ビジネスの現場では、書類・請求書・契約書・サンプル・商品など、「何かを送る」場面が日常的に発生します。
日本語であれば「お送りします」「本日発送しました」で済むところも、英語になると「send?ship?mail?」「過去形?現在完了?」と、意外と迷いやすいポイントが多いものです。
送付案内の英語表現は、正確さと丁寧さのバランスが重要です。少しの言い回しの違いで、相手に与える印象は大きく変わります。
本記事では、英文ビジネスメール・メッセージ(Slack・Teams・Chatworkなどのビジネスチャットで使う短い英文)でそのまま使える「送付・発送の案内フレーズ」を整理し、実務で迷わないための考え方と例文を紹介します。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 英語で送付案内をする際は、send・ship・mail などの動詞を、送付方法に応じて使い分けることが重要です。
- 送付済みを伝える場面では、I have sent ~ のような現在完了形が実務でよく使われます。
- 送付案内では、「何を・どの方法で・いつ送ったか」を簡潔に伝えることで、自然で信頼感のある英語になります。
「送付しました」を表す基本動詞の使い分け

まず押さえておきたいのが、「送る」を表す動詞のニュアンスの違いです。
send:もっとも汎用的
書類・データ・メール添付など、幅広く使える単語です。
特にメールで送るものには基本的に send を使います。
I have sent the revised document by email.
(修正済みの書類をメールでお送りしました)
ship:物理的な「発送」
ダンボール梱包された商品やサンプルなど、配送業者を使う発送に適しています。
We have shipped the samples via DHL.
(サンプルをDHLで発送しました)
mail:郵送する
手紙・カード・小包など、郵便で送るニュアンスです。
※メール送信には使えない点に注意。
The original contract has been mailed to your office.
(契約書の原本を郵送しました)
forward:転送する
受け取ったものを別の人に回す・転送するときに使います。
I have forwarded your message to our legal team.
(ご連絡を法務チームに転送しました)
「送付しました」は過去形?現在完了形?
送付案内でよく迷うのが時制です。判断のポイントは「いつ送ったか」。
過去形:日時が明確な場合
We shipped the documents yesterday.
(昨日、書類を発送いたしました)
現在完了形:直近・結果重視
「すでに送付済みで、今その状態にある」ことを伝えたい場合はこちらが自然です。
I have just sent the quotation.
(見積書をお送りいたしました)
実務では、現在完了形のほうが使われる場面が多いと覚えておくと安心です。
送付・発送の案内フレーズ【実務例】

実際のビジネスでは、「送った」「これから送る」「発送済み」といった状況を、相手に誤解なく伝えることが大切です。ここでは、メールやメッセージですぐに使える送付・発送の案内フレーズを、具体的な業務シーン別に紹介します。
I’m sending …
「現在送っている途中」「今まさに対応中」というニュアンスです。
I’m sending the invoice as a PDF file.
(請求書をPDFでお送りしております)I’m currently sending the contract via courier.
(現在、契約書を宅配便で送付しております)
courier=「a person or company whose job is to take packages or important papers somewhere」(Oxford Learners Dictionaries)
I have shipped …
物理的な発送完了を伝える定番表現です。
We have shipped your order today.
(本日、ご注文の商品を発送いたしました)
I have sent …
書類・メール送付のフレーズ。
I have sent the document for your review.
(確認用の書類をお送りいたしました)I have just sent the quotation. Please let me know if you have any questions.
(見積書をお送りいたしました。ご不明点があればお知らせください)
question=「a statement of how much money a particular piece of work will cost」(Oxford Learners Dictionaries)
I will send …
これから送る予定を伝えるときに使います。
I will send the sample once it is ready.
(準備ができ次第、サンプルをお送りいたします)I will send the updated file by the end of today.
(本日中に更新版ファイルをお送りします)
Please allow me to send …
やや丁寧でフォーマルな言い回しです。
Please allow me to send the details in a separate email.
(詳細は別途メールでお送りさせてください)
「ファイルを送ります・添付します」の表現
メールで資料やデータを送る際は、「送る」の意味と方法を正しく伝えることが大切です。ここでは、ファイル送付・添付でよく使われる英語表現と、その使い分けを紹介します。
send a file:ファイルを送る(幅広く使える表現)
send a file は、「ファイルを相手に届ける」こと全般を指す、いちばん汎用性の高い表現です。
メールに添付する場合にも、別メールで送る場合にも、リンクで共有する場合にも使えます。
送付方法を細かく指定しないため、「まずは送る事実を伝えたい」場面に向いています。
I will send the file by email later today.
(本日中にファイルをメールでお送りします)I have sent the file for your review.
(確認用にファイルを送付いたしました)
attach:メールに添付する(方法を明確に伝える)
attach a file は、「このメールにファイルを添付している」ことをはっきり伝える表現です。「このメールを開けばファイルがある」と確実に理解してもらいたいときに使います。
I have attached the revised document to this email.
(修正後の資料を本メールに添付しています)Please find the attached file for your reference.
(参考として、添付ファイルをご確認ください)
英語ビジネスメッセージ(チャット)のポイント

英語のビジネスメッセージ(チャット)は、メールよりもスピーディーで簡潔なやり取りが基本です。ただし、カジュアルになりすぎると誤解を招くこともあるため、ビジネスとしての配慮は欠かせません。
送付案内の場合も、「何を」「どの方法で」「すでに送ったのか/これから送るのか」を明確に伝えることが重要です。
また、チャットでは長い説明を避け、要点を1〜2文でまとめるのが好印象です。必要に応じて「Attached」「I’ve sent」「I’ll share the file here」などのシンプルな表現を使い、相手がすぐ内容を把握できるよう心がけましょう。
I’ve just sent the file by email.
(ファイルをメールで送りました)I’ll send the updated version shortly.
(更新版をすぐ送ります)
まとめ
送付案内の英語表現は、「何を・どの手段で・いつ送ったか」をシンプルに伝えることがポイントです。send / ship / mail の違いを押さえ、時制を正しく使い分けるだけで、より自然になります。
難しい表現を使う必要はありません。短く、正確に、そして相手への配慮を添えることが、信頼感のあるビジネス英語につながります。
今回紹介したフレーズを、自分の定番表現としてぜひ活用してみてください。
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