「TOEICって何を持っていけばいいの?」「忘れたらどうなる?」
TOEICはルールが厳しく、持ち物の不備=試験不可というケースもあります。
英語の実力があっても、準備不足で本来のスコアが出せないのは避けたいところです。
この記事では、これから初めてTOEICを受験する人でも迷わないように、
受験票の到着時期/必要な持ち物/禁止物/試験前の準備を一つずつ詳しく解説します。
TOEICは試験時間約2時間+説明時間などを含めると、約3時間拘束される長丁場。
当日を快適に過ごし、集中力を保つためにも、正しい準備が欠かせません。
まずは一番重要な「受験票」について確認しましょう。
TOEIC受験票はいつ届く?|届かないときの対処法

TOEIC受験票は、試験日の約1週間前に発送されます(IIBC公式情報)。
「7日前に届く」と思うとギリギリに感じますが、これが正式スケジュールです。
受験票は試験会場に入る際の“入場券”であり、万が一忘れると試験が受けられません。
受験票に書かれている情報
- 受験番号
- 試験会場(教室番号まで記載)
- 試験開始時間・集合時間
- 当日の注意事項(禁止事項・受付手順など)
- 顔写真貼付欄
特に写真貼付はミスが多い部分です。
写真は縦4cm×横3cm目安、6ヶ月以内のものが必要で、
貼り忘れると受付で足止めされることがあります。
受験票が届かないときの正しい手順
- 試験日3日前までに未着なら、必ずIIBCに連絡する
→ それ以降だと当日対応できない可能性が高いです。 - 登録住所に誤りがないか確認
引っ越し後やマンション名の抜け漏れで届かないケースが多数。 - マイページで発送状況を確認
受験票が発送済かどうか反映されることがあります。
見落としがちな前日までの準備ミス
- 受験票に写真を貼っていない
- 腕時計を持っていない(会場に時計がないことが多い)
- 鉛筆・消しゴムを1本ずつしか用意していない
- 会場までの行き方を調べていない
TOEICは朝の開始が多く、思った以上にバタバタするものです。
準備は必ず前日に済ませておきましょう。
TOEIC当日の持ち物|必須アイテムと便利アイテムを徹底解説

TOEICの持ち物の中でも、「必須」と「あると便利」の区別がとても大事です。
特に必須アイテムを忘れると受験できないため、必ず前日までのチェックが必要です。
【必須】絶対に必要な持ち物
以下の5点は、ひとつでも欠ければ受験できない可能性があります。
- 受験票(写真貼付済)
貼り忘れは非常に多いトラブル。
当日は会場で貼る場所がない場合もあるため、必ず前日準備。 - 本人確認書類(写真付き)
以下のいずれかが一般的:- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 学生証(写真付き)
保険証は原則不可のため注意。
- 鉛筆(HB or B)
TOEICはマークシート方式なので濃さが重要です。
シャーペンは使用可ですが、芯切れ対策として鉛筆も持参推奨。
最低「3本」持っておくと安心です。 - 消しゴム(2つ)
試験中に落としてしまうこともあります。
念のため予備を1つ追加しましょう。 - 腕時計(アラーム音なし・通信機能なし)
スマホは時計として使用不可。
試験会場には時計がない場合があるため、必須。
【あると便利】集中力が上がるアイテム
試験は約2時間+説明時間があるため、快適性がスコアを左右します。
- ハンカチ・ティッシュ
- 上着(冷暖房が効きすぎる会場が多い)
- 水分(休憩中のみ飲める)
- 目薬(集中力の維持に有効)
- 交通費用のICカード
また、寒暖差を考え、脱ぎ着しやすい服装で行くのがおすすめです。
TOEICの持ち込み禁止物|違反すると退場・スコア無効の可能性

TOEICは他の試験と比べても規則が非常に厳しく、持ち込み禁止物を机上やポケットに入れたままにすると、退場・スコア無効となる可能性があります。
特に電子機器類は、電源が切れていても所持しているだけで問題になるケースがあります。
机の上に置いてはいけないもの
- スマートフォン
- スマートウォッチ
- イヤホン
- 電卓
- 辞書・参考書
- メモ類
- ペンケース・ポーチ
- 飲み物・食べ物
筆記用具は直接机に置く必要があり、ケースやポーチはバッグへしまう必要があります。
持ち込み自体が禁止されているもの
- 録音機器
- カメラ
- タブレット端末
- 通信機器付き時計
- マナーモードにしていても誤作動の可能性がある携帯電話
スマートフォンは電源を完全にOFFにし、バッグの中に収納することが絶対条件です。
ポケットに入れたままでは不正行為とみなされることがあります。
禁止物でのトラブル例
- スマホの電源が勝手に再起動して鳴ってしまった
- スマートウォッチを外し忘れた
- メモ用紙をポケットに入れたまま入室した
- 時計のアラームが鳴ってしまった
「うっかり」が多いため、入室前に必ずポケットの中を空にし、すべてバッグへ入れましょう。
TOEICに必要なもの|前日チェックリスト
忘れ物防止のため、前日夜にカバンへ入れておくのがベストです。
前日に準備するもの
- 受験票(写真貼付済)
- 本人確認書類
- 鉛筆3本
- 消しゴム2つ
- 腕時計
- 会場までのアクセス
- 服装(温度調整できるもの)
- ICカードの残高確認
- ティッシュ・目薬
- 水分(常温が良ければ)
特に受験票と身分証は重要です。
これらが揃っていなければ、当日どれだけ頑張っても中に入れません。
当日の朝に再チェック
- スマホの電源OFF
- 時計を腕につけているか
- 受験票をカバンに入れたか
- 予備の筆記用具はあるか
- 家を出る時間は余裕があるか
TOEICは試験開始ギリギリになると入場できない場合があります。
焦ると忘れ物も増えるため、必ず余裕を持って家を出ましょう。
TOEIC試験準備|前日と当日の流れ

TOEICは約3時間の長丁場。
試験を受けるだけでも疲れるため、心と身体の準備も大事です。
前日の準備ポイント
- 持ち物をすべてカバンに入れる
- 会場の場所と時間を再確認
- 遅延しやすい路線なら早めの移動を計画
- 直前の夜は早めに就寝
- 勉強は軽く復習する程度でOK(新しいことは覚えない)
緊張して眠れない場合は、翌日の準備を紙に書き出して整理すると気持ちが落ち着きます。
当日の流れ
- 開始30分前の到着が安心
→ 同じ試験会場でも受付の階が異なることがあり、移動に時間がかかる場合があります。 - 本人確認
- 座席案内・説明
- リスニング(45分)
- リーディング(75分)
- 解答用紙回収・退室
入室後はトイレに行けない時間が長いので、試験開始前に必ず済ませておきましょう。
忙しくても短時間で対策したい人へ|「TOEIC® L&Rトレーニング」の活用
TOEICは持ち物だけ整えても、問題形式に慣れていないと実力を発揮できません。
もし「前日でも少しでも点数を伸ばしたい」「スキマ時間で試験形式に触れたい」という場合は、
オンライン講座「TOEIC® L&Rトレーニング」を活用するのがおすすめです。
- パソコン・スマホ・タブレットで受講できる
- 1回5〜10分で完結する短時間レッスン
- 全7パートを網羅して学習できる
- 自分のレベルに合わせて難易度調整が可能
- 音声はスピード変更でき、本番のスピード対策にも最適
当日の焦りを減らすためにも、直前のスキマ時間で問題形式に触れておくと安心感が大きく変わります。
まとめ|TOEIC当日は「準備8割」
TOEICは英語の力だけでなく、準備の質によって結果が左右される試験です。
受験票や身分証のような必須物を忘れると受験すらできませんし、持ち込み禁止物でトラブルが起きればスコア無効のリスクもあります。
特に重要な持ち物は以下の4つ
- 受験票(写真は必ず事前に貼る)
- 本人確認書類
- 筆記用具(鉛筆複数+消しゴム)
- 腕時計(通信機能なし)
また、気温差や長時間の拘束に備えて、上着・飲み物・目薬などの「快適アイテム」もあると安心です。
この記事のチェックリストを活用して、万全の準備で試験に臨みましょう。
忘れ物ゼロで挑めば、あなたの実力を最大限発揮できます。

