相手と別れる際、「Have a good day!」に対して「あなたもね」と答えたいときはどう言えば良いでしょうか。「あなたもね」と、さらっと英語で言えたらカッコイイのですが、状況によってはどのように言えば良いか分からない場合もありますよね。今回は、「あなたもね」をタイミングよく返せるためにも、どんなシチュエーションでどう言えば良いのかをご紹介します。

「あなたもね」は「You, too.」だけではない?

「私も」は「Me, too.」と言うのに対して、「あなたもね」は「You, too.」と英語で表現します。「あなたもね」と言いたいときに使われる基本的なフレーズです。

Aさん
Have a good day!
訳)良い一日を!
Bさん
You, too! Thank you!
訳)あなたもね!ありがとう!

 

ちなみに、「You, too.」のコンマは省略することも可能です。イギリス英語ではコンマを使わない場合も良く見受けられます。
Aさん
Take care!
訳)気を付けてね!
Bさん
You too! Thank you!
訳)あなたもね!ありがとう!

 

このほかにも「あなたもね」という表現があるので、以下紹介してきます。

「You, too.」と「Me, too.」の使い方の違い

「You, too.」と「Me, too.」の使い方の違い

「Me, too.」(私も)は、相手の行った文章に対して自分も同調するときに使います。「私もそうです。」「私も同じです。」と表現するときに使います。

Aさん
I like Ballet!
訳)私はバレエが好きだわ。
Bさん
Me, too!
訳)私も好きよ!

 

「You, too.」と同様、相手の行ったことをそのまま返すときに使います。

「Same to you.」

「Same to you.」も、「あなたもね」という英語表現です。
こちらも、「You, too.」のように短い言葉なので使いやすいです。

Aさん
Sleep well!
訳)!良く寝てね!
Bさん
Same to you!
訳)あなたもね!

 

ちなみに「The」をつけて「The same to you.」と言うこともあります。
Aさん
Have a wonderful holidays!
訳)素敵な祝日をお過ごしください!
Bさん
The same to you!
訳)あなたもね!

 

「So are you.」「So do you.」

「So are you.」「So do you.」
相手が行った文章がbe動詞を使っていた場合、「あなたもね」と返事をする場合には「So are you.」と表現します。
Aさん
Aww. You are so kind!
訳)あらー、あなたはとても優しいわね。
Bさん
So are you. You are so sweet.
訳)あなたもね。あなたはとっても素敵。

 
 
 
 
be動詞ではない一般動詞を使った文章に対して「あなたもね」と返事をする場合は、「So do you.」と表現します。

Aさん
It was nice seeing you! Say hi to your kids!
訳)あなたに会えてよかったよ。子どもたちによろしくね。
Bさん
So do you! See you soon. Bye.
訳)あなたもね。また会おうね。さよなら。

「You do the same!」

こちらも、be動詞ではない一般動詞を使った文章に対して「あなたもね」と返事をする場合に、「So do you.」と同様に「You do the same!」と言います。

Aさん
Have a wonderful weekend!
訳)すてきな週末をお過ごしください!
Bさん
Thanks! You do the same!
訳)ありがとう!あなたもね!

 
 
 
 「あなたも同様に素敵な週末をお過ごしください」というニュアンスになります。

季節の挨拶に対して「あなたもね」と言う場合は?

Merry Christmas
「Merry Christmas!」や「Happy new year!」などの季節の挨拶でも、「あなたもね」という場合が英語圏であります。
その場合は、季節の挨拶をオウム返しをするのでも良いですし、「Same to you.」と言っても良いでしょう。

Aさん
Merry Christmas!
訳)メリークリスマス!
Bさん
Same to you! 
訳)あなたもね、メリークリスマス!

 

「~ to you, too!」

何か言われた際、こちらが同様の文章の最後に「to you, too」と添えると「あなたも~してね」という意味になります。例えば、「Good luck!」(頑張ってね)と言われた際に、こちらが「Good luck to you, too!」と言えば「あなたも頑張ってね!」という意味になります。

Aさん
Good night!
訳)おやすみなさい!
Bさん
Good night to you, too!
訳)あなたも良く寝てね!おやすみなさい!

 

「Likewise」は「あなたもね」とも表現可

「Likewise」は「あなたもね」とも表現可
「It’s nice meeting you」(あなたに会えてよかった)と言った場合に「Likewise」と相手に言われる場合もあります。
これは、「こちらこそ」という意味になります。

Aさん
Nice meeting you!
訳)あえて嬉しかったです。
Bさん
Likewise!
訳)こちらこそ。

 
 
 
 
この「Likewise」という言葉は、「あなたもね」とは意味の他に、サクッと相手の行った言葉に対して「こちらこそ」「そちらもね」「同様に」といった返しをしたい場合に使いたい場合の表現の一つです。「Me, too」が割合とカジュアルに聞こえるため、上品に言い返したい場合に使えます。

Aさん
Have a wonderful evening!
訳)素敵な夕方をお過ごしください。
Bさん
Likewise!
訳)あなたもね!

 
 
 
 

「Likewise」は「そのうえ」という意味もあります。

Aさん
The food was excellent, likewise the wine.
訳)食べ物は素晴らしかったわ、そのうえワインもね。

日常会話の中に「likewise」を使う場面は多くありますが、使い方が不安な場合は「You, too.」「Me, too.」から慣れていくと良いでしょう。

参考:「あなたもですか?」と英語で表現する方法

少し意味が違いますが、相手も同様かどうかを聞く「あなたもですか?」と聞く方法を参考までに紹介します。
「あなたもですか?」は、「You, too?」と「?」を付けることで表現することができます。
また、be動詞か一般動詞かによって使い分けますが「Are you, too?」「You do that, too?」「Do you do that, too?」と言うこともできます。
また、「あなたも同様のようですね。」と言いたい場合は「It sounds like its the same with you.」と表現できます。

「あなたもね」はさらっと使える円滑なコミュニケーションワード

いかがでしたか?
「あなたもね」は、「You, too.」「Same to you.」など様々な言い方があります。また、上品かつ丁寧に言うときは「Likewise」を使うこともできます。

挨拶や一言言われた際にさらっと「あなたもね」と返すとコミュニケーションがより円滑になります。
ぜひ、例文を参考にして「あなたもね」を使ってみて下さいね。