子どもたちが日常的に使う英語表現を、世界中の英語圏ごとにいくつかご紹介します。
これらは大人があまり使わない、子どもたち独自の表現です。
赤ちゃんが使う言葉 ”Baby Talk”
英語の赤ちゃん言葉、または「baby talk」は、赤ちゃんや幼児に話しかける際に使われる特別な言葉やフレーズです。
これは、子供たちが発音しやすく、発話を促す効果があるもので、声のトーンを高くし、抑揚をつけて話すことが一般的です。
以下は、英語の赤ちゃん言葉の一部と、それに対応する一般的な英語と日本語の表現です。
家族 Family
- 赤ちゃん言葉: Mommy, daddy, sissy (姉妹), bubby (兄弟), nana (おばあちゃん), papa (おじいちゃん)
- 一般的な英語: Mother, father, sister, brother, grandmother, grandfather
- 日本語: ママ, パパ, ねぇね, にぃに, ばぁば, じぃじ
生活 Life
- 赤ちゃん言葉:
wawa (お水), baba (ミルクのボトル), din-din (夕ごはん), yum-yum (おいしい), tummy (おなか), pee-pee (おしっこ), poo-poo (うんち), potty (おトイレ), binkie (おしゃぶり), jammies (パジャマ) - 一般的な英語:
Water, bottle, dinner, yummy, stomach, pee, poop, toilet, pacifier, pajamas - 日本語:
おみず, マグ, 夕ごはん, おいしい, おなか, おしっこ, うんち, おトイレ, おしゃぶり, パジャマ
乗り物・動物 Vehicles & Animals
- 赤ちゃん言葉:
vroom-vroom (車), choo-choo (電車), nee-naw (救急車), moo-moo (牛), kitty (子猫), doggy (犬) - 一般的な英語:
Car, train, ambulance, cow, kitten, dog - 日本語:
ブーブ (車), シュッシュポッポー (汽車), ピーポーピーポー (救急車), モーモーさん (牛), こねこちゃん, わんちゃん
あいさつ Greetings
- 赤ちゃん言葉:
wakey-wakey (おっきしようね), nap-nap (おひるね), night-night (おやすみ), beddy-bye (ねんね) - 一般的な英語:
Good morning, nap, Good night, sleep - 日本語:
おっきしようね (おはよう), おひるね, おやすみ, ねんね
赤ちゃん向けの英語絵本などによく出てくる表現ですね!
赤ちゃん言葉は、子供たちとのコミュニケーションに役立つものであり、正確な言葉を教えるだけでなく、適切な語りかけも大切ですね。
幼少期に使われる英語表現
English Expressions Used in Childhood
アメリカ合衆国 (USA)
- “Yummy”: 「美味しい」の代わりに使われる表現。食べ物がおいしいと感じたときによく使います。
- “Cool”: 「かっこいい」や「すごい」という意味で使われます。例えば、友達が新しいおもちゃを持ってきたときに「Cool!」と言うことがあります。
- ”Awesome”: すごい、最高。とても感動したときの表現です。
- ”Gross”: まずい、気持ち悪いという意味です。Yukkyなども同様に使います。
イギリス (UK)
- “Brilliant”: 「素晴らしい」という意味。テストで良い点を取ったり、友達が面白いジョークを言ったときに使います。
- “Chuffed”: 「うれしい」という感情を表す言葉。例えば、プレゼントをもらったときに「I’m chuffed!」と言います。
- ”Tasty”: おいしい
- ”Ace”: 最高、すごい。「素晴らしい」や「一流の」を意味します。
- ”Rubbish”: くだらない、だめ。意味のない話や無意味な考えを指します。例えば、「You’re talking complete rubbish.」(あなたの話はまったくのナンセンスだ)。
オーストラリア
- “G’day”: 「こんにちは」の意味。オーストラリアではよく使われます。
- “Heaps”: 「たくさん」や「たくさんの」という意味。例えば、「I have heaps of toys!」と言うことがあります。
- ”Mate”: 友達、仲間
- ”Arvo”: 午後
- ”Snag”: ソーセージ
- ”Choccy”: チョコレート
カナダ
- “Toque”: カナダの寒い地域で使われる「帽子」のこと。冬に頭を温めるために被ります。
- “Double-double”: カナダのコーヒーショップでよく使われる言葉。コーヒーに砂糖とミルクを2つずつ入れたものを指します。
- ”Eh?”: ね?、何?
- ” Poutine”: フライドポテトにチーズとグレービーソースをかけたもの
- ”Loonie/Toonie”: 1ドル硬貨/2ドル硬貨
ニュージーランド
- ”Sweet as”: ニュージーランドではよく使われる「とてもいい、最高」という意味です。
- ”Tiki Tour”: 特定の目的地に行くために景色の良いルートや長い道のりを選ぶことを指します。
- ”Chips”: ポテトチップス
- ”Heaps”: たくさん、たいへんを意味します。
これらは各国で子どもたちがよく使う英語表現の一部です。
地域や文化によってさまざまな表現がありますが、これらの表現は子どもたちのコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしています。
子どもの遊びや日常的な英語フレーズ
Children’s Play and Everyday English Phrases
それでは、懐かしい子どもの遊びや日常的なフレーズをいくつかご紹介しますね。
鬼ごっこ ”Tag”
逃げる子どもたちを鬼役が追いかける遊びです。
「Tag!」と言ってタッチされたら、次にその人が鬼になります。
Let’s play tag!
Sounds nice!
Let’s do it!
I’m it. I’m going to get you! Tag! You’re it!
ケイドロ ”Cops and Robbers”
警察と泥棒の遊びです。
警察が泥棒を捕まえて牢屋に入れる設定です。
I enjoyed cops and robbers a lot!
Let’s play again soon.
かくれんぼ ”Hide-and-Seek”
鬼役が数を数えている間に他の子どもたちが隠れる遊びです。
「hide」(隠れる)と「seek」(探す)の意味です。
Let’s play hide-and-seek!
OK! Let’s do it!
1, 2, 3, …10. Ready or not? There you are!! I found you!
だるまさんがころんだ “Red Light, Green Light”
鬼役が後ろを向いて「green light」と言っている間は他の人は動けます。
「red light」と言って振り向いた時に動いてしまっていたらだめです。
What should we do today?
What do you say to playing ‘red light, green light’?
ハンカチ落とし “Drop Handkerchief/Duck Duck Goose”
鬼役が皆の周りを回り、気づかれないように一人の人の後ろにハンカチを落とします。
鬼が振り向いた時に動いていたら鬼につかまる遊びです。
これらは日本でもお馴染みの遊びですね!
まとめ
子どもが使う表現を、たまに大人が使うのを聞くと「幼いな」というより、「親しみやすさ」を感じるのは私だけでしょうか?
時と場合で使い分けることができれば楽しい英語コミュニケーションになりますね!