「TOEICのスコアって有効期限があるの?」「就活で提出するときは、いつまでの結果が使える?」「申込期限や支払期限っていつ?」
こうした期限に関する疑問は、受験前の受験者が必ず一度は抱えるものです。
TOEICはシンプルに見えて、
- スコアそのものの有効期限
- 結果を閲覧できる期限
- 公式認定証(スコアレポート)の扱い
- 申込期限・支払期限
など、複数の「期限」が存在します。
期限を誤解して申し込みに間に合わなかったり、企業へスコアが提出できなかったりと、実はトラブルが起きやすい試験でもあります。
この記事では、IIBC(TOEIC運営元)の公式情報に基づき、TOEICに関わるすべての期限をわかりやすく整理しました。
就活・転職を控える方はもちろん、初めてのTOEIC受験前に必ずチェックしておきましょう。
TOEICスコアに有効期限はある?|2年と設定された有効期限を理解しよう

TOEICスコアには、公式には「試験運営元がスコアそのものに有効期限を設けている」と明記されておらず、以前は「終身有効」とされてきました。
しかし、最新のFAQでは、提出先(企業・学校など)によっては2年以内のスコアの提出を求められる場合があり、実質的に「有効期間2年」が一般的なルールとして根付きつつあります。
IIBCのFAQにおいて「スコアを提出される際には、原則として試験日から2年以内のスコアが望ましい」と記載があります。
スコア自体はテスト受験時の英語能力を評価しています。英語力は時間の経過とともに向上または低下する可能性があります。
そのため、テスト開発元のETSはできるだけ最新のスコアを参照(利用)することを推奨しており、スコアの有効期限を2年と設定しています。
そのため、履歴書に記載する際には「受験日」を明記することが強く推奨されます。
このように、TOEICスコアは運営側では期限を明記しないものの、実務的には 「2年以内」が有効期限扱いとなっているケースが多いため、
受験者は「2年以内のスコア」であるかどうかを意識しておく必要があります。
TOEIC結果の閲覧期限|オンラインで見られるのはいつまで?

TOEICの結果は 公式サイト(IIBCマイページ) で確認できますが、
このオンライン閲覧にも期限があります。
オンラインで結果を確認できる期間
一般的には試験日から約5年間はオンラインでデジタル公式認定証を閲覧可能ですが、これは制度の変更や仕様により前後する場合があります。
閲覧期限を過ぎると、次のような問題が発生します。
- オンラインでスコアが確認できなくなる
- 証明書が必要になった際に提出できない
- 自分の記録が残らない
特に、再発行ができない 公式認定証を紛失した場合、オンライン閲覧が頼りになります。
そのため、結果発表後すぐにPDFで保存しておくのがベストです。
PDF保存を推奨する理由
- 企業提出用に添付できる
- 自分の学習記録として残せる
- 認定証を紛失した時の保険になる
スマホからでも簡単に保存できるため、結果発表日に行うのがおすすめです。
閲覧できないときのチェックポイント
- ログインメールアドレスが古い
- 受験時のアカウントと違う
- 名寄せが一致していない(氏名・生年月日の入力ミス)
万一閲覧できない場合はIIBCへの問い合わせが必要になります。
TOEIC公式認定証の有効期限|注意点と再発行ルール(最新版)

TOEICには「スコアの有効期限」という規定はありません。
しかし、公式認定証(Official Score Certificate)そのものの扱いについては、2025年4月以降に大きな変更がありました。
以下の内容を正しく理解しておくことで、「提出期限に間に合わない」「認定証を失くした」といったトラブルを防げます。
2025年4月以降:紙の公式認定証は希望者のみ発行に変更
IIBC(運営団体)は、2025年4月以降のTOEIC L&R公開テストについて、
紙の公式認定証を自動発送しない方式に切り替えました。
紙の認定証が届くのは、“希望した人だけ”
- 申込時に「公式認定証の発送:希望する」を選択 → 郵送される
- 「希望しない」を選択 → 郵送されない
- ※ただし、「希望しない」を選んだ人でも、後から再発行は可能です。
つまり今後は、申し込み段階の選択が非常に重要になります。
提出先が「紙の認定証の原本」を求める場合は、必ず「希望する」を選びましょう。
TOEICの認定証はなくしても終わりではありません。
公式サイトから再発行の申し込みができます。
紙の認定証の再発行
- 「希望する」を選ばずに申し込んだ場合でも後から発行可能
- 紙の認定証が必要な就活・転職では早めの再発行が安心
- 紛失しても再発行できる点は従来より改善
TOEIC申し込み期限|受付終了前に知っておくべき注意点
TOEIC公開テストは、年10回ほど実施されます。
その多くが 試験日の約1~2か月前に申し込み開始→締切 というスケジュールで動きます。
実際の申し込み期限はいつ?
- 申し込み開始:試験日の約2か月前
- 申し込み締切:試験日の約1か月前
- 支払い期限:申込日から数日以内(クレカ即時、コンビニ数日など)
※試験回によって正式な日程は異なるため、必ずIIBC公式サイトを確認してください。
申し込み期限を逃す人が多い理由
- 締切日を見落とす
- 支払期限を過ぎて自動キャンセル
- 満席で早期受付終了
- 個人情報入力でつまずく
TOEICは「申込完了=支払い完了」です。
支払いが終わっていなければ、たとえ入力画面を最後まで進めていても 予約は成立していません。
TOEIC支払い期限|期限切れで自動キャンセルに注意

支払い方法によって締め切り時間が異なります。
支払い方法と期限の違い
- クレジットカード:即時支払い → 即時完了
- コンビニ払い:数日以内(期限時刻あり)
- Pay-easy:数日以内だが期限厳守が必要
特に「コンビニ払い」は期限を過ぎると 自動キャンセル。
再申し込みはできても、座席状況によっては希望会場で受験できない可能性があります。
支払い漏れを防ぐ方法
- 申込直後にそのまま決済まで完了させる
- スマホのカレンダーに期限をメモ
- リマインドアプリを活用する
TOEICは期限に注意すればトラブルなく受験できる
TOEICはスコアの有効期限こそ明確ではありませんが、
実務的には「提出先の多くが2年以内のスコアを求める」ため、2年以内のスコアを確保する」ことが重要です。
さらに、受験票・申し込み・支払い・結果確認・認定証など、
受験に関わる多くの要素が「期限」によって管理されています。
スコアアップにはスキマ時間の学習が鍵|オンライン講座の活用を

TOEIC対策では、まとまった勉強時間が取れない人ほど
スキマ時間を活用した短時間学習が効果的です。
パソコン・スマホ・タブレットで学べる
「TOEIC® L&Rトレーニング」は、
- 1回5〜10分で完結
- 全7パートの学習が可能
- 自分のレベルに合わせた難易度調整
- 音声スピード変更も自由
という特徴があり、試験日までの限られた時間でも効率よく対策できます。
まとめ|TOEICの期限を正しく知れば安心して準備できる
TOEICは「スコア」「申込」「支払い」「結果」「認定証」など、
複数の期限がぶつかる試験です。
- スコアは実務的に2年以内が有効扱い
- 結果のオンライン閲覧にも期限あり
- 認定証は再発行可能(5年以内)
- 申込・支払いを期限内に完了させることが必須
期限を把握していれば、トラブルなく安心して受験できます。
そして、学習を継続すればスコアアップも確実に狙えます。

