皆さんは「アルゼンチノサウルス」についてどのくらい知っていますか?

今回は、史上最大の陸上恐竜とも呼ばれるアルゼンチノサウルスについて詳しく解説します。

全長36メートル、体重100トンの巨大な草食恐竜の生態や英語での説明方法を学んで、古代生物の知識と英語スキルを同時に身につけましょう。

アルゼンチノサウルスとは?

アルゼンチノサウルスとは?

恐竜好きなら一度は聞いたことがあるアルゼンチノサウルス。

「史上最大の恐竜」なんて言われることもありますが、実際のところどんな恐竜だったのでしょうか。

基本情報

アルゼンチノサウルス(Argentinosaurus huinculensis)は、今から9,600万年ほど前の白亜紀後期に、南アメリカ大陸で暮らしていた草食恐竜です。

とんでもないサイズでとにかく迫力のあることで有名だったこの恐竜ですが、以下のような情報が概要となります。

アルゼンチノサウルス(学名:Argentinosaurus)は、約9,620万から約9,219万年前の南アメリカ大陸に棲息していた植物食恐竜の一種(1属)。

アルゼンチンのネウケン州で骨格化石の一部が発見された。竜脚類であり、骨の仕組みや太く大きな胴体など、ジュラ紀のブラキオサウルスやアパトサウルスなどに似ているが、それらが絶滅した遥かのちに出現した。

ウィキペディアより引用

名前の通りアルゼンチンで発見されたので「アルゼンチンのトカゲ」という意味になります。

分類的には竜盤目の竜脚形類、ティタノサウルス科に属している恐竜です。

どこに住んでいたのか?(分布地域)

先にも少し触れていますがアルゼンチノサウルスは、アルゼンチンのネウケン州で発見された化石から知られています。

当時はこの辺りの平原や森林地帯が広がる地域に生息していたと考えられており、例えば長い首を活かして高いところにある木の葉っぱなんかを食べていたと推測されているのです。

どれくらい大きかった?(サイズと体重)

アルゼンチノサウルスの一番の特徴は、やっぱりそのサイズ。全長30〜36メートル、体重80〜100トンという推定値が出ています。

これは地上を歩いた生物の中でも最大級で、現代のゾウの10倍以上の重さになるので驚きです。

なんでこんなに有名なの?

やはり「史上最大級の陸上動物」というインパクトは大きいでしょう。この巨大な体は敵から身を守るのにも役立っていたと考えられています。

白亜紀の南アメリカでは、きっと生態系の重要な一員だったに違いありません。

アルゼンチノサウルスの特徴を英語で説明しよう

次は、これまで学んできた内容をベースに、英語でアルゼンチノサウルスについて説明してみましょう

以下に想定する説明シーンと、英文と和訳を用意しました。

英語での基本紹介文

まずは基本的なアルゼンチノサウルスの情報についてです。

Aさん
Argentinosaurus huinculensis was one of the largest land-dwelling dinosaurs that ever lived on Earth.

訳)アルゼンチノサウルスは、地球上に存在した最大級の陸上恐竜のひとつでした。

サイズについて

次はサイズについて話してみましょう。

Aさん
This enormous dinosaur measured about 30 to 36 meters in length and weighed approximately 80 to 100 tons.

訳)この巨大な恐竜は全長約30〜36メートル、体重は約80〜100トンもありました。

生息地について

こちらは生息地についての例文です。

Aさん
Argentinosaurus inhabited the vast plains and forests of what is now Argentina during the Late Cretaceous period.

訳)アルゼンチノサウルスは白亜紀後期、現在のアルゼンチンの広大な平原や森林に生息していました。

生活の様子

生活の様子についても、英語で話してみましょう。

Aさん
As a herbivore, Argentinosaurus used its long neck to reach high vegetation and its massive size to deter predators.

訳)草食動物だったアルゼンチノサウルスは、長い首で高い植物を食べ、巨大な体で捕食者を寄せつけませんでした。

絶滅について

最後は時代の締めくくりである絶滅についてです。

Aさん
Argentinosaurus became extinct around 92 million years ago during the Late Cretaceous period.

訳)アルゼンチノサウルスは白亜紀後期の約9,200万年前に絶滅しました。

アルゼンチノサウルスに関する英単語・フレーズ集

アルゼンチノサウルスに関する英単語・フレーズ集

次はアルゼンチノサウルスと一緒に覚えたい単語・フレーズを紹介していきます。

初心者向けに分かりやすい単語をピックアップしているので、ぜひここでインプットしちゃいましょう。

覚えておきたい基本単語10選

アルゼンチノサウルスについて話す際は、以下のような単語が役立ちます。

  • dinosaur :【名詞】 恐竜
  • herbivore :【名詞】 草食動物
  • giant :【形容詞】 巨大な
  • extinct :【形容詞】 絶滅した
  • Cretaceous :【名詞】 白亜紀
  • fossil :【名詞】 化石
  • vertebra :【名詞】 脊椎骨
  • plains :【名詞】 平原
  • forest :【名詞】 森林
  • predator :【名詞】 捕食者

“herbivore”は恐竜・動物関係の話をする際、非常に役立ちます。

horses are herbivores

馬は草食動物である

英ナビ!より引用

アルゼンチノサウルスを説明する便利な表現

次はアルゼンチノサウルスを話す際に役立つ、フレーズについてみていきましょう。

  • largest land-dwelling dinosaur :最大級の陸上恐竜
  • lived in the Late Cretaceous period :白亜紀後期に生息していた
  • used its long neck to feed on high vegetation :長い首で高い植物を食べていた
  • its massive size deterred predators :その巨大な体が捕食者を威嚇していた
  • fossils discovered in Argentina :アルゼンチンで発見された化石

色々な場面で役立つフレーズの中でも、特に“discovered in ~”は覚えて置くのがおすすめです。今回はアルゼンチンでしたが、別の地域を当てはめることも可能です。

他の巨大恐竜と比較してみよう

最後に他の恐竜とアルゼンチノサウルスを比較していきます。

パタゴティタンとの比較

パタゴティタン(Patagotitan)は体長約37メートル、体重約69トンと推定されています。

アルゼンチノサウルスと同じく、白亜紀後期の南アメリカに住んでいました。

英語で説明:

パタゴティアンも巨大な恐竜だったので、以下のように説明ができます。

Aさん
Patagotitan was another massive sauropod dinosaur from Argentina.

訳)パタゴティタンは、アルゼンチン出身の別の巨大な竜脚下目だ。

ドレッドノータスとの比較

ドレッドノータスは体長約26メートル、体重約65トンとやや小さめです。

その名前は「何も恐れない者」という意味で、なかなかカッコいい名前ですよね。

英語で説明:

先ほどのパタゴティアンの文章をベースに、少し拡張してみたので応用してみましょう。

Aさん
Dreadnoughtus was a massive sauropod dinosaur discovered in Argentina, measuring about 26 meters in length and weighing approximately 65 tons.

訳)ドレッドノータスは、アルゼンチンで発見された巨大な竜脚下目で、全長約26メートル、体重はおよそ65トンでした。

まとめ

この記事では、アルゼンチノサウルスの巨大さ、生態、そして英語での表現方法について解説しました。

巨大な草食恐竜である「アルゼンチノサウルス(Argentinosaurus)」について、日本語と英語の両方で学んできました。史上最大級の陸上恐竜というだけあって、そのスケールは本当に驚きです。

巨大な恐竜について英語で話すときは、サイズ、生息地、絶滅時期などのポイントを押さえておくと良いでしょう。

今度恐竜の話になったら、ぜひ今日覚えた表現を使ってみてくださいね。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。