自分勝手な様子や、相手のことを無視して自分だけの意見を押し通そうとする様子を「わがまま」と言いますよね。

日本語の「わがまま」は便利な言葉で、一言でさまざまなニュアンスのわがままを表現できます。

英語で日本語と同様のニュアンスを表現するには、複数の単語を使い分けなければなりません。

どのような相手に対する表現なのか、どのような意味合いのわがままを伝えたいのかによって、選ぶべき表現が変わるのです。

そこで今回は、「わがまま」の英語表現を紹介していきます
会話で使える便利なフレーズも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

「わがまま」の英語表現5選

一口に「わがまま」と言っても、日本語にはさまざまな意味合いが含まれていますよね。

「子どものように周りが見えていない様子」「自己中心的な様子」などがあります。

英語で「わがまま」を表現する場合、複数の単語をシーンに応じて使い分けなければなりません。

ここでは、ネイティブもよく使う「わがまま」の基本表現を5つ紹介していきます。

selfish

わがままの代表的な表現といえば、selfishでしょう。

selfishは「利己的な」「自分本位の」「わがままな」といった意味に訳されます。

シンプルに自分勝手な様子に対して使われる表現のため、「わがまま」というのを表現するのに最もよく使われます。

Aさん
You are selfish.
あなたは自分勝手です。
Aさん
I have a selfish personality.
わたしはわがままな性格です。

personalityは「性格」「個性」などの意味があり、「selfish personality」で「わがままな性格」となります。

egoistic

selfishとニュアンスが似ているわがままな表現に、egoisticがあります。

egoisticは「利己主義の」「自分本位の」「わがままな」といった意味に訳されます。

日本語に訳すと、selfishとほとんど同じ意味になるため違いが分かりにくく感じるでしょう。

しかし、egoisticはselfishよりも、強いわがまま度合いを表現できます。

「自分の利益だけしか考えていない様子」をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。

日本語でも「それはエゴだ」などと言いますが、英語のegoisticが語源となっている言葉ですよ。

Aさん
That politician doesn’t think that his egoistic campaign promises is bad.
あの政治家は、利己主義な選挙公約が悪いとは思っていない。

self-centered

「自分が優先」「自分のことしか考えていない」といった自己中心的なニュアンスを強調する場合は「self-centered」を使いましょう。

日本語では省略して「自己中な人」と言うことが多いですね。

Aさん
He is self-centered and he doesn’t care about classmates.
彼は自己中心的でクラスメイトのことを気にかけていない。

childish

「子ども」という意味のchildから派生した表現にchildishがあります。

childから想像できるように、childishは「子どもじみた」「おとなげない」という意味に訳されます。

マイナスなイメージを伝える際に使われる言葉で、「いい年した大人が……」といったニュアンスを伝えられますよ。

Aさん
His way of thinking is childish.
彼の考え方は子どもじみています。

一方、わがままを言っていてかわいい様子には「childlike」を使います。

childlikeはポジティブな印象のある言葉で、「(いい意味で)子どもらしい」「無邪気な」などの意味になります。

Aさん
My brother is a historian with childlike curiosity.
わたしの兄は子どものような探求心を持った歴史学者です。

be動詞+spoiled

spoilは「台無しにする」「腐らせる」「過度に甘やかす」「性格をだめにする」といったネガティブな意味があります。

そのため、受動態の形で「be動詞+spoiled」で、人に対して使うと「甘やかされた(人)」という意味になるのです。

親が子どもを甘やかしすぎて、性格がわがままになってしまったといったニュアンスを表現できます。

Bさん
He’s such a spoiled little boy.
彼は本当にわがままな子です。

「わがまま」のスラング

「わがまま」のスラング

「わがまま」の基本表現を紹介しましたが、表現が多くて驚いたのではないでしょうか。

ここでは、「わがまま」のスラングを紹介します。

jerk

「わがまま」を表現できるスラングにjerkがあります。

海外ドラマで時々出てくる単語なので、聞き覚えがあるかもしれません。

jerkで気を付けたいのは、女性が男性に対して使う表現だということでしょう。
男性が無神経な発言や行動をしたときに使われます。

Aさん
Oh, he is such a jerk!
あー、彼って本当に無神経!

会話で使える「わがまま」にまつわるフレーズ

会話で使える「わがまま」にまつわるフレーズ

ここでは、会話で使えると便利なわがままに関連するフレーズを紹介していきます。

わがままを言ってごめん

ついついわがままを言ってしまうことってありますよね。

わがままを言っている最中は気にならないものの、後から振り返ると悪いことをしてしまったと感じることがあるかもしれません。

その場合、「I’m sorry that I was selfish.」というフレーズを覚えておくと便利です。

Aさん
I’m sorry that I was selfish.
わがままを言ってごめん。

「I’m sorry」と言うよりも、「I’m sorry that ~」=「~についてごめん」と伝えられるので、何に対して悪いと思っているのかを伝えられます。

そんなわがままはやめて

わがままを言われてうんざりすることがあるでしょう。

そのときは「Stop being so selfish.」と相手に伝えてみましょう。

Aさん
Stop being so selfish.
そんなわがままはやめて。

「Stop ~ ing」は「~することをやめろ」という命令文です。

soは省略しても問題ありませんが、so selfishにするとわがままな様子を強調できます。

わがままで困る

意見がまとまらなかったり、周囲の人がわがままをいったりして困ることがあるでしょう。

その場合は「annoying」という単語を使います。

annoyingは「困る」「うざい」「いらいらする」などの意味があります。

Aさん
She is so self-centered and it is so annoying.
彼女が自己中心すぎて困っている。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は「わがまま」に関する英語表現を紹介しました。

日本語の「わがまま」は一言でさまざまな意味合いを表現できる便利な言葉ですが、英語ではシーンによって単語を使い分けなければなりません。

最もよく使われるのは「selfish」ですが、利己的なニュアンスを強めたい場合は「egoistic」、自己中心的な様子を強調したい場合は「self-centered」などがあります。

そのほかにも表現があるので、シーンや伝えたいニュアンスに応じてぴったりの表現を使ってみましょう。