皆さんはウールの洋服が好きですか?

私は正直ちょっと苦手です。なぜかというと、首回りがチクチクして、家で洗濯すると縮んでしまう可能性があるから。

とはいえ、最近のウールは処理が良かったり他の素材との混成地になっていたりして、チクチクが軽減され、家庭洗濯可能なものも増えているようです。今度の冬服は、久々にウールの服を新調してみましょうかね。

さて、そんなわけで今回のテーマは「ウール」です。日本語ではカタカナでウールと呼んでいますが、英語でも同じなのか、それとも違う言い方があるのか、気になりますね。

また、関連表現として「ウール素材」や「ウール100%」などの英語での言い方も取り上げているので、ぜひ参考にしてください。

それでは、早速始めていきましょう!

「ウール」は英語で何て言う?

「ウール」は英語で何て言う?

「ウール」は英語でも “wool” と言います。もともと英語から入ってきた言葉なので、当たり前といえば当たり前ですね。

英語における wool は、日本での場合と同様に、主に洋服の素材や製品を表して使われます。「ウールの○○」と言いたければ “wool ○○”、「○○はウールでできている」と言いたければ “○○ is made of wool” と言えばOKです。

Aさん
This coat is made of wool.
訳)このコート、ウールでできてるの。
Bさん
Oh, really? It looks warm. I might consider buying a wool outerwear too.
訳)そうなんだ、あったかそうだね。僕もウールのアウターを買おうかな。

 

また、wool は基本的に不可算名詞で使われます。なぜかというと、1本1本の毛を数えるのが困難(というより不可能)だからです。「砂(sand)」や「雨(rain)」が数えられないのと同じイメージと考えれば、理解しやすいのではないでしょうか。

Aさん
What are you doing?
訳)何してるの?
Bさん
I’m separating each individual wool fiber.
訳)ウールの毛を1本1本小分けにしてるのさ。

 

Aさん
What? That sounds scary.
訳)何それこわい。

wool は英語で「羊毛」

日本語でも通例いろいろな毛素材をウールと呼んでいるので忘れがちですが、wool は本来「羊毛(ようもう)」を表す言葉です。

語源は古英語の wull であり、当時は動物の毛皮をさらに細かく分解した、細く柔らかい毛を表していたようです。その時代において、動物の毛といえば羊の毛が多かったこともあり、その後に意味が狭くなって羊毛だけを表すようになりました。

とはいえ、現代ではまた用法が広がり、羊毛以外も含めてざっくり「動物の毛」を wool で表し始めています。このように、言葉の意味は時代によって伸び縮みする点が面白いですね。

wool は発音に要注意!

wool は日本語英語そのままに「ウール」と言っても通じないので、くれぐれも発音には注意しましょう。

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wool の発音記号は「wʊl」です。このうち、まずは頭の wu の部分に注意。ただのウ(u)ではなくワイウエヲのウ(wu)に近い音で、唇をすぼめて「ゥウー」と音を出すイメージです。

また、語末の l の音にも注意しましょう。日本語式に「ル」と思いっきり発音すると r に聞こえます。l の発音は、舌を上前歯の裏に付けた状態で出すのがコツですが、実際はほぼ「ゥ」に聞こえます。

以上を総合すると、wool の英語での発音はカタカナだと「ゥウーゥ」に近い感じになります。何やらウだらけで変な感じですが、この機会に実際の音声を聞いて、発音を練習してみてください。

Aさん
Now everyone together, “wool”!
訳)さあ皆さんご一緒に。ゥウーゥ!
Bさん
Wool!
訳)ゥウーゥ!

 

ウールの関連表現を英語で言ってみよう

ウールの関連表現を英語で言ってみよう

ここでは、ウール関連でよく使われる表現について、英語で何と言うか確認していきましょう。

「ウールの服」in English

「ウールの服」は “woolen clothes(ウールンクローズ)” と言います。

woolen とは「ウール製の」という意味の形容詞です。これを付けて “woolen ○○” とすることで、以下のように wool 製の色々なアイテムを表せます。

  • woolen coat:ウール製コート
  • woolen sweaterウール製セーター
  • woolen socks:ウール製ソックス
  • woolen scarf:ウール製スカーフ
  • woolen gloves:ウール製手袋

とはいえ、日本でもわざわざ「ウール “製”」と言わなくても通じるように、英語でも wool clothes などで十分通じるので、woolen を忘れた場合も安心です。

Aさん
Woolen sweaters are difficult to wash.
訳)ウール製のセーターは洗うのが難しい。
Bさん
These days, there are many washable woolen clothes.
訳)最近は洗えるウールの服もたくさんあるよ。

 

「ウール素材」in English

「ウール素材」は英語だと “wool fabric(ウールファブリック)” と言います。素材と聞くと material が浮かぶ人もいるかもしれませんが、wool は素材一般というより生地の一種なので、fabric で表す方が一般的です。

また、wool は本来羊毛のことを表しますが、日常会話においては、それ以外の動物の毛や、ウールに近い質感を持つ化学繊維も wool と呼ぶことがあります。日本でもフワフワした手触りの服は何でもウールと呼びがちですが、ところ変わっても状況は同じということですね。

日常生活で wool と一括りにされやすい天然素材や化学繊維の名前は以下の通りです。とはいえ、誤解を生む可能性もあるので、なるべく正しい表現を使うようにしましょう。

  • アルパカの毛:alpaca
  • カシミヤ(ヤギの毛):cashmere
  • アクリル:acrylic
  • ポリエステル:polyester
Aさん
I bought this beanie because it was said to be wool, but it turned out to be acrylic…
訳)このビーニー帽、ウール製って言われたから買ったのに、実際はアクリル製だったんだ…。
Bさん
That’s terrible. If you haven’t used it, let’s return it.
訳)それはひどいね。まだ使ってないんだったら、一緒に返品しに行こうよ。

 

「ウール100%」in English

「ウール100%」は英語だと “100% wool” と言います。日本語の場合とは前後が逆になっている点に注意ですね。また、100% の部分は “one hundred percent(ワンハンドレッドパーセント)” と発音します。

wool 100% は実際の会話で出ることもありますが、製品の品質表示タグ(quality tag)に記載されているケースの方が多いでしょう。

wool 100% の洋服は家庭だと洗濯できない、または洗うと縮んでしまうものが多いので、買ってから後悔しないよう、事前に品質表示タグをチェックしておくと安心ですね。

Aさん
This house is made of 100% wool.
訳)この家はウール100%でできてるの。
Bさん
What? It’s like a giant ball of fur.
訳)何それ? もはや巨大な毛玉じゃん。

 

「ウール混生地」in English

ちょっとマニアックですが、「ウール混成地」は英語で “wool blend fabric” と言います。日本語の場合と同様、「ウールに何かを混ぜた(blend)生地」という意味構成です。

ひとくちにウール混成地といっても、ウールに何が混ぜられているか、そして何%混ぜられているかによって、見た目の雰囲気や洗濯などのケア方法の詳細が変わってきます。洋服などに付いた quality tag をチェックすれば、以下のように記載があるはずなので、ぜひ確認してみましょう。

  • 70% wool 30% cotton「ウール70%コットン30%」
  • 50% wool 50% polyester「ウール50%ポリエステル50%」
  • 80% wool 20% nylon「ウール80%ナイロン20%」
  • 60% wool 40% acrylic「ウール60%アクリル40%」
  • 90% wool 10% cashmere「ウール90%カシミヤ10%」
Aさん
This shirt is made of 1% wool, 1% cotton, 1% polyester, and…
訳)このシャツはウール1%、コットン1%、ポリエステル1%、そして…。
Bさん
That’s too detailed!
訳)細かすぎるわ!

 

まとめ

今回は「ウール」を英語で何と言うかについて、詳しく確認してきました。

ウールは英語でも同様に “wool” ですが、発音が難しい点に注意が必要です。また、wool の本来の意味は「羊毛」ですが、それ以外の動物の毛や化学繊維もまとめて wool と呼んでいることも多いので、誤解がないように注意しましょう。

それでは、これからも楽しい英語学習を。

Let’s enjoy!!