イギリス北部、スコットランドの首都エディンバラ。この町の魅力を知るうえで欠かせないのが、世界遺産にも登録された「旧市街 Old Town」「新市街 New Town」という2つの顔。この記事では、旅で使える英語も織り交ぜながらエディンバラの歴史や魅力を紹介していきます。

エディンバラの旧市街と新市街とは?

エディンバラの旧市街と新市街とは?

エディンバラは15世紀からスコットランドの首都として栄えました。街の中心部は、中世の建築物が並ぶ旧市街と、18世紀以降に計画的に整備された新市街に分かれています。

旧市街 Old Town

旧市街は街の南側に位置し、エディンバラ城からホリールードハウス宮殿まで続く約1.8kmの大通り「ロイヤルマイル」を中心に広がっています。石畳の通りの両脇には歴史ある建物が並び、細い路地が南北へと伸び、迷路のような独特の景観をつくっています。

中世から続く街並みを守るため、新しい建物の建設が厳しく制限されているのも特徴。

Wikipedia-エディンバラ旧市街

新市街 New Town

18〜19世紀、人口が増加し新しい街づくりが始まりました。設計を担当したのはジェームズ・クレイグ。当時は無名の建築家でしたが、見事な計画都市を描き上げました。

新市街の街並みは、古代ローマやギリシャの様式を取り入れた新古典主義(Neoclassical)がベース。特に18〜19世紀に流行したジョージアン様式(Georgian style)の建物が並んでいます。

世界遺産としての価値

エディンバラの旧市街と新市街(Old and New Towns of Edinburgh)は、1995年ユネスコ世界遺産に登録されました。

なぜ世界遺産に?

ユネスコが高く評価したポイントは主に次の点です。

  • 中世から近代に至る都市発展の過程が、後のヨーロッパの都市計画に大きな影響を与えたこと
  • 旧市街と新市街という異なる都市構造が調和し、ヨーロッパの歴史が見られること

UNESCO World Heritage Convention:Old and New Towns of Edinburgh

覚えておきたい英語

この記事で出てきた語彙・表現から、特に覚えておきたいものを紹介します。

historic: 歴史的な
Edinburgh is a historic city.
エディンバラは歴史的な街です。

architecture: 建築
I love the architecture in the Old Town.
旧市街の建築が大好きです。

landmark: 名所
The castle is the city’s most famous landmark.
城はこの街で最も有名な名所です。

cathedral: 大聖堂
Let’s visit the cathedral.
大聖堂に行こう。

breathtaking:息をのむほど美しい
The view from the castle is breathtaking.
城からの景色は息をのむほど美しい。

旅先で使える英会話フレーズ

旅先で使える英会話フレーズ

エディンバラを訪れて、感動や知識を共有したくなったときに使える簡単な会話フレーズを紹介します。

Aさん
This street is so beautiful! Is this the Royal Mile?
訳)この通りすごくきれい!ここがロイヤルマイル?
Bさん
Yes, it stretches from the castle to the palace.
訳)そうだよ。城から宮殿まで続いているんだよ
Aさん
The view is breathtaking!
訳)景色が息をのむほどきれい!
Bさん
I told you! Edinburgh never disappoints.
訳)言ったとおりでしょ。エディンバラは期待を裏切らないね。
Aさん
Let’s have some tea. I want to take a little break.
訳)お茶しようよ。ちょっと休憩したいな。
Bさん
Sounds good. There’s a cafe just around the corner.
訳)いいね。角を曲がったところにカフェがあるよ。
Aさん
The Old Town feels like a maze.
訳)旧市街は迷路みたいね。
Bさん
But the New Town is so well-organized.
訳)でも新市街はすごく整然としてるよね

おすすめ見どころ

エディンバラの旧市街と新市街はたくさんの見どころがあります。その中でもぜひ訪れてほしい主要スポットを取り上げます。

エディンバラ城

火山岩「キャッスル・ロック」の上に建つ要塞で、人の定住は紀元前9世紀前後まで遡るといわれています。内部には12世紀のセント・マーガレット礼拝堂、スコットランド王冠と宝石が展示されたクラウン・ルーム、そして戴冠の象徴スクーンの石など、必見の場所が集まっています。

セント・マーガレット礼拝堂

エディンバラ城内で最古の建造物。12世紀にスコットランド王デイヴィッド1世が母マーガレットを讃えて建てた小さな礼拝堂です。素朴ながら温もりのある空間です。

ロイヤルマイルと旧市街

城からホリールードハウス宮殿まで約1.8kmの通り。クローゼス(路地)が張り巡らされ、当時の生活の名残が今も息づいています。現在はショップやレストランが立ち並び、最も散策が楽しいエリアのひとつ。

ホリールードハウス宮殿

12世紀にデイヴィッド1世によって建てられた寺院が前身。15世紀から、スコットランド国王夫妻の住居として使われてきました。歴代のスコットランド王が修復し、英国女王のエリザベス2世も夏季の保養地として滞在していました。

聖ジャイルズ大聖堂

12世紀に起源を持つスコットランド国教会に所属する大聖堂。現在の姿は14〜16世紀にかけて形成されました。ロイヤルマイルの象徴的存在です。

スコットランド国立博物館

エディンバラ中心部にある国立博物館。自然科学や生物の進化などに関する展示がされている王立博物館、スコットランドの歴史や民族に関する展示をしているスコットランド博物館の2つから成ります。2万点もの収蔵品があるといわれています。家族連れにも人気のスポットです。

ボビーの像とグレイフライアーズ教会

グレイフライアーズ教会前には、忠犬ボビーの銅像があります。ボビーは主人の墓を14年間守り続けたという逸話で有名。スコットランド版「忠犬ハチ公」です。教会は、スコットランド宗教史を感じられる歴史的建築です。中には、美しいステンドグラスやパイプオルガンが設置されています。

スコットランド国会議事堂

ホリールード宮殿の向かいにある現代建築の議事堂。近未来的なモダンな建物で、館内に入るとガラス張りの窓が配されています。自然光が取り込まれる設計で明るく、木が多用されていて自然を感じられるつくりになっています。

新市街

エディンバラ新市街には、美しいジョージアン様式の建物が並びます。主なスポットは、ジョージアンハウス、プリンスィズ・ストリート・ガーデンズ、スコット・モニュメント、カールトン・ヒル、国立スコットランド美術館など。

おわりに:英語で世界遺産を旅しよう

旧市街は中世、新市街は近代。異なった時代の街が混ざりあっている街、エディンバラ。

世界遺産を訪れた時、英語で感動を語れば景色や感動がもっと豊かになることでしょう。ぜひ、旅を楽しんでください!