皆さんは、英語で「繋ぐ」ってどういうの?と聞かれたらどう答えますか?意外とスッと出てこない単語かもしれませんね。実は、英語で「繋ぐ」という動詞を探すと意外とたくさん出て来るのです。それぞれニュアンスが異なるものの、せっかく覚えるならセットにした方が効率が良いということで、ここでまとめることにしました。代表的な5つの単語の「繋ぐ」という意味を正確に理解していきましょう!

英語で「繋ぐ」はどういうの?

では先に、紹介したい5つの「繋ぐ」という単語を紹介しておきましょう!

  • connect
  • link
  • join
  • unite
  • combine

こんな感じですね。これらを見て、見たらわかったという方も多いのでは?いざ使うシチュエーションになったら言葉は出てこないけれど、読解をする時に出てきたら意味がわかるという場合もあるでしょう。これらの単語はすべて「繋ぐ」という意味ですが、そのニュアンスの違いにはどのようなものがあるのでしょうか。

connect

connect

connectのニュアンスは、「2つ以上のものを繋ぐ」です。これらは物理的な繋がりもあれば、目に見えない絆などにも使えます。ですから、日常生活だとスマホをWi-Fiに繋ぐといったシチュエーションで使うことができます。熟語には以下のようなものがありますから、今覚えてしまいましょう。

  • A is connected to B.
  • A is connected with B.

どちらも「AとBを繋ぐ」という意味ですが、物との繋がりを表したい時にはtoが、人との繋がりを表したい時にはwithが使われます。受動態の形になっているのも特徴的ですね。実際に例文を作ってみましょう。会話するならこんな感じ。

Aさん
My iPhone is connected to the internet.
訳)私のiPhoneはインターネットに繋がってるよ。
Bさん
Really? Can I use it?
訳)本当?使わせてもらってもいい?

link

linkもconnectとほぼ同じ意味で使われますが、本来の意味は「循環する」や「行き来する」というものなので、その名残をニュアンスと捉えてもらえるとより使いやすくなります。日本語でも、「○○と△△がリンクする」のように使ったりしますよね。

Aさん
This bridge links these two cities.
訳)この橋がこれら2つの街を繋げているんです。
Bさん
Then it’s so important for their life.
訳)では、それは彼らの生活にとても重要なのですね。

「リンクする」というとなんだか思想やネットワークの方を思い浮かべるかもしれませんが、この例文のように物理的な物と物との繋げる時にも使えるんですよ?

join

join

joinは、物と物との物理的な繋がりを表します。中には、「繋ぐ」という意味より「参加する」というイメージを持っている方もいるかもしれませんね。確かに、Join us!のように、子どもたちが遊んでいる時に別の子を誘う時などに使われますが、これも元をたどれば複数の子どもたちの輪の中に、別の子どもが入って1つになることです。グループが個人と繋がったという意味を持つのです。

Aさん
Join these two papers together.
訳)この2つの紙を繋げてください。
Bさん
Like tihs?
訳)こんな感じですか?

unite

unite

uniteには、同じ目的を持った人達が集団を作るといったニュアンスを持ちます。United KingdomやUnited Statesは聞いたことがありますよね。イギリスとアメリカ、これらも国を作ろうという同じ意思を持った人々が一体化したものです。

Aさん
We are united to end this game.
訳)私たちはこのゲームを終わらせるために結束したんだ。
Bさん
Do your best.
訳)頑張ってね。

combine

combineは、中でも強い繋がりを表し、その結果個々が判別できなくなるほどのものである時に使われます。2つ以上のものが繋がり、その結果別のものを生み出すというイメージです。

Aさん
Combine meat, sugar, and salt in a bowl.

訳)ボールの中で肉と砂糖、塩を混ぜて。
Bさん
All right.
訳)はいはい、わかったよ。

まとめ

同じ「繋ぐ」という意味でも、ここで紹介した5つの単語にはそれぞれ違うニュアンスがありましたよね。中には似ているためどちらを使おうか迷うこともありますが、そんな時はまず口に出すことが重要です。ネイティブスピーカーらしくなるには練習あるのみですから、尻込みしていても始まりません。使ううちにたくさんの例文を見て、より「らしい」英語を使えるようになっていきましょう!