英語で「気にしないで」というフレーズにはどのようなものがあるのでしょうか。色々なシチュエーションがありますが、今回は謝られた時や、何かしようかと提案された時に使う「気にしないで」についての英語表現を見ていきます。一般的に思いつくであろうノープロブレムやネバーマインドは、謝罪に対して使うよりはお礼を胃された時や、直前に自分が言った言葉を取り消す時の「気にしないで」で使うことが多いので、それ以外の表現を見ていきましょう。
It doesn’t matter.
イギリス英語に興味がある方ならこちらをおすすめします。イギリスでよく使われる表現なので、ホームステイなどに行けば耳にするかもしれませんね。文字通り、「それは問題ではない」という意味で、つまり謝るほどの問題ではないということになります。ただ、言い方によっては「どうでもいい」という方へ捉えられてしまうので、やはり同じフレーズでも感情をこめて言うことの大切さを感じますね。
I’m so sorry about that….
訳)そのことについては本当にごめんなさい。
It doesn’t matter.
訳)気にすることはないよ。
Don’t worry about it.
「Don’t worry.」は「心配しないで」という訳で習った方も多いのでは?ここは少し長くして、「そのことに関して気にしないで」というフレーズになっています。謝る必要なんてないことを伝えたり、気にするほどのことをしていないと言いたい時に使います。
カジュアルとフォーマルの間くらいなニュアンスではありますが、しかし一応命令形なので目上の方には使わない方が無難です。もし使うなら「Please」と付けて言いましょう。これなら目上の人にも言えますし、口語だけでなくメールの文書などにも書くことができます。仕事ではメールでのみ英語を使っているという方も物流業界などに多いため、このような言い回しは知っていたりしますよ?これから働くなら今から役に立ちますね!
Should I fix this?
訳)これも修理した方が良いですか?
No. Don’t worry about it.
訳)いえ、気にしないでください。
No worries.
「worry」繋がりで行くならば、カジュアル、というよりスラングとして使われるこちらも必見。「心配しないで」とか、「大丈夫」、「気にしないで」という意味ですね。スラングは特に地域を選ぶことが多い傾向にありますが、こちらはオーストラリアでよく使われます。その隣国のニュージーランドでも言いますし、これらの国々を支配していたイギリスでも言います。しかし、アメリカではあまり使わないとのこと。
伝わるけれど言わないというのは方言のようなものでしょう。スラングなので、海外ドラマや洋画で出て来るかもしれませんよ?ネイティブが使うスラングを学ぶにはドラマが一番いいので、日常会話劇が大いにあるものを選んで学習を開始するのもおすすめです。
Oops! Sorry!
訳)うわっ!ごめん!
No worries.
訳)大丈夫だよ。
It happens to the best of us.
変わり種を出すと、「それは、私たちの中で最も恵まれた人にでも起こる」という文章もあります。これは意訳すれば、「誰にでも起こりえることだから気にしないで」という意味になります。使えたらちょっとかっこいいですし、相手を励ましたい時なんかにも言えますね。ネイティブでない英語学習者がこれを言えたら相手は感心してしまうのではないでしょうか。どこでそんな言葉を知ったのかと相手がそちらに気を取られてしまう現象が起こりそうです。
Oh no I failed!
訳)うわ、失敗しちゃった!
It happens to the best of us.
訳)皆失敗はするんだから気にしないで。
まとめ
相手から謝罪されたり、提案された時に「気にしないで」、「別にいいよ」と言いたい時、英語だとサッと出てこないのではないでしょうか。そんな時には上記の表現を思い出してみましょう。中には、目上の人にはあまり使わない方が良いものや、スラングなので親しい間柄の人にしか使わないものなどもありました。また、地域によって使うところと使わないところもありましたね。これらの違いを意識して使い分けができるようになれば一流です!あまり多くを一度に覚えてしまうと何かが抜け落ちてしまうので、少しずつ英語の表現の幅を広げるように地道にコツコツ英語学習を続けましょう。