英語でのメイクデモ、しっかり準備していても本番では緊張しますよね。
外国人のお客様にも製品の魅力をきちんと伝えたいのに、いざとなると言葉がスムーズに出てこない…そんなご経験はありませんか?
こちらでは美容部員の皆さんが自信を持ってデモに臨めるよう、あいさつから説明、お声がけまで、デモの各ステップで使える実践的な英語フレーズをご紹介します。
この記事を読めば、デモで使う英語表現の一連の流れがわかり、本番でも自信を持ってスムーズに進行できるようになるはずです。
メイクデモを始める時のあいさつ英語
英語のメイクデモ、どうやって始めればいいか迷うこともありますよね。
最初のあいさつで良い雰囲気を作れると、その後の説明もスムーズに進み、見ている人も安心してデモに集中できます。
自信を持ってスタートするために、まずは基本となるこの3つのフレーズを覚えておきましょう。
お客様へのご挨拶
最初の一言は、デモに興味を持っていただく大切なきっかけです。はっきりと聞き取りやすい発音で、自信を持って伝えましょう。
“Thank you for joining”(~にご参加いただきありがとうございます)はフォーマルで丁寧な言い回しで、他のイベントにも応用できます。
こんにちは。本日はメイクアップデモにお越しいただきありがとうございます。
自己紹介
“My name is ~, and I’m a ~.” は、さまざまな場面で応用可能な自己紹介の基本形です。
ブランド名や役職名(beauty advisor など)を自由に入れ替えて使えます。
私の名前はユキです。XYZコスメティクスのビューティーコンサルタントです。
デモ内容の案内
お客様がこれから何を見られるのかを事前に伝えておくと、安心してデモをご覧いただけます。
“Today, I’ll be showing you ~.” は接客の最初に便利な言い回しで、紹介する内容を変えるだけで広く使えます。
本日は最新製品を使ったナチュラルメイクをご紹介します。
メイク手順の説明に使えるフレーズ集
ここではスキンケアから仕上げまで、各ステップで使える基本的な英語フレーズをご紹介します。
英語に自信がない方でも、「First」「Next」「Then」といったつなぎ言葉を活用すると説明しやすくなります。
スキンケアの説明
スキンケアの工程を説明する際に使えるフレーズです。
“I’ll start with ~”(~から始めます)はメイクのどの段階でも使える便利な表現です。
最初にスキンケアをして、お肌を整えます。
この化粧水はお肌に潤いを与え、なめらかにする効果があります。
ファンデーションの前に軽めの保湿クリームを塗っていきます。
ベースメイクの説明
土台となるベースメイクは、使用するアイテムと塗り方をしっかり伝えましょう。
“I’m applying ~”(~を塗っています)はメイクアップ中の基本フレーズで、使用アイテムを変えるだけでさまざまな場面に応用できます。
次に、メイクを長持ちさせるための下地を塗ります。
赤みやクマをカバーするためにコンシーラーを使います。
最後に軽くパウダーをのせて、ベースを仕上げます。
ポイントメイクの説明
目元やリップといったポイントメイクでは、色味や質感の説明も加えるとお客様に喜ばれます。
デモンストレーションのステップが変わる合図として、”Now I’ll move on to ~”(次は〜に移ります)というフレーズが便利です。
【アイメイク】
次はアイメイクに移ります。
温かみのある色味のアイシャドウを使って、柔らかい印象を作っていきます。
【チーク&ハイライト】
健康的な血色感を出すためにチークを入れます。
次にハイライトを使って、顔の特定の部分を明るく見せます。
【リップメイク】
最後に、保湿効果のあるリップスティックでメイクを完成させます。
この色はどんな肌色にも合い、ナチュラルな仕上がりになります。
ブラシの使用方法を英語で説明するコツ
メイクブラシの使い方を英語で説明するには、用途・特徴・使い心地を具体的に伝えることがポイントです。
”This brush is perfect for…” (このブラシは~に最適です)や “It gives a…” (~な仕上がりになります)などの表現を使って、商品の良い所や仕上がりを伝えてみましょう。
ブラシの種類
- ファンデーションブラシ(Foundation Brush)
- コンシーラーブラシ(Concealer Brush)
- パウダーブラシ(Powder Brush)
- チークブラシ(Blush Brush)
- アイシャドウブラシ(Eyeshadow Brush)
- アイブロウブラシ(Eyebrow Brush)
- リップブラシ(Lip Brush)
使い方を説明する
ブラシの実際の使い方を説明するときには、”I use this to…” (これを~するのに使う)や “Just apply it by…” (~するように塗る)のようなフレーズを活用しましょう。
何のためにそのブラシを使うのかが明確になり、お客様にも分かりやすく伝えられます。
リキッドファンデーションをムラなく塗るために使います。
優しくポンポンと叩くように使ってください。
円を描くように動かすとナチュラルな仕上がりになります。
特徴を伝える
ブラシの毛質や形状といった製品の特徴も説明しましょう。
素材を伝えるなら ”It’s made of ~”(~でできている)、機能や用途を伝えるなら “This is perfect for ~”(これは~に最適)といった定番フレーズが便利です。
柔らかい人工毛で作られています。
この形状は細かい部分にも届きやすくなっています。
このふわふわしたブラシは、アイシャドウをぼかすのに最適です。
使い心地を伝える
実際に使ったときの肌あたりや使用感を伝えることで、製品の魅力がより深く伝わります。
”It feels…” (~な感触です)や “It gives a…” (~な仕上がりになります)のような感覚的な表現も効果的でしょう。
肌あたりがとても柔らかいです。
まるでエアブラシを使ったようななめらかな仕上がりになります。
肌にとても優しく、刺激がありません。
デモ終了後のお声がけ英語フレーズ
デモンストレーションが無事に終わったら、最後は丁寧な挨拶で締めくくりたいですね。
感謝の気持ちを伝え、お客様が気軽に質問したり製品を試したりできるような温かい雰囲気を作る英語フレーズをご紹介します。
本日のデモは以上となります。ご覧いただきありがとうございました!
ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお尋ねください。
本日は特別なキャンペーンもご用意しております。
ご紹介した製品の中で、お試しになりたいものはございますか?
まとめ
英語でのメイクアップデモは、慣れないうちは緊張するものです。ですがご紹介したフレーズをあらかじめ覚えておけば、自信をもって接客できるようになります。
日頃から「使える表現」を少しずつストックしておくと、いざというときに安心です。
百貨店などの現場では、言葉だけでなく「笑顔」や「丁寧な対応」も、お客様に気持ちを伝える大切なコミュニケーションの一部です。日本ならではのホスピタリティに、英語を少しプラスするだけで、海外のお客様にもきっと感動を届けられるはずです。
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