「新人研修では英語教育をするべき?」
「新入社員に英語研修するにはどうすればいい?」
社員研修や人事を担当されている方で、このようなお悩みを抱えている方は多いでしょう。

新人研修は多くの企業で実施されていますが、内容は業界や職種によってさまざまです。
ビジネスのグローバル化が加速する近年では、新人研修として英語研修を行う企業も増えてきており、グローバル人材を育成する取り組みが進んでいます。

今回は、企業の「新人研修」をキーワードに、英語教育を導入してグローバル人材を育成する重要性について解説していきます。
具体的な研修内容も合わせて紹介していきますので、最後までチェックしていってくださいね。

新人研修とは

社員研修にはどんな種類があるの?具体的な研修内容について解説!

新人研修とは、新しく入社した社員へ、その企業で働く心構えをはじめ、業務に必要な知識やスキルを習得させる研修のことです。

企業や職種、研修内容などにもよりますが、入社後すぐに始まり、1〜3ヶ月程度の期間で実施されるのが一般的です。
若手社員の早期育成に力を入れている企業では、内定者研修として、入社前から研修を行うようなところもあります。

新人研修の目的と内容、実施方法を紹介しましょう。

新人研修の目的

  • 企業理解を深め、社会人としての自覚を持たせる
  • 組織運営や業務に必要なスキルを習得する
  • 新入社員の長期的な成長と即戦力化を図る

新人研修の内容

  • 社会人としての自覚の育成
  • 企業、業務紹介
  • ビジネスマナーの習得
  • ロジカルシンキングの習得
  • コミュニケーションスキルの習得
  • 専門スキルの習得
  • 安全とコンプライアンスの理解

新人研修の実施方法

  • 講義型
  • グループワーク
  • OFF-JT(Off the Job Training)
  • ロールプレイ
  • オンライン学習

新人研修では、学生気分から社会人へスイッチを切り替え、自覚を持たせることを目的とし、短期間で業務に必要な知識や能力の養成を目指します。

研修の実施方法としては、会議室などを使った講義型や、少人数に分かれたグループワーク、現役社員を交えたロールプレイ、外部機関を利用したオンライン型などがあります。
グローバル企業では、海外研修や外国人講師を招いた英語研修など、さまざまな新人研修が実施されています。

新人研修で行う英語教育の重要性

ビジネスのグローバル化が急速に進む昨今、新人研修に英語教育を導入している企業が増えています。
世界で活躍できるグローバル人材を育成するために、新入社員の段階から、英語の習得や国際感覚の醸成、異文化理解を推進しているのです。

国際ビジネスコミュニケーション協会が実施した英語活用実態調査によれば、「今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキル」は、「英語」が82.6%で最多、次いで「コミュニケーションスキル」が80.7%でした。
また、「社員や職員に不足している・今後強化する必要がある知識やスキル」も、同じく「英語」が67.0%と、1位にランクインしました。

今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキル

英語 82.6%
コミュニケーションスキル(聞く、理解する、伝える) 80.7%
問題解決力、実行力 72.3%

社員や職員に不足している・今後強化する必要がある知識やスキル

英語 67.0%
リーダーシップ、組織のマネジメント能力 50.4%
問題解決力、実行力 40.7%

参考:英語活用 実態調査

英語は、今後のビジネスパーソンにとって重要なスキルにもかかわらず、現状では不足しており、今後強化が求められるスキルであることがわかります。

新人研修で英語教育を行う意義

  • ビジネスにおける英語の重要性と必要性を理解できる
  • 英語力の習得が早く、向上心が育まれる
  • 自主的な英語学習を習慣化できる
  • 国際的なビジネス感覚・意識を身につけられる
  • 英語ができる人材の採用コストを抑えられる

新人研修による英語教育は、グローバル人材(※1)を育成するための第一歩として大変有効です。
また、実践的な語学教育の場を全員に等しく提供することで、早くから異文化対応力(※2)と国際的なビジネス感覚も習得させられます。
新入社員の英語力が向上すれば、英語人材を新たに採用する必要がなくなり、人事にかかるコストも削減できるでしょう。

※1「グローバル人材」
異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティーと異文化への理解を前提に、語学力とコミュニケーション能力を有し、主体性、協調性、柔軟性を身につけた人材のこと
参考:
文部科学省|グローバル人材の育成について
総務省|グローバル人材育成の推進に関する政策評価書

※2「異文化対応力」
様々な文化的背景を持つ人々との効果的かつ適切な交流・関わりを可能にする一連の認識・情緒的・行動的能力及び特性のこと
参照:アメリカ単科大学・総合大学協会|異文化知識・対応能力に関する VALUE ルーブリック

グローバル人材育成に有効な新人英語研修

グローバル人材育成に有効な新人英語研修

英語力はこれからのビジネスに欠かせないスキルとされ、新卒採用では高い英語力を持つ学生を採用する傾向が強まっています。
新人研修では英語教育を積極的に取り入れ、実務にいかせる実践的な英語力の習得を目指す企業も増えています。

グローバル人材の育成に有効な新人研修での英語教育の代表的なものを紹介しましょう。

英語プレゼンテーション

ビジネスに不可欠なプレゼンテーションを英語で行うスキルを習得します。
定番の英語表現、専門用語などはもちろんのこと、効果的なスライドの作成方法、ジェスチャーや表情、好印象の与え方など、語学だけではない幅広いスキルを身につけるのが目的です。

英語ライティング

メールやチャットをはじめとしたコミュニケーションツールでの文章の書き方から、契約書や資料の作成方法など、必要な場面で迅速かつ適切に使えるライティングスキルを習得します。
ビジネスにふさわしい正しい英語表現を身につけることで、海外との取引や顧客とのやり取りをスムーズに行えるようになるでしょう。

ビジネス英会話

業務で必要とされる基本的な英会話について、マナーや用語、使い方などを習得します。
ビジネス英会話の研修には、外国人に対応できるトレーニングのほか、顔の見えない相手との電話応対も含まれます。
日常会話とは違い、ビジネス英会話には専門用語やビジネス特有の表現が多くあるため、新人研修で学び、実践力を身につけておくことが大切です。

新人研修におすすめのオンライン英会話

堺市で子どもの英語学習を始めるならオンライン英会話

一箇所に社員を集めて実施する集合研修が一般的ですが、コロナ禍でオンライン型の新人研修も大きく広まりました。
オンライン型の研修では、パソコンやタブレットを使って、画面を介してオンラインで行われます。

オンライン型の新人研修として、オンライン英会話を取り入れている企業はとても多いです。
オンライン英会話は、場所を選ばずに受講できるので、リモートワークや在宅勤務の場合でも支障なく研修に参加できます。

学研が運営するKiminiオンライン英会話は、100以上のコース展開があり、社員一人ひとりのレベルに合わせて学習が可能です。
人数や期間、レッスン回数を細かく設定できる「研修プラン」は、予約制限も無いので計画を立てやすく、新人研修に最適なプランとなっています。

まとめ

企業の「新人研修」に焦点を当て、英語教育を導入してグローバル人材を育成する重要性について解説しました。
新人研修に英語教育を取り入れることは、今後の企業の成長に欠かせないものになってきています。

新人研修として英語教育を実施することは、企業の将来を見越したグローバル人材の育成につながります。
数ヶ月前まで、学生として学ぶ環境にいた新入社員は、新しい知識やスキルを習得する姿勢が備わっています。
英語教育を取り入れた新人研修で、グローバル化する世界で活躍できるような人材を育てていきましょう。

新人研修でオンライン英会話を導入するなら、まずはKiminiオンライン英会話の無料体験を試してみることをおすすめします。

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