観光地で増え続ける外国人観光客。観光案内所では英語対応の機会がますます増えています。本記事では観光案内所で使える基本の英語表現から、チケット販売時、地図説明、おすすめ案内、忘れ物対応という各場面別にすぐ使える英会話フレーズと接客時の注意事項などを詳しく紹介します。
参考サイト:観光統計・白書 | 観光庁
観光案内所で使う英語基本フレーズと接客マナー
まずは観光案内所でよく使う基本的な英語フレーズをご紹介します。
使えるフレーズ例
- Hello! How can I help you?
(こんにちは。どうなさいましたか?) - Are you looking for any specific place or event?
(特定の場所やイベントをお探しですか?) - We have brochures in English, Chinese, and Korean.
(英語、中国語、韓国語のパンフレットをご用意しています。)
外国人観光客の接客マナー
外国人観光客の中には英語を母国語としないお客様もいらっしゃいます。ネイティブの人との会話よりも簡単な単語で、少しゆっくり話すと良いでしょう。
また、宗教上の問題や文化の違いなども考慮しなければなりません。英語の表現だけでなく、異文化の勉強もしておくと良いでしょう。
英会話例
(こんにちは!今日はどのようなご用件ですか?)
(こんにちは。この辺りでできることを探しているのですが。)
(いいですね!特定の場所かイベントをお探しですか?)
(特には。ただ人気スポットを知りたいです。)
(地図でご案内しますね。このパンフレットにも詳しく載っていますよ。)
チケット販売を英語で行う時に使える実用表現
観光案内所では、バスや美術館、イベントなどのチケットを販売することも多いです。
使えるフレーズ例
- You can buy tickets here.
(こちらでチケットをご購入いただけます。) - The ticket costs 1,000 yen per person.
(チケットはお一人様1,000円です。) - Children under 6 are free.
(6歳未満は無料です。) - We accept cash and credit cards.
(現金とクレジットカードがご利用いただけます。)
チケット販売を行う際の注意点として、料金、利用可能な支払い方法、キャンセルポリシーなどを明確に伝えるようにしましょう。
税込なのか税抜なのか、全部でいくらかかるかなどは誤解が生じやすい場面がたくさんありますので、注意が必要です。
英会話例
(博物館のチケットはここで買えますか?)
(はい、あちらのカウンターでご購入いただけます。)
(いくらですか?)
(大人一人1,000円です。営業時間は午前9時から午後5時です。)
地図説明に使える英語表現〜道案内とルート案内のコツ〜
外国人観光客に目的地への道を説明する際は、地図を活用するとスムーズです。
使えるフレーズ例
- I can show you on the map.
(地図でご案内します。) - Go straight and turn right at the second traffic light.
(まっすぐ進んで、2つ目の信号を右に曲がってください。) - It takes about 10 minutes on foot.
(徒歩で約10分です。)
地図を使って説明する際の注意点
方角や距離の目安を伝えると親切です。「Landmark(目印)」を使うのも有効です。
英会話例
(お城にはどうやって行けばいいですか?)
(まっすぐ進んで、角を左に曲がってください。ここから歩いて10分ほどですよ。)
(目印になるものはありますか?)
(はい、コンビニの隣にあります。地図でご案内しますね。)
おすすめ案内を英語で。レストラン・観光地の紹介方法
「どこがおすすめですか?」と聞かれることも多い観光案内所。おすすめ情報を英語で伝えられると観光客の皆様に非常に喜ばれるでしょう。
使えるフレーズ例
- I recommend visiting this temple. It’s very famous and beautiful.
(このお寺がおすすめです。有名でとても美しいです。) - This restaurant is popular for sushi and has an English menu.
(このレストランは寿司で有名で、英語のメニューもあります。) - There’s a festival tonight in the main square.
(今夜、広場でお祭りがありますよ。)
英語で観光地をおすすめする際のポイント
「なぜおすすめなのか」を一言添えると説得力が出ます。日本特有のものや文化を英語で伝える時に、言い換え表現を使って説明をしなければならないこともあります。中には日本語がそのまま英語になるものもあるので、事前に調べておきましょう。
英会話例
(この近くでおすすめの観光地はありますか?)
(もちろんです!地元の神社と歴史ある通りをおすすめします。)
(ここから遠いですか?)
(いえ、徒歩10分ほどです。地図でルートをお見せしますね。)
忘れ物対応の英語表現。落とし物・忘れ物の対応例
忘れ物の問い合わせは想像以上に多く、英語での対応が求められる場面です。
使えるフレーズ例
- Did you lose something? What did you lose?
(何か落としましたか?何をなくされましたか?) - When and where did you last see it?
(最後に見たのはいつ、どこですか?) - Please fill out this lost item report.
(この遺失物届けに記入をお願いします。) - If we find it, we’ll contact you.
(見つかりましたらご連絡します。)
忘れ物対応をする際の注意点
落とし物をした観光客は慌てている場合があります。まずは落ち着いて対応し、可能であれば紙やフォームで情報を記録しましょう。状況に応じて、パスポートなどの身分証明書の提示を求めることもあるかもしれません。対応プロセスを明確にし、英語での表現を事前に確認しておきましょう。
英会話例
(このあたりで財布を落としたと思います。)
(それはお気の毒に。最後に見たのはいつ、どこですか?)
(たぶん午後1時ごろバス停の近くです。)
(少々お待ちください。確認いたします。)
(after checking)
(はい、届いています。遺失物取扱所でお受け取りいただけます。そこで遺失物届けに記入してください。)
まとめ:観光案内所での英語対応は準備がカギ!
観光案内所では、「わかりやすく、丁寧に」が英語対応の基本です。紹介したフレーズを実践しながら、イレギュラーな質問にも柔軟に対応できるよう準備しておくと安心です。