最近、英語の“ban”という言葉をネットやSNSでよく見かけますよね。
「banってどういう意味?」
「SNSで“垢banされた”ってどういうこと?」
と疑問に思ってる人も多いのではないでしょうか。
また、日常英会話で使われる“ban”と、SNSやゲームで使われる“ban”には、少し意味の違いがあります。
この記事では、英単語の“ban”や“banned”の基本的な意味から、動詞としての使い方、さらにネット用語としての「垢ban」「banされる」「インスタのBAN」の意味まで、わかりやすく解説します。
英語を学びたい方はもちろん、SNSをもっと安全に使いたい人にもおすすめの内容です!
ban・bannedの意味
英単語の”ban”は、基本的に「禁止する」という意味があります。
名詞では「禁止(令)」、動詞では「禁止する」として使われます。
名詞として使う場合の例文はこちらです。
There is a ban on smoking here.
(ここでは喫煙が禁止されている。)
動詞として使う場合の例文はこちらです。
The school banned cell phones.
(学校は携帯電話を禁止した。)
また、”banned”は”ban”の過去形・過去分詞形です。
“ban”は禁止に関する英単語であり、”banned”はその結果として「禁止された」状態を表します。
動詞banの使い方
動詞”ban”は、何かを「公式に禁止する」というときによく使われます。
日常英会話やニュース記事でもよく見られる表現です。
主な使い方をもう少し詳しく紹介します。
ban+名詞
「ban+名詞」で「を禁止する(した)」というシンプルな表現になります。
The country banned plastic bags.
(その国はレジ袋を禁止した。)
be banned from+名詞/動名詞
be動詞を伴えば「禁止される(された)」という、受け身(受動態)表現も作れます。
この形で目にすることが多い表現なので、使えるようにしておきましょう。
He was banned from driving.
(彼は運転を禁止された。)
“from”を使うのがポイントですね!
よく使われる場面
banがよく使われるのは、次のような場面です。
- 法律やルールで禁止されること(例:飲酒、喫煙)
- 学校や会社でのルール(例:制服違反、持ち物)
- オンラインプラットフォームでのアカウント制限
ややフォーマルな印象もあるので、ニュースや公式な文章にもよく登場します。
「垢ban」とは?
「垢ban(あかばん)」とは、「アカウントがbanされた(利用停止された)」という意味のネットスラングです。
SNSやオンラインゲームなどで、規約違反や不正行為をしたときに、運営側からアカウントが停止・削除されることを指します。
垢banの原因にはどんなものがある?
垢banの原因は多岐に渡ります。
- 規約違反(例:誹謗中傷、不正アクセス)
- 自動投稿・スパム行為
- 著作権違反(画像や音楽の無断使用)
- なりすましや詐欺行為
「垢banされるとアカウントが使えなくなるため、再登録が必要になる」こともあります。
SNSやゲームを安心して楽しむには、利用規約を守ることが大切ですね。
「banされる」とは?
「banされる」という表現は、動詞の受け身(受動態)として使われていて、「禁止される」「アカウントを停止される」という意味で使われます。
以下のように、日本語と英語を混ぜて使うのが特徴です。
- 「Twitterでbanされた。(=Twitterでアカウントが停止された)」
- 「あの人、荒らし行為でbanされたらしいよ。(=あの人は迷惑行為でアカウント停止になったらしい)」
このように、「banされる」はネット特有の言い回しで、SNSやオンラインゲームの文脈でよく見られます。
英語でも”get banned”や”be banned”という形で表現されます。
例文はこちらです。
He got banned from the game.
(彼はゲームでbanされた。)
インスタグラムのbanとは?
Instagram(インスタグラム)での”ban”は、先に説明した「垢ban」と同じで、アカウントの一時停止や永久停止(削除)を意味します。
インスタでbanされる原因
インスタでbanされる主な原因は以下のとおりです(ルールは予告なく変更となる可能性があります)。
- 他人への嫌がらせや誹謗中傷
- アダルトコンテンツの投稿
- 短時間で大量の「いいね」や「フォロー」(スパム行為)
- 偽物アカウントや詐欺
banの種類
banにもさまざまな種類があります。以下は主なbanと、その内容です。
- シャドウバン(shadowban):投稿が検索やハッシュタグで見つからなくなる。
- 一時ban:一定期間ログイン不可になる。期限後に復活可能。
- 永久ban(垢削除):完全にアカウントが削除され、復活不可。
これらは、通知なしで起きることもあります。
対処法
もしアカウントが間違ってbanされたと考えられる場合は、Instagramを開いてユーザーネームとパスワードを入力し、画面の説明に従い審査を依頼することができます。
正しく使っていれば、基本的にbanされることはありません。
ルールを守って、楽しく使いましょう。
「禁止」を英語で何て言う?
英語で「禁止」を表す言葉は”ban”だけではありません。他にも似た意味の表現があるので紹介します。
ban:禁止(公式な禁止)
まず、今回の記事のメインワードであるbanです。
公式な禁止を表すことができます。フォーマルな文脈でよく目にする表現です。
Smoking is banned here.
(ここでは喫煙が禁止されている。)
prohibit:禁止する(やや硬い)
prohibitは、法律や規則、権限によって何かを禁じることです。
禁止の理由が明確に示唆されることが多く、banよりもさらにフォーマルな印象です。
The law prohibits texting while driving.
(法律は運転中の文字入力を禁止している。)
forbid:禁じる(命令や個人的な禁止)
forbidは、個人的または権威ある立場から、何かを明確に禁じるという意味があります。
感情的・個人的な禁止のニュアンスがあり、親が子に言うような場面や、強い意志を示す場合に使われます。
My parents forbid me to go out late.
(両親は私が夜遅く出かけることを禁止している。)
restrict:制限する
restrictは、何かを使用または行うことを部分的に制限することです。
完全な禁止ではなく、範囲や程度を限定します。
The app restricts access to adults only.
(そのアプリは大人のみアクセス可能に制限されている。)
まとめ
“ban”は英語で「禁止する」「禁止令」などを表す言葉で、ニュースや日常会話にもよく登場します。
最後にもう一度、ポイントをまとめておきましょう。
- ban(名詞/動詞):「禁止」や「禁止する」という意味。
- banned:banの過去形・過去分詞で「禁止された」。
- 垢ban:アカウントが利用停止・削除された状態。
- banされる:SNSやゲームなどで規約違反によって制限を受けること。
- インスタのban:ルール違反によりInstagramアカウントが一時的または永久に停止されること。
- 類義語:prohibit、forbid、restrictなども状況によって使える。
ネット用語としても英単語としてもよく登場する”ban”。
意味を正しく知って、安心・安全に英語やネットを楽しみましょう!