【子育て英語】英語教育によって子どもの自己肯定感を高めるアプローチ

子どもたちの自己肯定感を育むために、英語教育においてどのようなアプローチが効果的であるかを探求してみましょう。

「自己肯定感」ってなあに？
What is “Self-Affirmation?”

「自己肯定感」とは、個人が自己価値や能力に対して持つ肯定的な認識や信念のことを指します。

つまり、自分自身に自信を持ち、自分の価値を認めることができる能力です。

自己肯定感は、個人の心理的健康や幸福感に影響を与える重要な要素の一つとされています。

英語教育によって子どもの自己肯定感を高めるアプローチ
An Approach to Enhancing Children’s Self-Esteem Through English Language Education

自己肯定感は、子どもたちが自分自身を受け入れ、信じる力を育む重要な要素です。

以下に、英語教育において子どもたちの自己肯定感を高めるためのアプローチをいくつか紹介します。

ほめ言葉のシャワー 

「誉め言葉のシャワー」とは、英語教育において子どもたちの自己肯定感を高めるために、

積極的かつ定期的に子どもたちに肯定的なフィードバックや称賛を与える方法です。

1. 定期的な称賛　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

毎日、授業の始めや終わりに、個々の生徒やグループに対して何かしらの肯定的なコメントや称賛を行います。

などの言葉を使います。

2. 個別の成果に焦点を当てる

各生徒が達成した個々の成果や努力に注目し、それに対する称賛を行います。

などのように、具体的な業績や努力を讃えます。

3. 個々の強みを認める　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

生徒それぞれの強みや才能を見つけ、それを称賛します。

などのように、個々の生徒の特性や才能を称賛します。

4. ポジティブなフィードバックを提供する

生徒が間違いを犯したり失敗したとしても、その過程で示した努力や向上心を称賛します。

などのように、ポジティブな視点でフィードバックを提供します。

5. 肯定的な雰囲気を作り出す　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

教室全体の雰囲気を肯定的で支援的なものに保ちます。

生徒同士や教師と生徒の間で、相互に称賛やサポートを行う文化を育みます。

自己肯定感を伸ばすフレーズの使用

子どもたちに対して、以下のような自己肯定感を伸ばすフレーズを使ってみましょう。

I am capable of achieving great things.
（偉大なことを達成する能力がある）

I believe in my abilities to overcome challenges.
（困難を乗り越える能力を信じている）

I am enough just as I am.
（私はこれで十分だ）

I am deserving of happiness and success.
（幸福と成功を受ける資格がある）

I am grateful for all that I have accomplished.
（私が達成したすべてに感謝している）

I am constantly growing and improving.
（私は常に成長し、向上している）

I trust myself to make the right decisions.
（正しい決断をする自信がある）

これらのフレーズを自己肯定感を高めるために日常的に思い浮かべることで、ポジティブなマインドセットを保ち、自信を育てることができます。

自己表現の機会を提供

子どもが英語で自己表現の機会を提供する方法はいくつかあります。

英語を使ったゲームやアクティビティ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

子どもたちが楽しみながら英語でコミュニケーションを取れるようなゲームやアクティビティを提供します。

例えば、英語でのストーリータイム、単語やフレーズを使ったゲーム、ロールプレイなどが挙げられます。

アートやクラフト

アートやクラフトを通じて、子どもたちが自分の感情や考えを表現する機会を提供します。

彼らが作品に関する英語で説明したり、作品に英語のキャプションをつけたりすることができます。

ディスカッションやディベート

グループでのディスカッションやディベートを通じて、子どもたちが意見を述べたり、他の人と意見を交換したりする機会を提供します。

これにより、英語での自己表現や議論のスキルが向上します。

プレゼンテーションやショー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

子供たちが自分の興味や才能に関するプレゼンテーションやショーを行う機会を提供します。

彼らが英語で自分のアイデアやパフォーマンスを発表することで、自信を持つことができます。

英語での日常会話の促進　

家庭や学校で、子どもたちに英語を使った日常会話の機会を提供します。

英語での挨拶や感謝の表現、簡単な会話の練習などを通じて、彼らが自然に英語で自己表現できるようにします。

これらの方法を組み合わせることで、子どもたちが英語で自己表現する機会を多様化し、楽しみながらスキルを向上させることができます。

ポジティブなフィードバックの強調

子供たちが英語で何かを成し遂げたときに積極的なフィードバックを提供する方法はいくつかあります。

具体的な称賛　

成し遂げたことに関連して具体的に何を素晴らしいと思ったかを伝えます。

例えば、「あなたの英語のプレゼンテーションはとても明確でした。良い仕事をしたね！」と言うことができます。

励ましとサポート　

成功に対して励ましの言葉をかけ、今後の努力や成長を期待するとともに、サポートを約束します。

「素晴らしい仕事をしたね！今後も続けて頑張ろう。何かサポートが必要なら教えてね」と伝えることができます。

具体的な肯定　

成し遂げたことの中で特に良かった点を具体的に挙げて肯定します。

例えば、「あなたの英語の発音はとてもクリアで聞き取りやすかったです。練習の成果が出ていますね！」と言うことができます。

自信を持たせる

成功を讃え、自信を持つように励まします。

「あなたの努力が実りましたね！自信を持って次の挑戦に取り組んでください」と伝えることができます。

成長の機会を提供する　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

成功に対してフィードバックを与えるだけでなく、今後の成長のための提案やアドバイスを提供します。

「次回のプレゼンテーションでは、もっと自信を持って声を大きくしてみてください。そうするともっと魅力的に聞こえますよ」と伝えることができます。

これらの方法を使って、子どもたちが英語で成し遂げたことに対して積極的かつ建設的なフィードバックを提供することができます。

まとめ

子どもにとって「英語ができること」は自信にも繋がります。

子どもたちが生きる力をつけるためにも、自己肯定感は欠かせないものですね！

lily

Lily　熊本市在住。６２歳。
英会話講師、保育士、幼稚園教諭、チャイルドカウンセラー、おうち英語アドバイザー、バイリンガル保育士養成コーチ、子ども英語指導者養成コーチ
43歳から普通の保育士から英語保育士へ転身。独学で英会話を取得し、数年後インターナショナルスクールを約10年経営。現在はカナダ、アメリカ、オーストラリア、デンマーク、シンガポールなどの幼児教育を研究し、独自の「ドラマ教育」を生かした「生きた英語教育」を広めるために活動中。
「楽しくなければ英語じゃない！」がモットー。