英語でいちご言えば、誰もが知っているstrawberry、ですよね?「それ以外に英語でいちごを表す表現なんてあるの?」と思うかもしれませんが、実はないこともないんです!こんなに明らかにわかりやすい単語があるというのに驚きですよね。また、今回は西洋のいちご事情の一部や、いちごの花言葉なんかもご紹介していきます。ちなみに、いちごは果物ではなく野菜だそうですよ・・・!

いちごは英語でstrawberry

さて、いちごは英語ではもちろんstrawberryと言います。しかしここで語彙力のある方なら、「どうしていちごの単語の中にstraw(藁)が入っているの?」と疑問に思ったことはありませんか?これは、いちごが藁を敷いて育てられていたからという説があります。

藁のベリー・・・なんだかいちごのかわいらしさがなくなってしまうような語源ですが、語源を知ることでより知識が身につくなら知っておきたいですよね。それによって覚えやすくもなりますし、藁という単語を知らなかった方ならここで覚えることができましたしね。

いちごの語源が所説あるというのは、strawの古語であるstrewが関係しているからです。strewには「あちこちに散らす」という意味があり、いちごのツルがあちこちに伸びるからstrawberryと名付けられたという説もあります。

一般的にはいちごと言えばもちろんstrawberryでOKなので、例えば日本の食べ物であるいちご大福も、「strawberry mochi(いちご餅)」で解説できますよ!

Aさん
By the way, why does the strawberry include “straw”?
訳)ところで、なんでstrawberryにはstrawっていう単語が含まれているの?
Bさん
Because it is said that strawberries were grown on the straw.
訳)藁の上でいちごが育てられたと言われているからだよ。

いちごはFragaria ×ananassaとも言う?

いちごはFragaria ×ananassaとも言う?

いちごがstrawberryと呼ばれないとしたら、他の選択肢なんてあるのでしょうか。実は英語には、Fragaria × ananassa(フラガリア・アナナッサ)と言う方法もあります。皆さんは聞いたことありますか?かなりヘンテコリンな名前だなという感想を持った方もいると思いますが、これはいちごの学名なんです。

動物にせよ植物にせよ、学名なんて通常は学者以外使わないのですが、いちごの場合は世界のスーツに使われることでFragaria × ananassaと呼ばれることもあるそうですよ!聞いたことがない何のスイーツかわからないものも、ふたを開けてみたらいちごだったということがあるのです。

ちなみに「Fragaria」はバラ科顕花属でオランダいちごを意味しており、「ananassa」はパイナップルの意味です。「Fraga」はラテン語で「香り」という意味を持っているので、「Fraga ananassa」は「パイナップルの香り」という意味もあります。

Aさん
I’ve never heard the word, “Fragaria × ananassa”.
訳)”Fragaria × ananassa”って聞いたことないんだけど。
Bさん
Oh, it means “strawberry”.
訳)ああ、それは「いちご」って意味だよ。

いちごの花言葉を英語で言ってみよう!

いちごの花言葉を英語で言ってみよう!

いちごは小さな白い花を咲かせるので、植木鉢に入れて家でも育てられるものです。もちろん種類にもよりますが、そんないちごの花にも花言葉があることをご存知でしたか?これを英語で言ってみるとどうなるのでしょうか。

いちごの種類によって花言葉は変わりますが、いちごの全般に言えるのはこちら。

  • 「esteem and love(尊重と愛情)」
  • 「perfect goodness(完全なる善)」

日本と西洋とで花言葉が違うこともあるそうなのですが、こちらは西洋で言われている花言葉です。どうしてこのような花言葉ができたのかという由来を紐解いてみると、いかにも西洋らしい理由がありました。

いちごはかつてキリスト教において聖ヨハネと聖母マリアに捧げられたから、というのが有力な説です。そしていちごは聖ヨハネと聖母マリアのエンブレムになっています。

Aさん
The language of a strawberry is esteem and love.
訳)いちごの花言葉は「尊重と愛情」です。

いちごと西洋の言い伝え

西洋にはいちごにまつわる言い伝えがあります。キリスト教以前の時代までさかのぼると、アングロサクソン系は北欧神話に出て来る愛と結婚の女神、フリガの果物と考えられていたとされます。フリガは神々の王であるオーディンの妻であり、とても美しくて鷹の翼を持ち、二輪車を猫に引かせてそれに乗っていたと言われています。

いちごは日本人にとっても身近ですが、西洋から見たいちごはまたちょっとイメージが違うのかもしれませんね。言い伝えなどを聞くとなんだか聖なる果物というイメージもわいてきます。

まとめ

いちごは英語では当然strawberry。それでいいのですが、今回はそれを深掘りして別の表現や花言葉、言い伝えまで西洋のものをご紹介してみました。日本に住んでいてスイーツに詳しくないと知らなかったいちごの別の言い方や、西洋と日本でのいちごのイメージの違いがわかりましたね。簡単な単語にも由来があるので、それを調べてみるのも面白いでしょう。そこからどんどん派生すれば語彙力強化にもなり、良い英語の勉強となります。