海外旅行やビジネスシーンなどで、「英語が話せたらな」と感じたことはありませんか?
英語が話せればさまざまなシーンで役立つことばかりなのですが、習得するには時間がかかるため途中で挫折したり、一歩踏み出せなかったりするケースも少なくありません。
とくに英語力がないと自覚している場合、「まだ全然しゃべれないから……」と二の足を踏んでいる方もいるでしょう。しかし、オンライン英会話は最初からスムーズにコミュニケーションを取れるレベルは求められておらず、初心者でも受講可能です。
そこで今回は、オンライン英会話を受講するのに必要な英語力について解説します。最後にkiminiオンラインのレベル分けについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
英語力ゼロでもオンライン英会話は受講可能?
オンライン英会話は、自宅など好きな場所で英語のレッスンを受けられることや、スクール型の英会話教室よりも受講費用が安いことなどから人気です。
学生や社会人など普段の生活が忙しい方でも隙間時間を活用して英語を学習できるため、「受講してみたい」と考えている方も多いでしょう。
ただ、基本の英単語すらまったく分からない、挨拶もままならないといった、超初心者だと簡単なやりとりができないのでおすすめしません。とはいえ、自分で英語力を判断するのはむずかしいため、まずは体験してみるのもよいでしょう。
講師もレベルに合わせて対応してくれることもあり、英語が話せないと思っていても「意外と楽しい」と感じられるケースがあります。
オンライン英会話はどのレベルからスタートすべき?
英語力ゼロの状態でまずはレッスンを受けてみるのも一つの手ですが、「まったく分からなかった……」とがっかりする可能性も考えられるため、ここではオンライン英会話を始めるのにおすすめの英語レベルの目安を解説します。
挨拶ができる
オンライン英会話では、最初に講師と英語で挨拶をします。
決してむずかしい挨拶をする必要はなく、
はじめまして。
こんにちは、元気ですか?
元気です。
といった簡単な挨拶ができれば問題ありません。
自己紹介ができる
初対面の講師とのレッスンでは、挨拶の後に自己紹介をするシーンがあります。
自己紹介では名前を伝えるほか、趣味や家族構成、旅行の話、英語の学習経験などポジティブで会話が広がりやすい内容を含めるのがおすすめです。長々と自己紹介をする必要はありませんが、簡単にバックグラウンドを説明できるとよいでしょう。
自己紹介がむずかしいと感じる場合は、あらかじめ話すことを準備しておくのがコツです。
基本の英単語を知っている
オンライン英会話では、基本的にすべてのやりとりを英語で行います。
そのため、基本中の基本とされるレベルの単語すら理解していなければ、レッスンの内容を理解するのがむずかしくなってしまいます。
挨拶や自己紹介は決まったやりとりのため事前に準備できますが、基本の単語がわからなければレッスンについていくのがむずかしくなるでしょう。
ただ、知っている単語が少なくても、コミュニケーションを取ろうと頑張る姿勢があれば、講師が言いたいことをくみ取ってくれるので、黙りこむのではなく積極的に話す姿勢が大切です。
ゆっくりなら聞き取れる
オンライン英会話は、スピーキングだけでなくリスニングも大切です。
相手の言っていることが全く理解できなければ、単語や文法を知っていてもコミュニケーションが取れません。発音がきれいでゆっくりとしたペースならある程度話していることが理解できる程度の英語レベルがあれば、オンライン英会話を受講しても問題ないでしょう。
とはいえ、すべてをはっきり理解できる必要はなく、「なんとなく理解できる」くらいの英語レベルがあれば受講してみるのがおすすめです。
初心者レベルの方がオンライン英会話を始めるときのコツ
英語レベルが高くなくても、簡単な挨拶や自己紹介ができるレベルならオンライン英会話の受講をおすすめします。
ただ、一口にオンライン英会話といってもさまざまなスクールや内容、講師がいるため、自分の英語レベルにあったレッスンを受講することがポイントです。自分の英語力に合わないレッスンを受けると「全く理解できなかった……」とモチベーションが下がってしまいます。
ここでは、初心者レベルの方がオンライン英会話を始めるときのコツを解説します。
初心者向けのスクール・コースを選ぶ
オンライン英会話スクールの中には、英語上級者向けのレッスンを中心としているところもあるため、初心者向けのレッスンが豊富なスクールを選ぶようにしましょう。
自分の英語レベルに合わないレッスンを選んでしまうと挫折する原因になるため、レッスン選択の段階で初心者向けの内容が入念にチェックすることをおすすめします。
日本人講師のレッスンを受ける
オンライン英会話は外国人講師によるレッスンが多いですが、スクールによっては日本人講師のレッスンを受けられるところもあります。
外国人講師の場合、質問するにも英語で伝えなければならないケースが多いですが、日本人講師ならどうしても英語で伝えるのがむずかしい場合に日本語でコミュニケーションが取れます。
英語で伝えることがむずかしいときは日本語で話せるという状況により、心理的不安も軽減されるので、英語力に不安のある初心者は日本人講師を選ぶのもおすすめです。
テキストのあるレッスンを受ける
オンライン英会話では、レッスン内容の決まっていないフリートークという内容が選択可能です。
フリートークは雑談のように楽しそうなイメージがありますが、英語初心者にとって何のテーマもない状況で英語を話すのはハードルの高いことであり、何を話したらいいかわからずレッスン時間が長く感じられることも少なくありません。
一方、テキストのあるレッスンなら、テキストの内容に沿ってレッスンを進められるので初心者にもおすすめです。
初心者レベルで不安…オンライン英会話で準備すべきこと
英会話がまったくの初心者でも、レッスン自体は受けられます。でもいきなり外国人とオンラインで英会話するのには、勇気がいりますよね。
そこでレッスンを受ける前に知っておくだけで、オンライン英会話のハードルが下がる3つのポイントをお伝えします。
自分のレベルを知る
初心者と言えど、さまざまなレベルがあります。
I am~. He does ~.の現在形は知っているけれど、過去形や未来形は使いこなせていないなど、初心者であってもレベルはバラバラです。
使える文法や単語とうまく使えないところを知ると、自分の課題がわかります。その課題に対して、レッスンで使用する教材や講師を上手に選べるのです。
さらに自分に合う教材が選べていないことで、理解できずにレッスンが苦痛になることも防げますよ。
ただ単に「初心者レベル」と当てはめず、自分の今の英語レベルを知っておきましょう。
レベルを知るには、中学英語の文法を参考にしてみてください。
話す内容を事前に準備する
レッスンで想定される内容への返答や、こちらから質問したい内容を用意しておくことは、安心感につながります。英語で伝える術を持っている状態になり、不安や緊張感が少なくなるからです。
音声やビデオが正常に動いているかのチェック、天気の話や自己紹介は、レッスンの始まりの典型です。
レッスンの最初に講師から話かけられるのは、以下の内容です。
Hello! How are you? It’s 〇〇. Nice to meet you.
訳)こんにちは!私は〇〇です。初めまして。
Can you hear me OK?
訳)ちゃんと聞こえますか?
Can you see me clearly?
訳)こちらが見えていますか?
What is the weather like in Japan?
訳)日本の天気はどんな感じですか?
音声・ビデオチェックに対しては大丈夫なら”Yes.”のみで対応できます。天気についても文で話さなくても単語で伝えられます。
また自己紹介は「私は~です。趣味は〇〇をすることです。」など、できる範囲で文を考えておき、ノートやメモアプリに書いて用意してみてください。
初めがうまくいけば、落ち着いてその先もレッスンを進められるでしょう。
講師の言っていることが聞き取れなかったときや、わからないことがあったときに質問するフレーズも合わせて調べておくと、さらに安心です。
予習をする
英会話を上達させるには予習が欠かせません。
予習してわからなかったところや、発音を練習するべき単語が見つかります。それをレッスンで教わることで、できなかった部分が強化でき、英語力を高めることにつながります。
予習のやり方は、ひと通りレッスン内容を声に出して読んでおきます。心の中で読むことはできるけれど、発音すると意外とむずかしいものもあるので、読み上げることをおすすめします。
そして予習でレッスン内容を把握しておくことは、何を習うかわからない状態よりぐっと安心感が持てます。
予習は、不安要素を取りのぞいて、オンライン英会話をより実のあるものにする自己学習法です。
オンライン英会話がスムーズにできるレベルになるための学習法
初心者でも受講が可能なオンライン英会話。
ですが、基本的にすべてが英語で進んでいきます。
もし聞き取るのにも精一杯となると、せっかくのレッスンがしんどい状態になってしまうでしょう。
そこで、レッスンで困らない英語力を身につけるための学習法をご紹介します。
中学英語の見直し
中学で習った文法や単語は、英会話の基礎といえます。中学英語の基本5文型や時制は、会話で頻繁に使われているからです。
学生時代に習ったことは、覚えている部分と忘れている部分が混在していますよね。
しかし複雑に感じた関係代名詞や不定詞などの英文法も、今勉強し直せばわかりやすいことも多いはずです。
オンライン英会話を始めるなら、まず中学英語を見直してみましょう。
基本をおさらいすることで、英会話の即戦力になってくれます。
インプットとアウトプット
インプットは単語を覚えたり、英文を読んだりすることです。一方アウトプットは発音の練習や、英文を自分で作ること。
インプットばかりでは、実際に使える英語として身に付きません。なぜなら、考えたことを自分の言葉で発する“アウトプット力”が足りないからです。
会話を聞き取れたとしても、口が慣れていないと自然と英語を話すことは難しいです。そのため英会話を学ぶには、文を作り上げることや声に出す訓練が必要なのです。
知識をためるインプットと、発信していくアウトプットの両面を意識することが、英会話の上達につながります。
英語に触れる環境づくり
ドラマや映画、YouTubeやインスタなどのSNS、なんでもいいので英語を聞く習慣をつけましょう。
日常的に英語を聞くようにすると、耳が慣れてきて英語への抵抗感が薄れてきます。
1日5~10分程度でも、集中して英語を聞くことで効果はあります。おすすめとしては、同じ動画を繰りかえし見ることです。
1回目より2回目、3回目と、聞きとれる英語が増えていくことに気が付くはず。
少しの時間でもいいので、1日の中で英語に触れる機会を確保してみましょう。
kimini英会話は英語初心者でも受講可能!レベル分けをチェックしてみよう
オンライン英会話教室のkimini英会話では、英語レベルを10段階に分け、レベルごとにレッスンを実施しています。
kiminiレベル | 英検 | CEER | CEFR-J | 内容 |
1 | 5~4級 | – | Pre-A1〜A1.2 | 基本的な語句や表現を使って、自分の日課や趣味などについて伝えられる。
相手にして欲しいことをお願いできる。 |
2 | 3級 | A1 | A1.1〜A1.3 | 基本的な語句や短い文を使って、家族や友達について話せる。
過去の出来事や今後の予定を伝えられる。 |
3 | A1〜A2 | A1.2〜A2.1 | 身近な話題であれば、簡単な受け答えができる。
レストランで注文したり、お店で欲しいものを伝えるたりできる。 |
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4 | A1.3〜A2.1 | 好きなことなどの馴染みのある話題であれば、会話ができる。
人を誘ったり、誘いを受けたり、断ったりできる。 |
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5 | 準2級 | A1.3〜A2.2 | 自分の経験や意見を伝えられる。
物事の前後関係を明確にしながら相手に説明ができる。 |
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6 | A2〜B1 | A2.1〜B1.1 | 日常生活において、問題なく意思疎通ができる。
質問を投げかけて会話のキャッチボールを続けられる。 |
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7 | 2級 | A2.2〜B1.2 | 人や物をより詳しく描写したり、一般的な話題に対する自分の意見を伝えたりできる。
興味のある話題などについて、楽しんで会話を続けられる。 |
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8 | B1〜B2 | B1.1〜B2.1 | 持っている知識を使って会話の展開を予測しながら、自分の意見を述べたり,議論に参加したりできる。
家族・友達・同僚などに助言や忠告ができる。 |
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9 | 準1級 | B1.2〜B2.1 | 多様な話題において、細かなニュアンスを使い分けて発言したり相手に質問したりできる。
ビジネスシーンでの交渉、あるいは会議に参加して堂々と自分の意見を述べられる。 |
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10 | B2以上 | B2.1〜B2.2以上 | 幅広い話題において、状況を説明したり、自分の意見を伝えたり、議論したりできる。
ビジネスシーンでも洗練された表現を使って正確に自分の意見を伝えられる。 |
参考:https://kimini.online/courses/level/
このように、kimni英会話では細かくレベル分けがされており、レベル1~4は中学生向けのレベルに設定されているため、英語初心者でも気軽に参加しやすいでしょう。
まとめ
今回は、オンライン英会話に必要な英語レベルについて解説しました。
英語レベルが低いことを理由に、オンライン英会話の受講をためらっている方も多いですが、基本的な挨拶や自己紹介ができれば受講可能です。むしろ最初から英語がペラペラと話せればオンライン英会話が必要ないともいえるので、気軽に受講してみるとよいでしょう。
kimini英会話では、英語レベルを10段階に分けてコースを用意しています。初心者向けのコースもあるため、自分の英語に自信がない方にもおすすめです。