オンライン英会話はレッスンを受ける前に予習をしていくと非常に効果的に英語力をアップさせることができます。
これにはオンライン英会話ならではの「話すこと主体」のレッスン形式であることが深く関わっています。
この記事では、オンライン英会話のレッスン前に予習をすることがなぜ効果的なのかだけでなく、どんな風に予習をすれば良いのかも詳しく解説します。
この記事を読み終わる頃には、効果的な予習をしてオンライン英会話のレッスンを何倍にも効果的に受けられるようになっているのでぜひ最後まで読んでください。
オンライン英会話に予習が必要な理由とは?
オンライン英会話のレッスンには予習が必要です。
なぜなら、以下の大きなメリットを得られるからです。
学習効率がグッと良くなる
オンライン英会話で予習をしていくと、学習効率がグッと良くなります。
なぜなら、オンライン英会話のレッスンを想定して予習をすることで、頭の中で英語のリハーサルが行われるからです。
外国語を習得するための「第二言語習得論」という研究では、「インプット9割、アウトプット1割の割合で勉強するのが効果的」というのが通説となっています。
インプットとは、英語を読んだり聞いたりして、英語を取り入れることを指します。
対してアウトプットは、英語を書いたり話したりして、頭の中の英語を文字や言葉に書き出すことを指します。
第二言語習得論では、アウトプットは英語を話す練習というよりも、インプットの勉強を効率化する「儀式」の役割の方が強いと考えられています。
インプット(読んだり聞いたり)だけをするよりも、インプット(読んだり聞いたり)した言葉や構文を「使う機会」があるだけで、インプット(読んだり聞いたり)した外国語を頭の中でアウトプット(書いたり話したり)するリハーサルがされるので、外国語の習得率が上がる…というメカニズムです。
つまり、オンライン英会話のレッスンを控えた状態で行われる予習は、普通に座学だけで行う予習よりも大幅に効果的だと言うことができます。
あたふたしなくて済む
オンライン英会話のレッスン前に予習しておくことで、レッスン中にあたふたすることがグッと少なくなります。
なぜなら、予習をしておくことで「想定外」のやり取りをグッと減らせるからです。
日本語で話していても、想定外の質問や話題に対応するときは少し焦ったり混乱してしまいますよね。
ただでさえ焦りや混乱を起こしやすい「想定外」な話が、母国語ではない言語で起こるとさらに大変です。
こうした「想定外」の質問や話題は、予習をすることでかなり対策できます。
レッスンで行う話題やポイントを予習であらかじめ知っていれば、想定外だった話題やポイントを「想定内」に変えることができるからです。
あたふたせずにレッスンが進むことで、普段の調子でレッスンに挑むことができ、結果効果的に英語を身につけるのを期待できますよ。
レッスンで焦点を絞った学びが期待できる
オンライン英会話レッスンで予習をしていくことで、「焦点を絞った学び」が期待できます。
なぜなら、予習をしていくことで、自分が苦手なフレーズや文法事項をあらかじめ知った状態でレッスンに挑めるからです。
予習をすることで、次のレッスンを自分一人で疑似体験することができ、自分一人で理解できるところは予習だけで理解でき、さらに自分の理解できないところがどこかを知ることができます。
自分で理解出来なかった部分があらかじめわかっていれば、講師がいるレッスン中に苦手なところを集中して教えてもらうことができますよね。
予習をしていくことで、自分の苦手な部分に焦点を絞って取り組めるので、効果的に英語が身につくと言えるわけです。
オンライン英会話で予習と復習どっちがより重要?
先ほどオンライン英会話で予習が必要な理由について、具体的に説明させていただきましたが、「復習も必要だろうし、予習と復習ではどっちがより重要なんだろう」と思われるかもしれません。
成果を上げる上でより重要なのは予習
結論から言えば、予習と復習で、より重要なのは予習だと言えます。
なぜかというと、先ほど説明した「オンラインレッスンに予習が必要な理由」にもあるように、インプット9割で、その日に学習することに焦点を絞って予習しておくことで、あたふたせずに、第二言語がより効果的に習得できるようになるからです。
予習すれば復習はしなくてもいいのか?
「予習がそんなに重要で、予習したら第二言語が効果的に習得できるなら、復習はしなくてもいいのか?」という疑問が湧いてくるかもしれません。
予習の効果を最大限に活かすためには、もちろん復習も必要ですが、予習をしっかりしておくことで、復習の時間はグッと短くなり、ポイントをおさえた効率よい復習で済みます。
記憶力は人によって大きく違います。第二言語の単語や熟語、文法を完璧にマスターして、ネイティブと同じぐらいのレベルで使いこなせるようになるには相当な時間がかかりますし、どれぐらい復習したら、そうなれると言えません。
しかし、きちんと予習をして、レッスンで焦点を絞った学びをし、ポイントをおさえた復習をすることにより、学んだことが定着しやすくなります。
予習と復習の相乗効果
レッスンで使うテキストに事前に目を通して予習をしておくことで、第二外国語の習得に効果が出ますが、どのように復習をすれば、その効果を持続できるのでしょうか?
レッスン直後にその日学んだことを軽く復習しておいて、しばらく時間を空けてまた復習することで、学んだことの定着率が良くなります。
次のレッスンの前に予習をする前に、前回のレッスンで学んだことを復習し、その後、次のレッスンの予習をするのも、定着率のアップに効果的だと考えられます。
オンライン英会話の効果的な予習方法とは?
オンライン英会話で効果的に予習するには、それぞれのレッスン形態に応じて以下のことを意識すると効果的です。
レッスン(授業)形式の場合
レッスン(授業)形式の場合は、予習で単語や文法事項など、そのレッスンの課題の中心になるものの「わからない部分、あやふやな部分」を明確にしておくと効果的です。
なぜなら、自分のわからない部分、あやふやな部分に焦点を絞ってレッスンを受講できるからです。
自分の苦手な部分に焦点を絞れば、限られたレッスン時間の中でも最大限効果的に英語を上達させられます。
フリートーク形式の場合
オンライン英会話のレッスンがフリートーク形式の場合は、話したい話題について英語で情報収集するのが効果的です。
なぜなら、英語で情報収集することで、以下のプロセスを経るからです。
- レッスンで話す話題に対して「英語で」考えることができる
- 集めた英語の情報を使って、レッスンでどのように話すかを頭の中でリハーサルできる
例えば、自分の業界について英語で話すのは難しいでしょう。なぜなら、自分の業界について「日本語で」扱っているからです。
しかし、自分の業界について「英語で」扱っていれば、普段と同じ感覚で自分の業界について英語で話せるでしょう。
自分の業界について「英語で」扱うのと同じで、あらかじめ「英語で」情報収集をすれば、情報収集をしたときと同じ表現を使って英会話ができます。
結局は「話すことを想定した脳内リハーサル」が大事
レッスン(授業)形式の場合もフリートーク形式の場合も、レッスンを受けることを前提にして「話すことを想定して頭の中でリハーサルをする」ことが大切です。
予習した内容を使って、頭の中でいくつかリハーサルを行うことが、学習を効果的にするわけです。
オンライン英会話のレッスンを予習なしで挑むとどうなる?
オンライン英会話のレッスンに予習なしで挑むと非常にもったいないです。
予習なしで挑むと、レッスンにぶっつけ本番で挑むこととなり、前項「オンライン英会話に予習が必要な理由とは?」でお伝えしたメリットをゴッソリ見逃すことになります。
また「第二言語習得論」によると、アウトプット(書いたり話したり)の練習ばかりしていると、文法のミスがなかなか改善されないことがわかっています。
「文法がミスばかりでも、伝わりさえすれば良い!」という人はそれでもOKかもしれませんが、単純に英語力の成長が頭打ちになるのはもったいないですよね。
予習をしないでもレッスンに挑むことはできますが…
- 学習効率が落ちる
- 英語力の成長が頭打ちになる
↑の理由から、予習をしてレッスンに挑むのをおすすめします。
Kimini英会話の効果的な予習教材
教育業界の老舗である学研主催のオンライン英会話、「Kimini英会話」では、多くのコースで効果的に予習ができるコンテンツを用意しています。
PDFでまとめられたテキストだけでなく、YouTubeで観られる動画も用意されているので、気軽に、わかりやすく予習をできます。(レッスンで使うスライドと併せて使うと、より効果的です。)
短時間でこなせる内容なので、電車での移動中や昼食後の休憩時間など、ちょっとしたスキマ時間にも活用できるので利用しやすいですね。
Kimini英会話の予習教材の活用法
「Kimini英会話」では、効果的に予習ができるコンテンツが用意されているという話をしましたが、全23カテゴリ 155コースもあります。
そのうちの代表的な予習教材とその活用法について、いくつか紹介します。
中高生の学習指導要綱に沿った教材で英語力アップ
Kimini英会話の全23カテゴリ 155コースの中でも、特に中高生向けのコースは、中学高校の学習指導要綱に沿った充実した教材になっています。
中学生コースと高校生コースを例に挙げて、具体的な教材の内容を紹介していきます。
たとえば、中学生コース2では、中学2年生で学ぶ単語やセンテンスを中心にレッスンが行われます。学校で学ぶ文法を英語で学び直し、それらを使って会話ができるようになります。
「基本的なレッスンの流れ」を見ると、短いダイアログの例を読んだ後、単語とフレーズ、発音のコツ、キーセンテンス、口慣らしの練習、会話をするという流れになっていることが分かります。
この流れを見ると、どういう順番で、具体的に何を学べるのかが詳しく説明されていますし、教材の予習をどうやってやればいいかというイメージが湧きますね。
高校生コースは、学研の人気教材「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。」に基づいたコースになっています。
高校レベルの文法を学ぶことで基礎力を磨き、さらに学んだ内容を実際に「使える」英語として身につけることができます。
高校生になると、中学生のときより英文法が複雑で難しくなり、英語学習に挫折してしまう人も多いのですが、高校生コースは、学研の人気教材「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。」に基づいているので、挫折せずに学習を続けられそうです。
たとえば、高校生コース2では、「レッスン一覧」を見ると、高校の英文法で大勢の人がつまづきやすい項目を丁寧に採り上げており、定められたトピックについて講師とディスカッションという回もあることが分かります。
高校生コースは、学校で学ぶ重要な文法を使用しながら、それを使った会話の練習もできるという充実した内容になっています。
留学前の日常英会話の練習におすすめ
次に、Kimini英会話の全23カテゴリ 155コースの中で、日常英会話の練習におすすめのコースを紹介します。
海外への短期留学やワーキングホリデーの前に、日常英会話のコースで学習すると、海外での生活がよりスムーズになると考えられます。
オーストラリアのワーキングホリデーとは、18歳から30歳までの協定締結国の国民に対し、12ヶ月間オーストラリアで休暇の機会と、その資金を補うための一時的な就労の機会を与える制度で、円安の昨今、若い人達の間で人気があります。
日常英会話のコースの魅力は、何といっても、日常英会話ですぐ使える英語を学ぶことができることです。
海外留学したとき、自分のことや身の回りのことを英語で正確に伝えることができると、ホームステイ先や寮での生活が楽しくなり、交友関係が広がります。
ビジネス英語の学習におすすめ
Kimini英会話の全23カテゴリ 155コースの中には、ビジネス英語の学習におすすめのコースも準備されています。
Kimini英会話のビジネス英会話は、ビジネス英会話コース1とビジネス英会話コース2の2つのコースがあり、英文法の基本的なルールをビジネスシーンに特化した形でおさらいしながら、実践的なフレーズや単語などを学習していきます。
ビジネスシーンにおける頻出英単語やフレーズが満載されているので、ビジネスでよく使われる語彙が習得できます。
電話応対やメール作成、表やグラフを使ったプレゼンテーションの方法などを、ロールプレイイングを通して実践的な英語力を習得できるので、ビジネス英語の学びたい人に人気があるコースです。
また、このコースには、日本や海外のニュース記事を講師と一緒に読み、内容についてディベートするレッスンが組み込まれているので、英語で論理的に自分の意見を述べる力が鍛えられます。
まとめ
この記事では、オンライン英会話で予習が必要な理由と、予習をしてからレッスンに挑むことで得られる理由、Kimini英会話の効果的な予習教材とその活用法を紹介しました。
ここまでお読みのあなたは、どうしてオンライン英会話のレッスン前に予習をすると良いのかの理由を知っているだけでなく、具体的にどんな予習をしていくと効果的なのかまでしっかりと理解しているでしょう。
この記事でお伝えした内容が、あなたの英語学習をより充実させられれば幸いです。