ドイツが誇る世界遺産「ケルン大聖堂(Cologne Cathedral)」。その美しさとスケールは圧巻で、訪れる人の心を捉えて離しません。
この記事では、ケルン大聖堂の魅力や歴史を紹介しながら、英語の表現も一緒に学んでいきます!
ケルン大聖堂ってどんなところ?

ドイツのケルン中央駅に降り立つと、目の前に巨大な大聖堂がそびえています。あまりの大きさに圧倒されそうです。
ケルンへの日本からの直行便はありませんが、フランクフルト空港かデュッセルドルフ空港経由で足を運ぶことができます。デュッセルドルフ空港からは、快速列車でケルン中央駅まで40分です。
ケルンの街と大聖堂の歴史
ケルンは、ドイツ西部にあるライン川沿いの歴史ある都市。ローマ時代から続くこの街は、文化と芸術の中心地として知られています。
ケルン大聖堂は、この街のシンボルであり、世界中から巡礼者と観光客が訪れる人気スポットです。
正式名称はザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂(聖ペトロとマリア大聖堂の意)。ローマ・カトリック教会のミサが行われています。
初代は4世紀に完成。2代めは818年に完成したものの、1248年火災で焼失。
同じ年に建設が始まり、当時の人々が「神への賛美」として建てようとしたこの大聖堂は、なんと600年以上の歳月をかけて完成しました。1880年にようやく完成したとき、人々は感動と誇りに包まれたといいます。
驚きの大きさ
ケルン大聖堂の高さは157m。完成当時は世界一高い建築物でした。現在でも、世界最大級のゴシック様式の教会としてその名を誇っています。
奥行き114m、幅86mあり、ケルン市内からはどこからでも大聖堂を見ることができる大きさです。
建築様式:ゴシックとは?
ケルン大聖堂は、典型的なゴシック建築です。ゴシック様式とは、12世紀から16世紀にかけてヨーロッパで流行した建築スタイルです。
ケルン大聖堂にまつわる英語フレーズ
英語でケルン大聖堂について話したいとき、こんな表現が使えます。
訳)ケルン大聖堂を訪れたことはありますか。
訳)世界で最も印象的な聖堂の一つです。
訳)ケルン大聖堂は、ドイツのケルン中央駅に降り立つと、目の前にそびえ立っています。思わず圧倒されます。
実際に旅行する際にも、現地でこうした表現を使えば、より旅が楽しくなるでしょう。
世界遺産「ケルン大聖堂」って?
ケルン大聖堂は世界遺産に登録されています。いつ登録され、登録された理由は何なのかみていきます。
世界遺産に登録されたのはいつ?
ケルン大聖堂は1996年、ユネスコの世界遺産に登録されました。その理由は、建築的価値の高さと宗教的・歴史的意義が認められたためです。
訳)ケルン大聖堂は、1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。
登録の理由とは?
ユネスコは、ケルン大聖堂を「人類の創造性の傑作」と称賛しています。中世ヨーロッパの建築技術と信仰の象徴として評価しました。
また、6世紀の時を越えて建設され続け、大聖堂建築の頂点であり、集大成であるということが評価されました。
参照:UNESCO World Heritage Centre:Cologne Cathedral
危機遺産リストに入ったことも!
実は、ケルン大聖堂は2004年〜2006年の間、「危機にさらされている世界遺産(List of World Heritage in Danger)」にリスト入りしました。
理由は近くの高層ビル建設が景観を損なう恐れがあったからです。市は計画を見直し、無事リストから除外されました。
ケルン大聖堂の見どころ

圧倒されるようなケルン大聖堂には、たくさんの見どころがあります。主な見どころを紹介します。
荘厳な外観・彫刻装飾
まず目を引くのがその荘厳な外観です。2つの塔が空高くそびえ、無数の彫刻が細部にわたって施されています。
訳)ケルン大聖堂は、2つの塔が空高くそびえ、無数の彫刻が細部に細越されていて、荘厳です。
ステンドグラスの魔法
内部に入ると、色とりどりのステンドグラスが光を受けて幻想的な雰囲気を生み出しています。
1848年、バイエルン王ルートヴィヒ1世が寄贈したバイエルン窓は、聖書に登場するさまざまなシーンをモチーフにしたカラフルなステンドグラスです。
2007年に完成した「ゲルハルト・リヒターの窓」は現代アートと伝統の融合として注目を集めています。
訳)色とりどりのステンドグラスがあまりにも幻想的で、息をのむような美しさです。
装飾と美術品の宝庫
祭壇、天井、柱など、どこを見ても装飾が美しいです。中には「東方三博士の聖遺物」を収めた黄金の棺もあります。当方三博士は、イエス・キリストの誕生時に、お祝いに駆けつけたとされる3人です。
大聖堂地下にある宝物庫には、9世紀ごろにつくられた金庫を改造した展示エリアがあります。
訳)ケルン大聖堂は、数々の装飾と美術品の宝庫です。
美しいモザイクの床
床に目を向けると、美しいモザイク模様が広がっています。建築全体が一つの芸術作品のようです。
訳)ケルン大聖堂に入ったら、床にも目を向けてみてください。床も芸術作品のように美しいです。
まとめ:英語で世界を旅しよう!
ケルン大聖堂は、ドイツの歴史、信仰、芸術が詰まった特別な場所。その壮大さと美しさに触れることで、英語で世界を理解する楽しさも倍増するでしょう。
英語を学ぶ中で、「Cologne Cathedral」というキーワードを使って、ぜひ世界とつながってみてください。
ドイツを訪れる際には、ケルンにも足を運んで、ケルン大聖堂の荘厳さに触れてみてはいかがでしょうか。
Please enjoy learning English!
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