人が作ったもの、「作品」、これを英語では何と言えば良いのでしょうか。芸術的な作品もあれば、映画やドラマ、アニメなどの映像作品、子どもが図画工作で作った作品など、色々な作品がありますよね。これらをひっくるめて、日本語のように「作品」と言い表せる英語はあるのでしょうか。そして、作品を鑑賞する時に使いたい動詞にはどんなものがあるのでしょうか。今回は、特に芸術作品に焦点を当ててご紹介していきます!
作品は英語でwork
英語で「作品」と言いたい時にはWorkを使いましょう。Workと言うと動詞の「働く」というイメージが強いですが、名詞にすると「作品」という意味になります。働いて作った成果と関連付けてみてください。
頑張って働いた結果にできたものなので、これは芸術作品でも映像作品でも、広い意味で使える便利な単語です。
productは機械的な作品
英語をよく勉強している人は、「作品」というとProductもそうではと思い立ったかもしれませんね。それも正解です!Productは、どちらかというと機械的な作品という意味を含むため、工場の生産物という意味も持っています。
Workが人が努力して働いてできた作品であることを思うと、対義語的な意味合いがあることがわかりますね。
傑作はmasterpiece
作品のうち、傑作とも言えるものにはMasterpieceという英語を使います。日本語としても使っている人はいますね。芸術家が、「これは私の名作だ!」などと言う時にぴったりな表現です。
masterは「マスター」「極めた」という意味で、pieceは「ひとつのもの」という意味です。これら2つの単語を繋げて、傑作という意味が生まれました。
芸術作品の種類を英語で言えるようになろう!
芸術作品は美術館などで気軽に鑑賞することができますが、その時にその作品について知っていればもっと楽しめますよね!英語では、芸術作品の説明をどうすれば良いのでしょうか。
絵画はpainting
絵画は美術館でもよく飾られており、有名でなくても趣味で書いているという人もいるのではないでしょうか。これらはまとめてPaintingと言います。油絵はOil paintingですし、水彩画ならWater paintingです。
有名絵画の中でも、美術館の一角では写真撮影が禁止されている作品もあります。その場合、作品の隣あたりに注意があるので、それが英語であっても読めるようにはしておきたいですね。知らなかったと言っても、警備員に詰め寄られたら海外での良い思い出とは言えません。
デッサンはdrawing
美術館では、ある有名なひとりの芸術家を取り上げて、彼らの貴重なデッサンなどを公開することもあります。そのデッサンは英語でDrawingと言います。
Paintingが筆を使って色を付けていくイメージなのに対し、Drawingは鉛筆やペンなどで線を書いていくイメージ。漫画家さんなどは、カラーの扉絵などを描く際に最初に線画を描いてから色を塗るので、DrawingをしてからPaintingをするという流れになりますね。
彫刻はsculpture
芸術作品の中でも、サイズが大きいとひときわ目立ち、場所を取るのが彫刻です。これは英語でSculptureと言います。
豆知識ですが、芸術的に高い評価をされている素敵な人の彫刻も、本当の人の骨格と比べると随分おかしなことになっていることもあるそうですよ?しかし、芸術的に見せるにはあえてズレていた方が良いという考えもあるのだとか。このように、芸術作品は視点を変えてみるともっと面白いことがわかりそうです。
陶芸はpottery
陶芸は、英語でPotteryと言います。日本の美術の授業だと、どうしても水彩画など子どもでも扱いやすい作品を作ることが多くなりがちですが、陶芸にチャレンジしてみて創作意欲と創造力、立体感などを培うのも良い教育になりそうではありませんか?
芸術家とは言いませんが、土器なら人間はずっと昔から作ってきたので、陶芸は生活の必需品であった時期があることもわかりますよね。
芸術作品のテーマを英語で英語で言えるようになろう!
次に解説するのは、芸術作品のテーマです。何が描いてあるのは正直わからないという抽象画もあれば、画家が自分自身を描いた肖像画、どこかわかればテンションが上がる風景画などがあります。これらを英語でどう言うのか知っておきましょう。
風景はlandscape
風景は英語でLandscapeと言います。芸術作品の中では素人でも鑑賞しやすく、今はない昔の景色が描かれていたり、本来の景色とは違った色でカラフルに表現していたりする作品もありますね。
肖像はportrait
肖像は英語でPortraitと言います。なんとなく聞いたことがあるという人もいるのでは?ポートレート写真などと言うことはあるかもしれませんね。特に写真に関する職業に就けば触れる機会も多いでしょう。
抽象はabstract
抽象は、英語でAbstractです。抽象画を見ていると、自分でも描けそうだと言う人は多いですが、それでも大変な値がついていたりしてびっくりしますよね。
「鑑賞する」は英語で?
「作品」という英語を覚えたのなら、「鑑賞する」という動詞もセットで覚えておかないと損ですね。そこで、辞書で「鑑賞する」と引いてみました。以下がその結果です。
【他動】
appreciate(~を)
- 鑑賞すること
appreciation(美的価値を)- 鑑賞するように
【副】
appreciatively- 鑑賞する力
appreciation(美的価値を)- ~の有名な作品を直接鑑賞する
directly appreciate prominent works of
基本的にはAppresiateと覚えておいて、映画鑑賞などはWatchng filmsなど、作品によって変えるようにするとより良いです。
まとめ
「作品」は、英語ではWorkと言うのでしたね。努力して働いた結果に生まれたものという意味から来ているので、人が自らの手で作ったものという意味が強いです。それに対してProductは、生産物というように機械的な作品であることを示すため、芸術作品などに使うと少し違和感があります。今回の英語を覚えたら、海外で美術館を訪れた際により楽しめることでしょう!