恐竜と聞いて最初に思い浮かべるのは何でしょうか?
ティラノサウルスやトリケラトプスなど映画などで多く取り上げられている恐竜がパッと浮かぶことでしょう。しかし実は、恐竜の世界にはもっとたくさんの魅力的な種類がいるのです。
今日は、そんな中から「ユタラプトル」という、羽毛をまとった巨大な恐竜ハンターをご紹介。
Kimini英会話として、「英語で恐竜について話すにはどうすれば良いか」という観点で、英語と日本語の両方を学んでいきましょう。
ユタラプトルとは?

恐竜好きなら一度は聞いたことがあるユタラプトル。
群れで活動する素早い肉食恐竜というイメージが多いかと思われますが、実際はどうだったのでしょう。
まずは簡単な生体から学んでいきます。
基本情報
ユタラプトル(Utahraptor)は、約1億3,900万〜1億3,500万年前の白亜紀前期に、現在の北アメリカ大陸で暮らしていた獣脚類の恐竜です。
ユタラプトル (Utahraptor:ユタの捕食者)は、中生代前期白亜紀(約1億3,900万 – 1億3,460万年前)の現北アメリカ大陸に生息していた獣脚類の恐竜。属名は「ユタ州の泥棒」の意。
ウィキペディアより引用
その名前は「ユタ州の捕食者」を意味し、1993年にアメリカの古生物学者ジェームズ・カークランドらによって命名されました。発見された場所にちなんで名前が付けられたのです。
どこに住んでいたの?
ユタラプトルの化石は、アメリカ・ユタ州のシーダーマウンテン層で発見されています。現在は乾燥した砂漠地帯ですが、当時は全く違う環境でした。
この地域は、白亜紀前期には森林や河川が広がる環境だったと考えられており、ユタラプトルはその中で獲物を追いかけていたのでしょう。緑豊かな森の中を、羽毛をなびかせながら素早く駆け抜けていたのかもしれませんね。
体の大きさはどのくらい?
ユタラプトルの身体の大きさは、全長約6〜7メートル、体高約2メートル、体重は約500キログラムと推定されています。現在の大型のライオンの約3倍の重さで、体長は大型バスの半分くらいもありました。
また、さ20センチメートル以上の鎌形の鉤爪があり、これを武器にしていたと考えられています。
なんでこんなに有名なの?
ユタラプトルは『ジュラシック・パーク』シリーズにも登場する恐竜なので、そこで一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
また、最近では大人気ゲームタイトル『ARK: Survival Ascended』でも大活躍の恐竜であり、多くのゲーマーたちを苦しめる存在としても知名度が高いです。
また、ユタラプトルは、ドロマエオサウルス科の中でも最大級のサイズを誇ることから、恐竜界隈でも注目を集めています。
ユタラプトルの特徴を英語で説明しよう
恐竜について英語で話せると、古生物学の話題でも活躍しそうです。
以下ではユタラプトルの説明パターンを見てみましょう!
英語での基本紹介文
訳)ユタラプトルは、鋭い爪を持つとても大きな肉食恐竜でした。
サイズについて
訳)ユタラプトルは全長約6〜7メートル、体重約500キログラムでした。
生息地について
訳)ユタラプトルは全長約6〜7メートル、体重約500キログラムでした。
生活の様子
訳)ユタラプトルは他の動物を捕まえるための大きくて鋭い爪があり、おそらく羽毛を持っていました。
絶滅について
訳)ユタラプトルは約1億3,500万年前に絶滅しました。
ユタラプトルに関する英単語・フレーズ集
大型肉食恐竜について話すときに覚えておきたい英単語をご紹介します。
次は、ユタラプトルに関連する言葉を学んでいきましょう。
覚えておきたい基本単語10選
- dromaeosaurid :【名詞】 ドロマエオサウルス科の恐竜
- sickle-shaped claw :【名詞】 鎌形の鉤爪
- Early Cretaceous :【名詞】 白亜紀前期
- fossil :【名詞】 化石
- feathers :【名詞】 羽毛
- predator :【名詞】 捕食者
- prehistoric :【形容詞】 先史時代の
- extinct :【形容詞】 絶滅した
- theropod :【名詞】 獣脚類
- paleontology :【名詞】 古生物学
色々な単語の中でも「化石」を意味する、”fossil”については全ての恐竜トークで役立つ単語となります。
この機会にぜひ覚えておきましょう!
ユタラプトルを説明する便利な表現
- biggest raptor dinosaur – 最大のラプトル恐竜
- had very sharp claws – とても鋭い爪を持っていた
- hunted other animals – 他の動物を狩った
- probably had feathers – おそらく羽毛を持っていた
- found in Utah – ユタ州で発見された
他の大型ドロマエオサウルス類と比較してみよう

実は、ユタラプトルには似たような大型の仲間がいくつかいました。
他の恐竜と比較しながら、英語表現も一緒に学んでいきましょう。
ダコタラプトルとの比較
ダコタラプトル(Dakotaraptor)は全長約5.5〜6メートル、体重約220〜350キログラムと推定されています。
ダコタラプトル(Dakotaraptor)は後期白亜紀の北米大陸に棲息したとされる、キメラの疑いが強い大型のドロマエオサウルス類である。模式標本と参照標本の要素は、後にカメに属していることが判明した。
ウィキペディアより引用
ダコタラプトルは、ユタラプトルより少し小さく、より後の時代に生きていました。
同じラプトルの仲間ですが、時代が違うので直接会うことはなかったのです。
英語で説明:
訳)ダコタラプトルはユタラプトルより後に生きていたもう一つの大きなラプトル恐竜でした。
アキロバトルとの比較
アキロバトル(Achillobator)は全長約4.5〜5メートル、体重約250〜350キログラムと推定されています。
アキロバトル(Achillobator)は白亜紀後期(約9800万年前-9000万年前)に現在のアジアのモンゴル付近に生息していたドロマエオサウルス科の獣脚類恐竜の属の一つである。
ウィキペディアより引用
アキロバトルユタラプトルよりも小型ですが、同じように大きな鉤爪を持った恐ろしいハンターでした。
モンゴルという遠い場所に住んでいたので、ユタラプトルとは全く違う環境で暮らしていたのです。
英語で説明:
訳)アキロバトルはユタ州から遠く離れたモンゴルに住んでいた大きなラプトル恐竜でした。
まとめ
この記事では、ユタラプトルの特徴、生態、英語での説明、他の大型ドロマエオサウルス類との比較まで解説しました。
ユタラプトルは、羽毛をまとった巨大なハンターでした。恐竜の世界は本当に奥が深く、まだまだ知らない種類がたくさんいます。
皆さんも博物館で恐竜を見かけたら、ぜひユタラプトルを探してみてくださいね。
ぜひ英語も沢山使ってみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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