今回は、「水」にまつわる英語表現をご紹介していきます。私たちが生きていくのに必要不可欠な水ですが、飲んでいるのが軟水なのか硬水なのか、そしてそれを英語ではどう言うのかなど、意外と知らないことは多いものです。常温水や水道水、炭酸水なども英語で言えますか?日常生活でも結構使う機会は多いと思うので、たくさんの単語を知って語彙力を一気に上げていきましょう!
Waterの発音に注意
「水」は英語でWaterですが、もう説明なんていりませんね。ただ、発音にはぜひ注意してもらいたいのです。例えば飛行機の中で水が欲しいと言っても、相手が英語圏の人でも伝わらないことがあるからです。
アメリカ英語の場合、Waterは「ワーラー」のように聞こえます。アメリカ英語ではTの発音がRになることが多いので、これだけでも知っているととてもアメリカ人っぽい英語になります。
対してイギリス英語では、カタカナ英語と同じように「ウォーター」となります。発音は実際にぜひ聞いてもらいたいのですが、Tをきちんと発音しています。
総じてアメリカ英語はリエゾンが感じられやすく、ねっとりした発音になる一方で、イギリス英語はその逆で、音がカクカクしています。慣れて来ると両方使いこなせるようになりますし、発音の違いで相手の出身地がわかって楽しいですよ!
アメリカ英語派でもイギリス英語派でも、正しい発音で言わないと水ももらえないという悲しい事実を真の当たりにするので、どちらかの正しい発音をひらすら真似して繰り返しましょう。
ちなみに、水が欲しい時には「a glass of water」と、グラスの数で量を数えましょう。液体は数えることができないため、水は不可算名詞です。
tap waterは水道水
水は水でも、水道水であることを強調したければTap waterと言いましょう。日本は水道水も安心して飲めますが、気にする人は浄水器を設置していたりしますね。また、ペットボトルの中に入っている水を買う人もいます。
簡単なTapという単語を追加するだけで言えてしまう名詞なので、ここで今覚えてしまいましょう!
clean waterは浄水
先ほど少し話しましたが、浄水はClean waterと言います。キレイにした水ですからそのままの意味ですね。日本語では「浄化する」という難しい意味を使うので、きっと日本語を勉強している外国人にとっては難しい単語になるでしょう。
ちなみに浄水器は英語で「water purification device」と言います。全然Clean waterという単語が入っていませんし、スペルの長い単語が入っているので覚えるのが大変ですね。
炭酸水はsoda water
炭酸水は英語でSoda waterと言います。意外と簡単でしたね!ソーダは日本だと炭酸の甘い飲み物ですが、英語ではこれが炭酸水の「炭酸」に該当します。
「sparkling water」や「carbonated water」と言うこともできます。スパークリングはスパークリングワインなどで使っていますし、カーボネイテットは炭酸の「炭」から推測できるようになっています。
ちなみに炭酸抜きの普通の水は「still water」と言うのですが、こちらはぜひ覚えておいてもらいたいもの!あまり使わないのではと思われそうですが、イギリスなどではスーパーで普通の水が入っているペットボトルによく書いてあります。
見落とすと、薬を飲むために買ったのに実は炭酸水だったというオチがあったりしてびっくりしてしまいますよ?また、レストランなどでも使われるのでメニュー欄を見てわかるようにしておくと安心です。
軟水はsoft water
軟水は、日本語では軟らかい水と書きますが、英語でも同じ感覚なのでSoft waterと言います。ちなみに、日本で飲まれている水は軟水ですよ!
日本には石灰岩を含む地層が少ないため軟水になるそうです。水道水から出る水が軟水であることから、ミネラルウォーターもほとんどが軟水です。
さて、軟水がSoft waterということは、硬水は英語で何と言うのか想像できますね?次へ行ってみましょう。
硬水はhard water
硬水は硬い水と書くので、英語でもHard waterと言います。まあ、英語には「硬い」という単語がいくつかあるのでこちらは暗記しておいた方が無難かもしれませんね。
日本では軟水が飲まれていると言いましたが、その影響で硬水を飲むとお腹を壊すこともあるそうです。ですから、海外に行く際にはその国で飲まれている水が軟水なのか硬水なのか確かめておくことをおすすめします。私たちは当たり前に思っていますが、水道から出る水が飲める国なんてとても幸運なんですよね。
ちなみに、イギリスではスコットランドだと自然豊かでイギリスで一番高いベンネビスという山がある影響から、軟水が飲めます。このように、同じ国でも地域によって水の種類が異なる場合もあるので要チェックですね。水道水が飲めないとなると、いちいち水を買わなければならないので少し不便です。
ペットボトルの水はbottled water
ペットボトルに履いている水のことはBottled waterと言います。「ボトルの中に入れられた水」が直訳ですね。水道水が飲めない地域ではペットボトルの水を使う機会は多いでしょうし、持ち歩くことも珍しくありません。
旅行をするなら安心して水が飲めるホテルを選ぶことが大切ですが、薬を飲みたい時などの常備できるよう、小さめのペットボトルの水を常に持っておくと良いでしょう。
まとめ
「水」は英語でもちろんWater。ですが、○○水となると意外と英語でわからないものではありませんか?今回は、海外旅行をすることも考えて軟水や硬水といった英語についても言えるようにご紹介してみました。日本での生活の仕方を海外で実行すると、腹痛に見舞われて観光ができなかったなど、思わぬトラブルに見舞われることがあるので注意しましょう。心配であれば、現地でペットボトルの水をゲットして常に持ち歩くのがベターですね。