クリスマスが終わり、年末になると「よいお年を」と挨拶をします。会社で仕事納めをするとき、年末の同窓会をしたときなど、日本では新年に向けたこの挨拶を頻繁に耳にするようになります。

では、「よいお年を」は英語ではどう言うのでしょうか?今回は、年末に使える「よいお年を」をはじめ年末に使える挨拶をご紹介いたします。

勘違いされやすい「良いお年を」を使うタイミングとは?

日本で「Happy New Year!」と言われると、「あけましておめでとうございます」と年始の挨拶のように聞こえるかもしれませんが、英語圏では年末に「よいお年を」のフレーズを使うのがのが一般的です。時期としてはクリスマスが過ぎた26日頃から言い始めます。

もちろん、年明けにもあけましておめでとうございます」の挨拶としても「Happy New Year!」を使います。年末から年明けまで長い間使える便利な挨拶用語です。

海外での「良いお年を」の使い方

英語圏は、「良いお年を」を別れ際や去り際に使います。英語圏では、日本よりもお正月をそれほど大きな行事としていないので、かしこまった感じよりかは気軽に「良いお年を」を使います。

もちろん、ビジネスの場面や目上の方に丁寧に挨拶する方法もあります。以下で紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ネイティブが使う厳選12フレーズ

Aさん
Have a happy new year!
訳)良いお年を!

シンプルに「良いお年を!」と伝えるフレーズです。スーパーでのレジの店員さんにさらっと挨拶したり、お友達との去り際に使えます。気軽に使えるので、年末は街中でこの言葉を聞くでしょう。

Aさん
Wish you a happy new year!
訳)素敵な新年をお迎えください!

良い年になることを願うのを表現するために「wish」を使います。

Aさん
Have a great holiday!
訳)素敵な休日をお過ごしください。

年末年始はお休みの人が多いので、「holiday」を使います。

Aさん
Happy holidays!
訳)素敵な年末年始をお迎えください!

「Holidays」は、年末から年始の長期休暇の連休を指します。短いので言いやすいのが良いですね。

Aさん
Enjoy the holidays!
訳)年末年始楽しんでください!
Aさん
Take care over the holidays!
訳)年末年始はどうぞお気をつけて!

去り際に「Take care」と「どうぞお気をつけて」という気持ちを含ませながら年末の挨拶を伝える場合に使います。

Aさん
See you next year!
訳)また来年ね!

シンプルに「また来年!」と明るく挨拶するフレーズです。

Aさん
I’ll see you in the new year!
訳)来年にまた会いましょう!

「See you next year」と同様の表現です。

Aさん
I’m looking forward to catching up in the next year!
訳)来年に近況をお話できることを楽しみにしてます。

「catch up」で「追いつく」という意味ですが、ここでは「近況報告をする」という意味になります。

Aさん
I wish all the best in the new year.
訳)すばらしい新年になることを願っています。

「wish」を使って、来年素敵に過ごせられるようにと願いを込めた挨拶をすることもできます。

Aさん
I wish you a great and prosperous year.
訳)すばらしい、そして成長多き1年になりますように

「prosperous」で「繫栄した」「成長した」という意味になります。

Aさん
Have a great rest of the year.
訳)今年の残りの日々を楽しんでください。

新年を迎えるにあたり、今年の残りの日々を楽しく過ごしてねというメッセージです。

上司や目上の人への丁寧な「良いお年を」

上司や目上の人への丁寧な「良いお年を」
Aさん
Best wishes for the new year!
訳)来年が良い年でありますように!

上司や目上の人達には「wish」を使って素晴らしい一年であることを願うという気持ちを伝えることが大切です。

Aさん
I wish you all the best in the new year.
訳)新年のご多幸をお祈りしています。

「新年のご多幸を」というとかなり畏まったように聞こえますが、英語では目上の人でも少し丁寧なくらいの挨拶で充分です。

Aさん
Thank you for your kindness this year.
訳)本年はお世話になりました。

「kindness」は「優しさ」という意味。意訳して「お世話になりました」というメッセージになります。本年お世話になったお礼を込めるのも良いでしょう。
「kindness]は、他にも「everything」などに置き換えても使えます。

Aさん
I’m grateful for your help this year.
訳)本年はいろいろと助けていただき感謝しています。

同様に、本年にいろいろと助けてくれたことを感謝するメッセージです。

Aさん
I really appreciate your guidance this year.
訳)今年は様々助言をありがとうございました。

「guidance」は「助言」「指導」の意味です。上司や目上の方への表現にぴったりです。

メールや文章での「良いお年を」

次に、メールで使える「良いお年を」のフレーズをご紹介します。もちろん、「Happy new year!」だけでも良いのですが、少しかしこまって挨拶したいばあいには以下のようなフレーズが使えます。

Aさん
I wish you and your family the best for 2023.
訳)2023年のご家族の多幸をお祈りしています。

かしこまってご家族の幸せを願う場合のメッセージです。

Aさん
I wish you a great and prosperous year.
訳)来年が成功に満ち溢れた1年でありますように。

「prosperous」は「豊かな」という意味です。少し硬い単語なので、ビジネスメールなどに使えます。相手が成功し、豊かな一年であることを願うフレーズとして使えます。また、かぞ

「良いお年を」:クリスマスの挨拶と一緒に

「良いお年を」という挨拶は、25日前後の日から使う挨拶なので、クリスマスの挨拶と一緒にあわせて言うこともあります。

Aさん
Merry Christmas and a happy new year!
訳)メリークリスマス、そして良いお年を!

シンプルにクリスマスと新年の両方の挨拶をするパターンです。英語圏では気軽に使えます。

Aさん
Merry Christmas and happy holidays!
訳)メリークリスマスそして素敵な祝日を!
Aさん
Happy holidays!
訳)新年のご多幸をお祈りしています。

クリスマスは宗教色が強いので、クリスマスをお祝いしない相手にはシンプルに「Happy holidays」と挨拶するのが無難です。

12月中旬からは積極的に英語で「良いお年を」

いかがでしたか?12月の中旬、クリスマス頃からはちまたで「良いお年を!」という挨拶を耳にすることが増えてきます。様々なイベントや交流も増える12月。ぜひ、友人や会社の仲間、ご家族との別れ際には「良いお年を」を英語で使ってみましょう。