ダイエットをしたことがある人は多いでしょう。自分がしたことがなくても、周りにダイエット中の人がいたことはあるのではないでしょうか。
私たちの生活に身近な話題であるダイエット。英語でもそんなダイエットの話ができると良いですよね。

そこで今回は、ダイエットに関する英語表現やフレーズをご紹介していきます。これを参考にすれば、英会話でダイエットの話ができるようになるでしょう。

ダイエットは英語で「diet」?

「ダイエット」は英語で「diet」と言うのだと思っている人もいるかもしれません。確かに、ダイエットをしている話をするときに「diet」という単語は使いますが、これ自体は日本語で言う「ダイエット」の意味にはなりません。

日本語で「ダイエット」という場合、体重を減らすための活動・行動のことを指しますよね。ですが英語の「diet」には「体重を減らす」というニュアンスはなく、「食習慣」「食生活」という意味になります。
ですから、「ダイエットをしている」という意味で使われる「I’m on a diet.」という表現は、食事に気をつけることで、体重・健康管理をしているという意味なのです。

たとえば、糖質制限ダイエットや脂質を摂りすぎないように気をつけるようなダイエットなら「I’m on a diet.」という表現がぴったり。しかし、食習慣に気を遣うことはなく、運動だけで体重を減らそうとしている場合はこの表現はしっくり来ません。

ダイエットに関する英語表現やフレーズ

ダイエットに関する英語表現やフレーズ

日本語の「ダイエット」と英語の「diet」は意味が異なるというのは、上記でご説明したとおりです。では、「ダイエットをしている」と言いたいときや、ダイエット方法について話したいとき、一体どのように表現すれば良いのでしょうか。

ここからは、ダイエットについて会話ができるように、ダイエットに関する英語表現やフレーズをご紹介していきます。

ダイエットをしていることを伝える

上記で「I’m on a diet.」というフレーズについて触れましたが、これは前述のとおり食事制限・管理が伴うダイエットのことを指しています。
では、単純に体重を減らそうとしていると伝えたいときには、どう言うのでしょうか。会話例文をみてみましょう。

Aさん
I’m trying to lose weight. I got fat during the quarantine.
痩せようとしてるんだ。外出自粛中に、太っちゃったから。

Bさん
Did you? I don’t see it.
そうなの?そうは見えないけど。

Aさん
I gained 5kg! Now I’m going to the gym everyday!
5kg太ったよ!今は毎日ジムに通ってる!

Bさん
That’s nice! Are you also on a diet?
それはいいね!ダイエット(食事制限)もしてる?

Aさん
Mmm… Kind of. I stopped eating so much oily food.
うーん、ちょっとね。脂っこいものをあまり食べなくなったよ。

Bさん
Great! I should go on a diet too. I also gained some weight actually.
すごい!僕もダイエットしなきゃ。僕も実はちょっと太っちゃったんだよ。

ここで覚えたい英語表現は下記のとおり。

  • lose weight(体重が減る)
  • get fat(太る)
  • gain X kg(X kg 太った)/gain weight(体重が増えた)
  • on a diet(食事制限ダイエット中)/go on a diet(ダイエットをする)

このくらいの表現を知っていれば、英語でダイエットをしていることを伝えることができるでしょう。

ダイエット方法について話す

ダイエットにはさまざまな方法があります。食事制限も種類が色々ありますよね。
そこで、ダイエット方法について詳しく話すことができるように、ダイエット方法についての英語表現もまとめました。

  • low-carb diet(糖質制限ダイエット)
  • low-fat diet(脂質制限ダイエット)
  • fast(断食)
  • watch the calories(カロリーを気にする)
  • work out(運動する※筋トレのイメージが強い)
  • go jogging(ジョギングする)
  • go walking(ウォーキングする)

糖質制限ダイエットは日本だけではなく海外でも人気。また、脂質を制限している人も多いです。
それから、欧米では日常的に筋トレのような運動をしている人も日本よりは多いかもしれません。結構会話の中で「work out」という表現が出てくるほど、生活に身近なものです。

リバウンドしちゃった!

ダイエットに成功しても、その後リバウンドした経験がある人も少なくないでしょう。また、リバウンドしないように気をつけている人もいますよね。リバウンドに関する場合の英語表現も覚えておきましょう。

Aさん
I regained my weight!
リバウンドしちゃったの!

Bさん
Really? How come?
本当?どうして?

Aさん
I’ve been busy with parties.
パーティーで忙しかったから。

Bさん
Hmm…that’s unfortunate.
うーん、それは運が悪かったね。

Aさん
Yeah, but I’ll go on a diet again! This time, I will be careful so that I won’t regain my weight anymore.
うん、でも、またダイエットするよ!今度は、もうリバウンドしないように気をつける。

リバウンドは「regain weight」で表すことができます。もちろん、「get fat again(また太った)」「gain weight again(また体重が増えた)」などとも言えるのですが、この場合は、話者がダイエットをしていたことを会話の相手が知っていることが前提です。

ダイエットの話は禁句?

ダイエットの話は禁句?

最後に、英語圏でダイエットや体重の話をする場合についての注意点をご紹介しておきます。

ダイエットの話は、英語圏でも日常的な会話としてされる話です。しかし、「体重が増えた」「太った」という話については、慎重になるべきポイントがあります。
それは、たとえ相手が「体重が増えちゃって」と言っても、同意しないこと。「そうなんだー」と納得するのも危険かもしれません。親しい友達でも、気をつけた方が良いでしょう。
というのも、もしも「体重が増えた」と言っている相手に「そういえば、そうかも」なんて同意でもすれば、相手をとても傷つけてしまうのです

日本だと仲良しの友達なら「そういえば、ちょっとそうかも?」くらいのソフトな言い方なら、言える場合もあるでしょう。しかし、英語圏だと相手はびっくりするほど傷つきます。

欧米の人は物事をハッキリ言うと思っている人もいるかもしれませんが、それは自分の意見をハッキリと表明するという意味。人の容姿などについてネガティブなことを本人に言うことは、とてもあり得ないことですので、注意をしましょう。

ダイエットの話ができれば話題が広がる!

日本でもそうなように、英語圏でも食生活に気をつけたり、スタイル維持のために運動をしている人は多いです。実際にしていなくても、興味があるという人なら、もっといるでしょう。

ですから、ダイエットの話ができれば話題の幅が広がるはず!ぜひダイエットに関する表現を覚えて、自然な英会話を楽しんでくださいね。