TOEICを受験する際に、意外と多くの人が悩むのが「時計」の問題です。
「試験会場に時計はある?」「腕時計は持ち込める?」「スマホは使える?」といった疑問を持ったまま当日を迎えてしまうと、試験中に時間配分が崩れ、大きな失点につながることもあります。
TOEICはリスニング45分+リーディング75分の計120分間、ほぼノンストップで進行する試験です。
特にリーディングでは、自分で時間を管理できるかどうかがスコアを大きく左右します。
この記事では、
- TOEIC試験で時計は必要なのか
- 持ち込める腕時計・持ち込めない時計
- 時計を使った時間管理の考え方
を、初受験者にもわかりやすく解説します。
TOEIC試験に時計は必要?|会場時計に頼るのは危険

結論から言うと、TOEICでは自分で時計を用意することを強くおすすめします。
多くの試験会場には壁掛け時計がありますが、
- 座席から見えにくい
- 後方や斜め位置で確認しづらい
- 会場によっては設置されていない
といったケースも珍しくありません。
また、TOEICでは試験官が「残り○分です」と細かくアナウンスすることはありません。
特にリーディングパートでは、自分で残り時間を把握できないと、Part7で時間切れになるリスクが高まります。
そのため、TOEICでは「時計を見ながら解く前提」で戦略を立てることが非常に重要です。
TOEICで持ち込める腕時計とは?|基本ルールを確認

TOEICでは、腕時計の持ち込み自体は可能です。
ただし、すべての腕時計が使えるわけではありません。
IIBCのよくあるご質問には以下のように記載されています。
Q.スマートウォッチやウェアラブル端末(通信機能や録音機能付きの腕時計など)は使用できますか?
A.使用できません。
試験教室内では、アラームや着信音などが鳴らないよう設定を解除し、必ず電源を切りカバンにおしまいください。
持ち込み可能な腕時計の条件は、「試験の公平性を損なわない、シンプルな時計」であることです。
一般的に問題なく使用できるのは、
- アナログ腕時計
- シンプルなデジタル腕時計(通信機能なし)
一方で、次のような機能がある時計は使用不可、または試験官の指示で外す必要があります。
- 通信機能(Bluetooth・Wi-Fi)
- スマートウォッチ(Apple Watchなど)
- 音が鳴る機能(アラーム・バイブ)
特にスマートウォッチは、電源を切っていても原則使用不可とされることが多いため注意が必要です。
試験当日にトラブルにならないよう、「シンプルな腕時計を1本用意しておく」ことが最も安全です。
TOEICで時計は本当に使える?|使用可否の細かい注意点
TOEICでは腕時計の持ち込み自体は認められていますが、試験中に実際に使用できるかどうかは、時計の種類と機能によって判断されます。
試験会場では、監督官が持ち物チェックを行い、使用不可と判断された場合は、机の上に置けずカバンにしまうよう指示されます。
使用が認められやすい時計
- アナログ腕時計
- 通信機能のないデジタル腕時計
- アラーム・音・振動を完全にオフにできるもの
使用が認められない時計の例
- スマートウォッチ全般(Apple Watch、Wear OSなど)
- Bluetooth、Wi-Fiなど通信機能付き時計
- 電卓機能、辞書機能があるもの
「時間を見るだけ」の目的でも、多機能な時計は原則NGと考えておくのが安全です。
TOEIC時間管理の実践ポイント|リスニングからリーディングまでの使い切り戦略

TOEICで安定してスコアを出すためには、リーディングだけでなくリスニングパートの時間の使い方も重要です。
リスニングは音声に従って進行するため「時間管理が不要」と思われがちですが、実際には問題と問題の間の約10秒間をどう使うかで、正答率に大きな差が生まれます。
リスニングは「10秒間の使い方」で差がつく
各設問の間にある短いインターバルは、ただ待つ時間ではありません。
この時間を使って、次の設問を先読みし、何を聞き取るべきかを明確にすることが重要です。
特にPart3・Part4では、1つの会話・説明文につき3問ずつ設問が用意されています。
あらかじめ設問と選択肢に目を通しておくことで、
- 話題の中心
- 登場人物
- 時間・場所・目的
といったポイントを意識して聞くことができます。
結果として、英語をすべて理解しようとせず、必要な情報だけを素早く拾う力が身につきます。
Part3・4は「速読力」も同時に鍛える
リスニング対策というと「聞く練習」に意識が向きがちですが、Part3・4では設問を素早く読む速読力も欠かせません。
問題と問題の間の時間は限られているため、日本語に訳しながら読む余裕はありません。
日頃の練習から、
- 設問を英語のまま理解する
- キーワードだけを拾う
といった読み方を意識することで、本番でも余裕を持って先読みができます。
練習時から必ず時計を使う
時間管理は、本番だけ意識しても身につきません。
普段の学習から、必ず時計を使って問題を解く習慣をつけましょう。
- リスニングは問題間の時間を意識
- リーディングは各パートの制限時間を設定
こうした練習を積み重ねることで、「今どのくらいのペースで進んでいるか」を自然に把握できるようになります。
さらに、本番に近い形で練習するためには、マークシートを使った演習がおすすめです。
実際にマークする動作には意外と時間がかかるため、机上で答えを見るだけの学習よりも、より正確な時間感覚が身につきます。
リーディングは「見切り判断」が重要
リーディングでは、残り時間55分が一つの判断ラインです。
この時点でPart5・6が終わっていなくても、思い切ってPart7に進む判断が必要になります。
Part7は配点が高く、1問にかける時間を確保できないと大量失点につながります。
文法問題にこだわりすぎず、「残り55分を切ったらPart7へ移動」というルールを決めておくことで、全体の得点を最大化しやすくなります。
時間管理は練習でしか身につかない
TOEICの時間管理は、知識ではなく感覚の問題です。
日々の学習で時計を使い、本番と同じ流れ・同じ制限時間で解く経験を積むことが、試験当日の安定したパフォーマンスにつながります。
短時間でも時間意識を持って取り組める
「TOEIC® L&Rトレーニング」のようなオンライン学習を併用すると、時間感覚を崩さずに学習を継続しやすくなります。
TOEICタイマーは使える?|練習時と本番の違い

試験本番では、タイマー機能は使用できません。
机の上に置けるのは、あくまで「時刻を確認するための時計」のみです。
しかし、自宅学習ではタイマーの活用が非常に効果的です。
自宅学習でのおすすめ活用法
- Part5を10分で解く練習
- Part7を50分で解き切る練習
- 模試を本番と同じ120分で通し演習
タイマーを使って「制限時間内に解く感覚」を体に覚えさせることで、試験本番でも落ち着いて時計を見る余裕が生まれます。
自宅学習では、パソコンやスマホで短時間から演習できる「TOEIC® L&Rトレーニング」のようなオンライン講座を活用すると、時間感覚を意識した学習を習慣化しやすくなります。
試験当日に時計を忘れたらどうなる?
万が一、時計を持参し忘れてしまった場合でも、受験自体は可能です。
ただし、
- 会場時計が見えない
- 残り時間が把握できない
- ペース配分が崩れる
といったデメリットは避けられません。
TOEICは1〜2問の時間ロスが、スコア10〜20点の差につながる試験です。
前日の持ち物確認で、「受験票・筆記用具・時計」を必ずチェックしておきましょう。
まとめ|時間を制する者がTOEICを制する
TOEICでは、英語力だけでなく、時間管理がスコアを左右します。
- 時計は必ず持参する
- シンプルな腕時計を選ぶ
- リーディングの時間配分を事前に決めておく
- 練習ではタイマーで本番感覚を身につける
この準備をしておくだけで、試験中の焦りや時間切れを大きく減らすことができます。
TOEICは、正しい戦略と準備で誰でもスコアを伸ばせる試験です。
タイムマネジメントを味方につけて、試験本番を有利に進めましょう。

