TOEICを受験したあと、多くの人が気になるのが「公式認定証って何?」「結果はどうやって届くの?」という点です。
就職・転職・大学・留学など、さまざまな場面でTOEICスコアを正式に証明する書類として求められるのが、TOEIC公式認定証です。
一方で、
- 成績表と何が違うのか
- デジタルと紙はどう違うのか
- いつ、どのように受け取れるのか
といった点が分かりにくいと感じる人も少なくありません。
この記事では、TOEIC公式認定証の基本から、結果通知の仕組みまでを初受験の方にもわかるように整理して解説します。
TOEIC スコア証明書とは?|公式認定証の基本を理解しよう

TOEICの公式認定証は、単に「スコアを書いた紙」ではありません。
TOEIC Listening & Reading Test(L&R)で取得した英語力を、外部機関にも正式に証明する公式書類です。
大学・企業・留学機関などが提出書類として認める確かな証明書であり、スコアの裏付けとなる詳細な成績情報が1枚にまとまっています。
公式認定証に記載される主な内容
公式認定証は、上部から下部まで次のような情報で構成されています。
個人情報と識別データ
- 氏名(英語表記)
- 写真(本人確認用)
- 受験番号
- 生年月日
- 試験日
これらにより、提出した相手(大学・企業)が真正性を確認しやすい形式になっています。
スコア情報(上段)
- Listeningスコア(5〜495点)
- Readingスコア(5〜495点)
- 合計スコア(10〜990点)
合計スコアは、英語力全体の評価として重視されますが、ListeningとReadingのバランスも分かるように別々に記載されています。
スコアディスクリプターズ(中段)
公式認定証には、「取得したスコアがどのような英語力を示しているか」についての 説明文(スコアディスクリプターズ) が載っています。
たとえば、どのパートで強み・弱みがあるかといった傾向がわかります。
各項目別成績(下段)
詳細な成績として、ListeningとReadingそれぞれの細かな能力項目ごとの正答率や平均値も掲載されます。
たとえば、
- 聞き取った情報の概要理解
- 会話やナレーションの詳細理解
- 語彙・文法の読解力
といった「どのタイプの問題が得意か/苦手か」まで見える形式です。
成績表との関係
公式認定証の中身は「TOEIC成績表」とほぼ同じ構成です。
上部にスコア、真ん中以降には各セクションの成績・正答率・能力指標などが細かく載っています。
つまり、公式認定証は 成績表そのものを公式書類として整えて発行したもの と考えて差し支えありません。
デジタル公式認定証との違い
2023年4月以降の公開テストでは、全受験者にデジタル公式認定証が発行されます。
これはスマホ・パソコンでいつでも確認・ダウンロードでき、PDF形式で提出も可能です。
デジタル版はブロックチェーン技術により改ざん防止機能があり、企業・大学でも信頼して利用できます。
公式認定証は単なる「スコア一覧」ではなく、英語力の内訳や傾向を示す詳細な成績情報を含む公式文書です。
大学・企業が評価する際に必要な情報が整理されており、提出先での信頼性も高い資料なので、意味を理解したうえで活用しましょう。
TOEIC 結果通知|スコアはいつ・どのように届く?

TOEIC L&R公開テストを受験すると、試験後に結果通知(スコアの確認)が行われます。
TOEICの結果確認方法
TOEICの結果は、以下の流れで確認できます。
- 試験実施
- 試験日から約17日後
- IIBCのマイページでスコア公開
- 公式認定証(紙・デジタル)の発行
まずはオンライン上でスコアを確認し、その後、公式認定証が発行される仕組みです。
デジタル公式認定証について
近年は、デジタル公式認定証が全受験者に発行されるようになっています。
- マイページからダウンロード可能
- 試験日から5年間保存・再ダウンロード可能
- PDF形式で提出・共有ができる
急ぎでスコア提出が必要な場合でも、デジタル公式認定証があれば迅速に対応できます。
TOEICスコア証明書の再発行|なくした場合はどうする?
TOEIC公式認定証は、就活や留学、社内提出などで必要になることが多いため、「紛失してしまった」「追加で提出が必要になった」というケースも珍しくありません。
その場合でも、公式認定証は再発行が可能です。
紙の公式認定証の再発行ルール
TOEIC L&R公開テストの公式認定証(紙)は、以下のルールに基づいて発行・再発行されます。
- 2025年4月以降の公開テスト
- 申込時に「公式認定証を希望する」を選択した人のみ発送
- 「希望しない」を選んだ場合でも、後から再発行の申請は可能
- 再発行は有料(手数料あり)
- 再発行までには一定の期間がかかるため、早めの申請が推奨
就活や出願期限が迫っている場合、紙の認定証だけに頼るのはリスクがある点に注意が必要です。
TOEIC証明書を英語表記でほしい|海外提出でも使える?

TOEIC公式認定証は、すべて日本語と英語が併記されています。
そのため、以下のような場面でもそのまま利用できます。
- 海外大学への出願
- 留学・交換留学の英語力証明
- 外資系企業・海外拠点への提出
特別な英文証明書を別途作成する必要はありません。
「TOEIC公式認定証=国際的に通用する英語力証明」という位置づけです。
デジタル公式認定証の活用が主流に
現在、TOEIC L&R公開テストを受験したすべての人にデジタル公式認定証が発行されます。
デジタル公式認定証の特徴
- 試験日から 5年間ダウンロード可能
- PDF形式で即時提出できる
- 再発行の手続きが不要
- 紛失リスクがない
特に就職活動では、
- エントリーシート提出
- Web応募
- オンライン面接後の書類提出
など、データ提出が求められる場面が増えているため、デジタル公式認定証の利便性は非常に高いと言えます。
TOEIC公式認定証はいつまで有効?
注意したいのが、TOEICスコアの有効期限です。
IIBCでは、TOEICスコアの有効期限を「取得日から2年間」としています。
これは法的な失効ではありませんが、
- 企業
- 大学
- 教育機関
がスコアを評価する際、「直近2年以内のスコア」を求めるケースが多いためです。
そのため、公式認定証自体は残っていても、「古すぎるスコア」は評価対象外になる可能性があります。
TOEIC公式認定証を活かすために意識したいこと
TOEIC公式認定証は、単にスコアを持っているだけでは十分に活かしきれません。
- いつ取得したスコアか
- どの場面で使うのか
- 次に何点を目指すのか
を意識しておくことが重要です。
スコア提出の機会が定期的にある人は、学習を止めず、継続的にスコア更新を狙うのがおすすめです。
最近では、1回5〜10分の短時間学習でTOEIC全パートを対策できる
TOEIC® L&Rトレーニングのようなオンライン講座を活用し、無理なくスコア維持・更新を行う人も増えています。
まとめ|TOEIC公式認定証は「持って終わり」ではない
TOEIC公式認定証は、就職・転職・大学・留学など、さまざまな場面で使える英語力の公式な証明書です。
- 紙とデジタルの2種類がある
- 再発行は可能だが時間がかかる
- デジタル公式認定証は5年間有効
- スコア評価は原則2年以内が目安
という点を理解しておくことで、必要なタイミングで慌てずに対応できます。
TOEICは、「受けて終わり」ではなく定期的にスコアを更新し、認定証を活かしていく試験です。
公式認定証を正しく理解し、あなたのキャリアや進路に最大限活用していきましょう。

