられるでしょう。
メリット③:お気に入りの講師をリピート指名できる
お気に入りの講師が見つかったら、その人を繰り返し指名できる点も大きなメリットです。
後述する予約不要型の場合、毎回空いている講師がレッスンを担当するので、お気に入りの講師ができたとしても、その人のレッスンがまた受けられる保証はありません。
とはいえ、予約型の場合も、毎回必ず同じ講師を指名できるとは限りません。そのため、できれば1人に絞らず、2~3人ほどお気に入り講師を確保しておくことをおすすめします。
デメリット①:予約が取りづらいときがある
予約型オンライン英会話のデメリットとしては、予約が取りづらいときがある点が挙げられます。
まず、オンライン英会話は多くの人の仕事が終わった後、つまり午後7時~10時ごろが最も混み合います。そのため、この時間帯に講師を指定して予約しようと思うと、なかなか予約が取れない可能性が高いです。
そこでおすすめしたいのが、朝のうちにレッスンを受けること。朝ならニーズがそこまで集中していないので、比較的簡単に予約を取ることができます。また、日本と海外では時差があるので、その時間が講師にとっても都合がよいことも多いです。
デメリット②:予約をキャンセルできないことがある
予約型オンライン英会話は、予約をキャンセルできないことがある点にも注意が必要でしょう。
予約したからには、講師もその時間に準備をしなければならないので、直前にキャンセルする行為、いわゆる「ドタキャン」は迷惑になります。その結果、レッスン時間が近くなってからキャンセルしようとすると、1回分のレッスン料金がかかってしまうことが多いです。
そのため、急な予定変化が頻繁に起こる人の場合は、後述する予約不要型も検討してみるとよいでしょう。
予約不要型制オンライン英会話のメリット・デメリット
ここでは、予約不要型オンライン英会話のメリットとデメリットを、それぞれ2点ずつ確認していきましょう。
メリット①:急な隙間時間にレッスンが受けられる
予約不要型のオンライン英会話は、ふいに生まれた隙間時間にレッスンが受けられる点が、大きなメリットとして挙げられます。
たとえば、意外と家事が早く片付いて、30分くらいの暇な時間ができたようなときも、事前予約なしですぐにレッスンが受けられます。
メリット②:短期間で集中的にレッスンが受けられる
予約不要型だと、先述の通り隙間時間にどんどんレッスンが受けられるので、短期間で集中的に受講できる点もメリットでしょう。
予約不要かつ受け放題のサービスなら、毎日英語漬けにする生活も実現できます。
デメリット①:講師の指名ができない
予約不要型のデメリットとしては、講師の指名ができない点が挙げられます。
予約不要型のオンライン英会話では、常に一定数の講師が待機していて、その中から希望の講師を選ぶシステムが多いです。そうなると、自分が受けたい時間に希望の講師がいるとは限らず、毎回一期一会になります。
そのため、誰でもよいから今すぐレッスンを受けたい場合ならよいですが、お気に入りの講師のレッスンを受け続けたい場合は、予約型の方がよいといえるでしょう。
デメリット②:予習復習をせずにレッスンを受けてしまう
予約不要型のオンライン英会話は、毎回の予習復習がおろそかになりがちな点にも注意が必要です。
オンライン英会話に限った話ではないですが、何かを学ぶ際、レッスンを受けるだけでは充分な効果が得られません。教わった内容を頭にしっかり定着させるためには、予習復習を行うことが非常に重要です。
しかし、予約無しでいつでも受けられるとなると、その手軽さから、予習せずに気楽に受けることが癖になってしまう可能性があります。
予約型にしても予約不要型にしても、毎回のレッスンを大切にする気持ちは忘れないようにしましょう。
こんな人はレッスンを予約した方がいい?目的別の相性を解説
以上見てきたメリットとデメリットを踏まえ、予約型と予約不要型、それぞれに相性がよい人の特徴を、学習目的や特徴別に確認していきましょう。
予約型オンライン英会話が向いている人
以下の学習目的や特徴が当てはまる人は、予約型オンライン英会話が向いているでしょう。
- 予習復習をしてレッスンの効果を高めたい
- 自分に合った講師を探したい
- お気に入りの講師のレッスンを長く受け続けたい
- 予約作業が苦にならない
- 急な予定変更が入ることが少ない
予約不要型オンライン英会話が向いている人
対して、以下の項目を重視している人にとっては、予約不要型のオンライン英会話が合っている可能性が高いです。
- 空いた時間にすぐレッスンを受けたい
- 1回1回の質よりも数をこなしたい
- 講師は毎回違っても問題ない
- 予約作業が面倒に感じられる
- 急な予定変更が頻繁にある
まとめ
今回は、オンライン英会話の予約型と予約不要型、それぞれのメリットとデメリットを詳しく確認してきました。
結論としては、人によってどちらのシステムがよいかが異なるので、自分の学習目的や性格などを考慮したうえで、ストレスの少ない方を選ぶことが大切です。
また、多くのオンライン英会話には無料体験が付いているので、その期間内でシステムとの相性を見極めるのもよいでしょう。
それでは、これからも楽しい英語学習を。
Let’s enjoy!!
中学では英語が大の苦手で、偏差値30台。高校時代に詰め込み勉強に嫌気がさして一念発起。独学で勉強を進めるうちに「大切なのは覚えることではなく、イメージを理解することだ」と気づき覚醒。模試の偏差値は最高80に。 苦手を得意にした経験を活かし、約10年の学習塾講師経験(+人見知り克服のためのアパレル店員経験)を経て、現在はWEBライターとして独立。「何故がわかる英語学習」をモットーに活動を続けています。