「ご検討のほどよろしくお願いいたします」は、日本のビジネスメールでよく使われる丁寧な表現です。

しかし、英語でこれと同じニュアンスを伝えるにはどう言えばいいのか悩みますよね。

この記事では「ご検討のほどよろしくお願いいたします」や「ご検討いただけますと幸いです」など、ビジネスメールで役立つ英語表現をわかりやすく解説します。

また、「ご確認のほどよろしくお願いいたします」「ご査収のほどよろしくお願いします」などの類似表現も紹介。

さらに、英語のメールでよく出てくる”Please see”と”Please find”の違いも説明します。

英語を学び直している人でも、すぐに使える例文付きで解説するので、ぜひ最後までお読みください。

「ご検討のほどよろしくお願いいたします」を英語で何て言う?

「ご検討のほどよろしくお願いいたします」を英語で何て言う?

「ご検討のほどよろしくお願いいたします」は、相手に自分の提案や依頼などを前向きに考えてもらいたいときに使う、日本特有の丁寧表現です。

よく使われる英語表現

このフレーズに直訳はありませんが、英語で伝えるには、次のような表現が一般的です。

  • I would appreciate your consideration.(ご検討いただけますと幸いです。)
  • Thank you for considering my request.(私の依頼をご検討いただきありがとうございます。)
  • I look forward to your positive response.(前向きなご返答をお待ちしております。)

これらの英語表現は、ビジネスメールやフォーマルな場面でよく使われます。

日本語の「ご検討のほどよろしくお願いいたします」のように、柔らかく、丁寧に伝えたいときに便利です。

例文:提案の最後に

Aさん

I would appreciate your consideration of this proposal.

(この提案をご検討いただけますと幸いです。)

このように”consideration of this proposal”と具体的に対象を入れると、より明確な英語表現になります。

「ご検討いただけますと幸いです」をビジネス英語で何て言う?

「ご検討いただけますと幸いです」は、日本語でもよく使う、相手に対して控えめにお願いする表現です。

英語では「幸いです」にあたる表現が重要です。

よく使われる英語表現

  • It would be greatly appreciated if you could consider this matter.(この件をご検討いただけますと大変ありがたく存じます。)
  • Your consideration of this matter would be highly appreciated.(この件をご検討いただけますと幸いです。)

どちらも、フォーマルで丁寧な英語表現です。

“appreciated”という単語を使うことで、感謝の気持ちを伝えつつ、相手に配慮を求めることができます。

例文:依頼文に使う

Aさん

It would be greatly appreciated if you could consider this request at your earliest convenience.

(できるだけ早くこの依頼をご検討いただけますと幸いです。)

“at your earliest convenience”(お手すきの際に)などの英語表現を加えると、より丁寧になります。

「ご確認のほどよろしくお願いいたします」をビジネス英語で何て言う?

「ご確認のほどよろしくお願いいたします」は、メールで資料やファイルを送るときによく使います。

英語では「確認する」という意味の”check”や”review”を使います。

よく使われる英語表現

  • Please kindly review the attached document.
    (添付の資料をご確認いただけますと幸いです。)
  • I would appreciate it if you could check the following details.
    (以下の詳細をご確認いただけますと幸いです。)

例文:資料送付のとき

Aさん

Please find the attached file. I would appreciate it if you could review it at your convenience.

(添付ファイルをご確認いただけますと幸いです。)

このように”Please find the attached file”(添付ファイルをご覧ください)という英語表現と組み合わせて使うのが一般的です。

「ご査収のほどよろしくお願いします」を英語で何て言う?

「ご査収のほどよろしくお願いします」は、商品や書類などの受け取り・確認をお願いする場面で使います。

英語では”acknowledge receipt”(受領を確認する)や”confirm receipt”(受け取りを確認する)などの表現が使われます。

よく使われる英語表現

  • Please kindly acknowledge receipt of the attached document.
    (添付書類の受領をご確認ください。)
  • I would appreciate it if you could confirm receipt at your earliest convenience.
    (お手すきの際に受領をご確認いただけますと幸いです。)

“acknowledge”や”confirm”という単語は、英語のビジネスメールでよく使うので覚えておきましょう。

英語のビジネスメールで「よろしくお願いいたします」は?

日本語では「よろしくお願いいたします」という便利な一言で済みますが、英語では具体的な行動や依頼内容に応じて表現を変える必要があります。

よく使われる英語表現

  • Thank you in advance.
    (事前にお礼申し上げます。)
  • I look forward to hearing from you.
    (ご連絡をお待ちしております。)
  • Your cooperation would be greatly appreciated.
    (ご協力いただけますと幸いです。)

「よろしくお願いいたします」を英語にするときは、何を「よろしく」したいのかをはっきりさせることが大切です。

Please seeとPlease findの違いは?

Please seeとPlease findの違いは?

英語のビジネスメールでは”Please see”と”Please find”のどちらもよく使いますが、使い方に少し違いがあります。

Please see

“Please see”は「~をご覧ください」という意味で、文書やウェブページなどに目を通してもらいたいときに使います。

例文はこちらです。

Aさん

Please see the details below.

(以下の詳細をご覧ください。)

Please find

’Please find”は「~をご確認ください」という意味で、添付ファイルや同封書類など、物理的に確認してもらうときに使います。

例文はこちらです。

Aさん

Please find the attached document.

(添付の書類をご確認ください。)

違いのまとめ

  • Please see(~をご覧ください):本文やウェブページなどに目を通してもらう。
  • Please find(~をご確認ください):添付ファイル、同封物などを物理的に確認してもらう。

このように、英語では状況に応じて適切な表現を選ぶことが大切です。

まとめ

今回は「ご検討のほどよろしくお願いいたします」をはじめ、ビジネスメールでよく使う日本語表現を英語に訳す方法をご紹介しました。

英語のビジネスメールでは、日本語の「ご検討のほどよろしくお願いいたします」のような便利なフレーズは少ないです。

そのため、具体的にお願いしたい内容を明確に伝えることが大切です。

この記事を参考に、英語での丁寧なビジネスメールにチャレンジしてみてくださいね!