家計簿をつけているという家庭は、4割から5割ほどといわれています。レシートを貼って明細をノートに手書きするしかなかった昔と違い、最近では家計簿がつけられるアプリもあり、より簡単に家計を管理することができるようになっています。便利ですよね。
さて、「家計簿」とは英語ではどのような表現を使うのでしょうか。今回の記事では、家計簿にまつわる単語やフレーズをいろいろと紹介します。
「家計簿」は英語でなんて言う?
「家計簿」は英語で「domestic accounts book」や「household account book」といいます。「account of (household) expenses」ともいいますね。
家計簿は、家庭の収入と支出を記録するもののことですが、決まったフォームがあるわけではありません。
大切なのは、家計簿をつけることで収入と支出を可視化し、家計を見直すための「気づき」を得ることです。
「家計簿をつける」って英語でなんて言う?
「家計簿をつける」は英語で「keep track of my household accounts」という表現を使います。
「I keep track of my household accounts.」で「私は家計簿をつけています」という意味になります。
この「keep track of ~」は「〜を追跡する(記録をつける)」という表現です。「~の動きを把握する」という意味があるので、家計のお金の動きを把握する、という意味になります。この表現は、よく使われるので覚えておくと良いですよ。
Do you keep an account of your household expenses?
訳)あなた、家計簿つけてるの?
Yes, I’ve been doing it for over 20 years.
訳)ええ、もう20年以上になるかしら
I could learn from you. But I’m not very good at numbers.
訳)見習わなきゃ。でも私、数字は苦手なんだよね
家計簿をつければ節約できる、というわけではない?
円安が進んで物の値段が高くなり、それでも給料が上がらないとなると、家計の見直しが必要になりますよね。ただ「節約しないと」と思っているだけでは、効果は期待できません。
家計簿をつけている人は冒頭でもお伝えしたように約半数に上りますが、家計簿をつけているだけでは、実はあまり意味がないのです。ではどのように家計簿を活用すれば効果的なのでしょうか。家計簿のつけ方を確認してみましょう。
家計簿のつけ方
家計簿は、細かくつければ良いというわけではありません。たしかに1円単位でぴったり金額が合えばそれに越したことはありませんが、そこまでしなくてもお金の流れを把握することはできます。例えば100円以上のものは記入する、というように自分なりのルールを決めて、無理のない範囲で家計簿をつけていきましょう。また、項目についても、仕事ではないのですから細かく分けすぎる必要はありません。例えば外食をした場合に「食費」なのか「飲食交際費」なのかの判断がつかず、嫌になってしまうこともあるからです。
大切なのは継続することと、中身を見てお金の流れが分かるようにしておくことです。
家計簿を英語でつけると英語力がアップするって本当?
家計簿を英語でつけると、項目を書くために、単語を調べるのでボキャブラリーが増えますし、毎日英語に触れる時間ができるため、英語力は確実に上がります。
日常生活に必要な単語を調べるので、必要なボキャブラリーが増えるのはうれしいですね。
また、家計簿をつける際、何かしら英語でメモのような日記をつけていくと、時間の経過とともに英語力がついていることを実感できますよ。
家計簿に記入する項目を英語でなんて言う?
家計簿を英語でつけるなら、必要な項目を英語でなんて言うのかが知りたいですよね。
ここでは、家計簿によく使われる単語をいくつか表にまとめてみます。
どこに入れたら良いか判断できない場合にはとりあえず雑費にいれておけば良いでしょう。
food expense | 食費 | Mobile phone bill | 通信費(スマホ) |
water bill | 水道代 | Fixed phone bill | 固定電話 |
Electric bill | 電気代 | Daily necessites | 日用品 |
Gas bill | ガス代 | Miscellaneous costs | 雑費 |
Tax | 税金 | Housing costs | 住宅費 |
Social insurance premiums | 社会保険 | Housing loan | 住宅ローン |
Medical insurance premiums | 医療保険 | Rent | 家賃 |
Life insurance premiums | 生命保険 | Repair costs | 修繕費 |
Ceremonial expenses | 冠婚葬祭費 | Transportation cost | 交通費 |
Entertainment expenses | 交際費 | Commuter pass | 定期代 |
Leisure costs | レジャー費 | Education costs | 教育費 |
「家計」って英語でなんて言う?
「家計」は英語で「household economy」や「family finances」といいます。「family budget」という言い方もできますね。家計とは、家族が暮らしていく上での収入と支出の状態のことをいいます。また家族が暮らしていくための費用のことを指すこともあります。
家計には、「家庭経済」という別名もあります。経済を支えているのはひとりひとり、ひとつの家庭が集まったものであることからそう呼ばれているのかも知れませんね。
総務省統計局が、独自の抽出方法に基づき選定された全国約9千世帯の方々を対象として、家計の収入や支出、貯蓄などを毎月調査しています。調査結果が気になる方はこちらをクリックしてください。
総務省統計局「家計調査」
「家計を管理する」って英語でなんて言う?
「家計を管理する」は英語で「manage household expenses」と表現できます。「管理する」と英語で言いたい場合は「manage」を使って表現できます。その後に「家計」を表す「household」や「family budget」をつければOKです。
家計を管理するにはいくつかの方法がありますが、ネット上で家計を管理するのは慣れると大変簡単で間違えにくく、時間もかからないため、おすすめです。
If I shop all online, it is easier to manage the family expenses.
訳)全ての買い物をネットで済ませれば、家計管理がしやすくなりますよ
I see, thanks for the good advice.
訳)なるほどね。アドバイスありがとう
お小遣い帳って英語 でなんて言う?
「お小遣い帳」は英語で「cash book」とか「petty cash book」などになります。
お小遣い帳をつけると、子供にとってたくさんのメリットがあるんです。
例えば、金銭感覚が身に着き、「来月あの本を買いたいから、今月は500円残るように節約しよう」と計画的にお金を遣うことを覚えたり、「このアイスはあっちのスーパーで買った方が安いな」と気づいたり。また、数字に強くなるのもメリットの一つといえます。
まとめ
家計簿は、なんとなくハードルが高いと感じていた人も、実際にはそこまで細かくする必要がないことが分かり、自分にもできるかもと思われたのではないでしょうか。
家計簿をつけると、お金のことだけでなく、見えてくるものもあります。例えば英語で家計簿をつけてみると日常生活に欠かせない単語を覚えられますし、英語に触れる時間が増えるため英語力もアップします。ぜひ今日から英語で家計簿をつけてみませんか?
Let’s try!