今回のテーマは「家事」です。

「家事」の英単語をニュアンスを含めてご紹介します。

合わせて、家庭以外でも使える「雑務・雑用」についてもお伝えします。

家事のそれぞれのタスクの英語表現もリストアップしたので、参考にしてみて下さいね。

「家事」は英語でなに?

「家事」は英語で“household chores”もしくは“housework”というのが一般的です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

household chores

“household”とは「世帯」、「家族」という意味です。

“chores”「雑用」の意味で、本当はやりたくはないルーチーン的な雑務というニュアンスがあります。

“chores”だけだと、家のことととも仕事でのことともとれるので、”household”で限定します。

ただし、会話の中で、家のことを話していることが既に明確であれば、単に”chores”ということもあるでしょう。

家事はたいてい複数あるので、基本的に”household chores”として複数形で使うことが多いです。

【例文】

  • Household chores are tiresome but necessary.
    (訳)家事は面倒だが必要なことだ。
  • I think it makes it easier to do household chores little by little.
    (訳)家事は毎日少しづつやる方がラクだと思う。
  • In my family, everybody shares household chores.
    (訳)我が家では、家族みんなで家事をする。

housework

“Housework” は、そのまま、掃除、料理、買い物など家庭で発生するタスク全般を指します。

“housework”と”household chores”はほとんど大差なく使われている様です。

ただし、面倒なことであるというニュアンスを込めたい場合は”household chores”の方がより合っている感じがしますね。

【例文】

  • I have to finish up some piled up housework this weekend.
    (訳)今週末はたまった家事を片付けなければいけない。
  • Doing housework makes me feel refreshed.
    (訳)家事をすると気持ちがスッキリする。
  •  I think we should allow ourselves to slack off a little when it comes to housework.
    (訳)家事は少し手を抜く位で良いと思う。

domestic work

“domestic work”も「家事」という意味ですが、固い印象があります。”domestic”は「家庭内の」意で、”public”が対義語になります。

【例文】

  • Maids get paid to do domestic work.
    (訳)メイドは家事をして給与を受ける。

「雑用」や「雑務」は 英語でなに?

「雑用」や「雑務」は 英語でなに?

それでは、家庭の事に限らず、一般的に「雑用」や「雑務」は英語でどう表現するのでしょうか。

これらの英単語には、主に下記の3つの言い方が考えられます。

chores

“chores”は「雑務」の中でも、建物内や敷地内で完結するものが連想されます。

【例文】

  • They dumped office chores on the admin team.
    (訳)彼らはオフィスの雑用を企画部に投げた。

errands

“errands”は「用事」の意味に近く、外に出かけてする雑用に使われます。

【例文】

  • My mom asked me to run some errands to downtown.
    (訳)中心街におつかいに行く様にお母さんに言われた。

miscellaneous duties

“miscellaneous”は「雑多なものが混ざり合った」という意味なので、miscellaneous duties”といえば「雑務・雑用」になります。

【例文】

I do some extra miscellaneous duties besides accounting at work.
(訳)私は仕事で、会計業以外に細々した雑務もします。

「家事をする人」のことを英語で何ていう?

「家事をする人」のことを英語で何ていう?

ちなみに、「家事に従事する人」のことは英語で下記の様に呼びます。

  • housewife / homemaker
    “housewife”は「主婦」を指すのに対し、”homemaker”は「主婦/主夫」の意味で現代浸透しつつある単語の様です。
  • house keeper / housemaid / domestic worker
    「家政婦」の意味。

日本では「家政婦」を雇うことはまだまだ一般的ではないかと思います。

ただ最近では、「ファミリーサポート」という行政の支援もあって、対価を払って家事をしてもらうという考え方が少し広まっているのではないでしょうか。

一方で、例えば中東では「メイドさん」を雇うのはとても当たり前のことです。

わざわざ海外から採用してきて、住み込みで働いてもらうというのも非常に一般的です。

時には悪い待遇などを目の当たりにして驚く点も多かったですが、保育園が整備されてないなのどの背景から、社会システム上欠かせない存在なのです。

「家事をする」の関連英語表現

cleaning

さて、「家事をする」というのは、前述もしていますが、“do the house chores”“do the housework”で表現できます。

その他例えば、“handle the chores”といった言い方も考えられます。

Aさん
Both me and my wife work full time, so we split the chores equally.訳)うちは私も妻もフルタイムの仕事があるから、家事は平等に分担しているよ。
Bさん
My wife handles most of the chores around the house and I’m responsible for household finances.
訳)うちは妻が家のほとんどの雑務はこなしていて、私は家計を担っているよ。

最後に、一般的に家事に含まれるタスクの英単語をリストアップしました。

  • cleaning 掃除
  • washing / doing the laundry 洗濯
  • cooking 料理
  • ironing アイロンかけ
  • food shopping/grocery shopping 食材の買い出し
  • vacuuming/hoovering 掃除機がけ
  • sweeping 掃き掃除
  • dusting ダスティング
  • Mopping floors 床拭き
  • Doing yardwork 庭仕事
  • Washing dishes お皿洗い
  • Mowing the lawn 芝刈り
  • Taking out the trash ゴミ捨て
  • Washing the car 洗車

本当はまだまだありますよね。

また、国や地域によって、日常使う単語とそうでないものの違いがあって生活環境が伺えますよね。

中東に住んでいた頃は、毎週ホコリが積もって大変でした。床がタイルな住まいが多く、モップがけも毎週です。

スウェーデンは一転、庭のお手入れが結構な大仕事です。

庭に木々がある家なんかは、劣化した木を切り倒して処分するといった重労働もある様ですよ。

まとめ

「家事」は英語で“household chores”もしくは“housework”といいます。

合わせて、“errands”“miscellaneous duties”という英単語もご紹介しました。

次々と発生する家事、面倒な“chores”ですが、“Doing housework is a good form of exercise”と思って、前向きにこなしていきたいですね。