面接」という言葉を聞いて、あなたはどんな場面を想像するでしょうか?

社会人を経験したことのある人なら、就職試験での面接を思い浮かべることでしょう。また大学生であるなら、アルバイトの面接や英検などの資格試験での面接試験を思い浮かべるかもしれません。そんな様々な意味と場面で使われる「面接」という言葉ですが、英語では何と言うのでしょうか?

英語では、ひと言で「面接」と言っても、その目的に応じて違う表現を使うことさえあります。

この記事では…

  • 「面接」を表す英語の表現
  • 実際に面接で使える定番フレーズ

について紹介していきます。

この記事を読み終わる頃には、「面接」について英語で表す時、そして英語で面接する時の具体的なイメージがついているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

面接って英語でなんて言うの?

面接や職場で役立つ英語での自己紹介!

多くの日本人が「面接」と言われて思い浮かべるのは、就職活動などの「面接試験」なのではないでしょうか?また、面接とは少し違った「面談」という言い方をすれば、「保護者面談」などの第三者を含んだ話し合いを思い浮かべるかもしれません。

ここでは、就職活動などで用いられる「面接」と、第三者を含んだ「面談」の2つを英語で何と言うかについてお伝えします。

就職活動などの面接

就職活動や進学に関わる面接試験は、英語でInterviewと表現します。

日本語で表される「面接試験」とは少しニュアンスが異なって、面談をする側がされる側に対して、必要なことを聞いていく→インタビューをするという発想なんですね。

Aさん
Your interview for the job is tomorrow.
訳)あなたの就職面接は明日です。
Aさん
I took a job interview yesterday.
訳)昨日、就職面接を受けてきました。

この例文のように、特に就職面接では「Interview for a job」や「Job interview」などと表現することが多いです。

「話し合い」の意味での面談

複数人での「面談」を英語で表す時は、MeetingやConferenceを表します。

どちらも「会議」を表す英単語で、Meetingは会社などで日常的に行われる会議、Conferenceは少し堅い表現でしっかりと話し合われる会議を指します。

MeetingやConferenceを使う場合の面談は、「話し合い」のニュアンスが強いです。

Interviewが一方に対してたくさん質問をして評価、判断をするのに対して、MeetingやConferenceは参加者全員が意見を出し合って結論を出していくようなイメージです。

同じような言葉である「面接」と「面談」ではありますが、英語で表現する時はこうした使い分けが必要になるんですね。

面接で使える英語表現

面接で使える英語表現

それでは、ここからは面接で実際に使える頻出フレーズをお伝えしていきましょう。

英語の面接で使える定番フレーズ

まずは面接や面談全般に使える定番フレーズです。

It’s nice to meet you.

Nice to meet you.から連想されるのは、学校英語で「はじめまして」の意味かもしれませんね。

Nice to meet you.には、元々は「お会いできて嬉しいです。」のニュアンスがあります。

何気ないシンプルで基礎的なフレーズですが、これを言えるか言えないかでは相手に与える印象がまるで違います。

緊張しがちな面接や面談というシチュエーションだからこそ、基本に忠実にシンプルなフレーズをサラッと言うことで、スマートに振舞うこともできて緊張もほぐれます。

It’s a pleasure to meet you.

Nice to meet you.よりも少しだけ丁寧に聞こえるフレーズです。

余裕があるのなら、こちらの表現を使っても良いですね。

Thank you for meeting with me today.

「本日はお会い頂きありがとうございます。」を伝えることが出来るフレーズです。

こちらも何気ないひと言ではありますが、これを言うことで相手に敬意を表し良い印象を与えられるフレーズです。

貴重な時間を割いてくれた。数ある応募者の中から自分に興味を持っていただいた。などに対する感謝の意志を相手に表すことが出来るからです。

Tell me a little bit about yourself.

Tell me a little bit about yourself.は、「あなたについて少し聞かせてください。」という意味の英語フレーズです。

「自己紹介をしてください。」や「自己PRをしてください。」といったニュアンスにも取れますね。

特に面接の場というのはあなたの魅力や有意性をアピールする場です。

そんなアピールの場を与えてくれるこの「Tell me a little bit about yourself.」というフレーズを聞き漏らさないようにしたいですね。

英語の就職面接で聞かれる頻出フレーズ

続いては英語の就職面接の際に頻出のフレーズを紹介します。

Tell me why you want to work here.

「どうしてここで働きたいのかを教えてください。」を意味する英語のフレーズです。

就職面接では必ず聞かれるフレーズですね。

日本の会社でも、「志望動機」として必ず聞かれることでもあります。

どんな面接の場でも、必ず聞かれるフレーズだからこそ、事前に知っておいて混乱をを防ぎ、冷静に対応出来るようにしておきたいですね。

What are your strengths?/What are your weaknesses?

「あなたの長所は何ですか?」「あなたの短所は何ですか?」を意味するフレーズです。

Strengthsが強みで、Weaknessesが弱みです。

長所と短所についても就職面接で頻繁に問われるので、上述の「志望動機」と同様に事前に知っておくことで、冷静に対処出来るようにしておきたいですね。

Where do you see yourself in 〇 Year?

「〇年後には何をしていると思いますか?」を意味するフレーズです。

直訳では「あなた自身をどこに見ていますか?」というニュアンスになり、それが転じて「〇年後のあなた自身の展望を聞かせてください。」という意味で使われます。

より具体的な展望を伝えることが出来れば、「この人は将来を具体的に見越して仕事ができる人なんだな」と好印象を抱いてもらえます。

まとめ

この記事では、「面接」を表す英語表現について以下の点からお伝えしてきました。

  • 就職面接などの、面接を行う側が質問をする場合は「Interview」が使われる
  • 「面談」などの、「結論を出すために行われる話し合い」を表す場合は「Meeting」や「Conference」が使われる
  • 面接でよく使われる英語フレーズを予(あらかじ)め知っておくことで、面接中に混乱してしまうのを防げる

ここまでお読みいただいているあなたなら、「Interview」と言われた時の面接の情景、「Meeting」や「Conference」と言われた時の面談の情景を、勘違い無く思い浮かべることが出来るかと思います。

ぜひこの記事でお伝えしたことを活用して、ご自身の英語表現を豊かにしたり、英語の面接でスマートに受け答えするのに役立てて頂ければ幸いです。