英検準2級に合格するためには、語彙力の強化が不可欠です。準2級以上に合格するためには、とにかく単語・熟語をたくさん覚えなければなりません。
本記事では、英検準2級の頻出単語の一覧や効果的な覚え方、学習方法を詳しく解説します。動詞、名詞、形容詞、副詞、その他の品詞ごとに重要な単語を整理し、効率的な学習をサポートします。
英検準2級単語まとめ
英検準2級では、約2,600~3,600語の語彙力が求められます。以下に、頻出単語を品詞別にまとめました。あなたの単語力が英検準2級をクリアしているかチェックするために、「日本語」の列を紙で紙で隠して、どれぐらい意味が言えるか試してみてください。
【動詞】
動詞は最も重要で、頻出単語の中から66語を厳選して紹介します。どれも重要な単語ばかりです。
複数の意味があるものは、文脈によって意味を取ることになります。
| 単語 | 日本語 |
|---|---|
| build | 建てる、造る |
| hurt | 傷つける、痛む |
| practice | 練習する、実行する |
| forget | 忘れる |
| invite | 招待する |
| own | 所有している、認める |
| let | させる、許す |
| turn | 進路を変える |
| win | 勝つ、勝ち取る |
| leave | 置き忘れる、出発する、残す |
| save | 蓄える、貯める、節約する、救う |
| travel | 旅行する |
| worry | 心配する、心配させる |
| happen | 起こる |
| offer | 提供する、申し出る |
| join | 参加する、加わる |
| plant | 植える |
| order | 注文する、命じる |
| prepare | 準備する、調理する |
| relax | くつろぐ、緩む、緩める |
| damage | 損傷を与える |
| serve | 食事を出す、仕える、役立つ |
| create | 創造する、創作する |
| hold | 開催する、持つ |
| follow | 従う、ついていく |
| explain | 説明する |
| fix | 修理する、固定する |
| throw | 投げる |
| design | 設計する、デザインする |
| draw | 描く、引く、引き出す |
| protect | 保護する |
| hide | 隠れる、隠す |
| introduce | 導入する、紹介する |
| deliver | 配達する |
| interview | インタビューする、面接する |
| bite | かむ、かみつく |
| marry | 結婚する |
| recommend | 推薦する |
| announce | 発表する、公表する、知らせる、告げる |
| match | 調和する、釣り合わせる、匹敵する |
| discover | 発見する |
| realize | 実現する、悟る |
| celebrate | 祝う、挙行する |
| pull | 引く |
| cover | 覆う |
| agree | 賛成する、同意する |
| push | 押す |
| continue | 継続する |
| wonder | 〜かなと思う、驚く |
| recycle | 再利用する |
| paint | ペンキを塗る、絵を描く |
| seem | 思われる |
| feed | 食べ物を与える、養う |
| receive | 受け取る |
| express | 表現する |
| suit | 都合がいい、似合う |
| wish | 望む |
| describe | 描写する |
| remember | 思い出す、覚えている |
| borrow | 借りる |
| pay | 支払う、割に合う |
| check | 点検する、確かめる、調べる、検査する |
| decide | 決心する |
| cancel | 中止する、取り消す |
| surprise | 驚かせる |
| excuse | 言い訳する |
【名詞】
頻出単語の中から80語を厳選して紹介します。語数が多いので、特に重要なものを太字にしています。
派生語、例えば 「neighbor 隣人」と「 neighborhood 近所」は、意味の違いが意識して一緒に覚えるましょう。
| 単語 | 日本語 |
|---|---|
| ma’am | 奥様、お嬢様、先生 |
| passage | 一節、引用された部分、通行、通路 |
| idea | 考え、思い付き |
| bakery | パン屋 |
| fact | 事実 |
| land | 土地 |
| sale | 販売、特売 |
| reservation | 予約 |
| medicine | 薬、医学 |
| tour | 周遊、ツアー |
| trouble | 心配、面倒なこと |
| sign | 標識、合図、前兆 |
| grade | 等級、成績 |
| apartment | アパート |
| wheel | 車輪 |
| poem | 詩 |
| technology | 技術 |
| health | 健康 |
| gift | 贈り物 |
| side | 側、側面 |
| dessert | デザート |
| wood | 木材 |
| professor | 教授 |
| instrument | 楽器、道具 |
| actor | 俳優 |
| co-worker | 同僚 |
| Russian | ロシア人 |
| discount | 割引 |
| experience | 経験 |
| century | 世紀 |
| date | 日付、デート |
| tool | 道具 |
| noise | 騒音 |
| grass | 草 |
| officer | 役人 |
| flavor | 味 |
| vegetable | 野菜 |
| flight | 飛行機の便 |
| mall | ショッピングモール |
| insect | 昆虫 |
| nature | 性質、自然 |
| clothes | 衣類 |
| neighbor | 隣人 |
| bottle | びん |
| forest | 森林 |
| center | 中心、センター |
| invention | 発明 |
| planet | 惑星 |
| jazz | ジャズ |
| cleaner | クリーニング店 |
| bill | 請求書、紙幣 |
| address | 住所、演説 |
| form | 用紙、形 |
| president | 大統領 |
| community | 地域社会 |
| topic | 話題、主題 |
| owner | 所有者 |
| performance | 公演、演技 |
| grocery | 食料品店 |
| neighborhood | 近所 |
| truck | トラック |
| space | 宇宙、空間 |
| market | 市場 |
| island | 島 |
| meal | 食事 |
| information | 情報 |
| environment | 環境 |
| mistake | 間違い |
| crowd | 群衆 |
| government | 政府 |
| orchestra | オーケストラ |
| department | 部門、学科 |
| result | 結果 |
| chance | 機会 |
| activity | 活動 |
| avocado | アボカド |
| honey | はちみつ |
| bicycle | 自転車 |
| train | 電車 |
| type | 型 |
【形容詞】
重要な形容詞 27語を紹介します。形容詞は、基本的に名詞の前につくか、be 動詞の後に補語として使います。
| 単語 | 日本語 |
|---|---|
| delicious | 非常においしい |
| important | 重要な |
| central | 中央の、中心部の |
| novel | 目新しい、斬新な |
| pretty | かわいい、なかなか |
| elementary | 初歩の |
| careful | 注意深い |
| convenient | 便利な |
| huge | 巨大な、莫大な |
| excellent | 優秀な |
| boring | 退屈な |
| healthy | 健康的な |
| dangerous | 危険な |
| perfect | 完全な |
| true | 本当の |
| safe | 安全な、無事な |
| plastic | プラスチックの |
| fair | 公正な |
| colorful | 色彩豊かな、色鮮やかな |
| native | 母国の、原住民の |
| main | 主な |
| wide | (幅が)広い |
| similar | 類似した |
| available | 手に入る、利用できる、手が空いている |
| local | 地元の |
| expensive | 高価な |
| enough | 十分な |
【副詞】
重要な副詞17語を紹介します。副詞は動詞を修飾します。
形容詞にlyを付けると副詞になるものも多いです。
| 単語 | 日本語 |
|---|---|
| anyway | とにかく |
| actually | 実際に、実は |
| even | ~でさえ、さらに |
| instead | その代わりに |
| finally | 最終的に、ついに |
| outdoors | 屋外で、屋外に |
| carefully | 注意深く |
| easily | 簡単に |
| luckily | 運よく |
| nearby | 近くに、近くの |
| recently | 最近 |
| later | 後で |
| yet | (疑問文で)もう、(否定文で)まだ |
| alone | 一人で |
| also | 〜もまた |
| far | 遠くに、遠い |
| still | まだ、それでも |
【その他】
その他、次に挙げた接続詞、前置詞、疑問詞も重要です。
| 単語 | 日本語 |
|---|---|
| while | …している間に、…の一方で |
| although | けれども |
| without | なしで、持たずに |
| because | なぜなら |
| so | だから、それで |
| and | そして |
| but | しかし |
| if | もし〜なら |
| when | 〜するとき |
| where | どこで |
| how | どのように |
| who | 誰が |
| what | 何が |
| which | どちらが |
| whose | 誰の |
| that | 〜ということ、〜するところの |
英単語の覚え方4ステップ

「読む・聞く・書く・テストする」をバランスよく取り入れることで、記憶がしっかり定着します。それでは、1ステップずつ解説していきましょう。
ステップ1:視覚で覚える【まずは目で見る!】
最初に行うのは「英単語と意味を目で見て覚える」作業です。
単語帳や単語アプリを使って、英語→日本語の意味を何度も往復して確認しましょう。
手順
- 英単語と日本語の意味を交互に見て覚える
- 1周覚えたら、日本語の意味を隠して「英単語を見て意味が言えるか」を確認
- 意味が思い浮かばなかった単語には「★印」などをつけておく
ポイント
日本語→英語ではなく、英語→日本語の順で記憶するほうが効果的です。なぜなら、試験では英単語の意味を問われることが多いためです。
ステップ2:聴覚で覚える【声に出してリズムで記憶!】
「聞く」「話す」を取り入れることで、耳と口からも記憶を補強します。
英語は言語です。音で覚えることで、長期記憶に残りやすくなると言われています。
手順
- 単語を「見ながら」声に出して読む(5回程度)
- 単語帳やアプリの音声を使って、ネイティブの発音に合わせて声に出す
- 日本語の意味だけを見て、英単語が口から出てくるか試す
ポイント
発音とスペルをセットで覚えることで、リスニング対策にもなります。
ステップ3:運動記憶を使う【手を動かして覚える!】
目や耳だけでなく、「手を動かす=書く」ことで記憶の深度が上がります。これは「運動記憶」と呼ばれるもので、反復することで脳に記録されやすくなります。
手順
- 英単語を見ながら、その日本語の意味を指で空中や机の上に「なぞって書く」
- それができたら、ノートに日本語の意味を英単語を見ながら書き出す
- 日本語から英語へ書く練習も効果的
- 余裕があれば、覚えた単語を使って英作文をしてみましょう。
ポイント
英語を「書いて覚える」ことは、ライティング対策にもつながります。小学生や中学生にもおすすめの学習方法です。
ステップ4:英単語テスト【仕上げはアウトプット!】
最終ステップは「確認テスト」です。ここで「本当に覚えたかどうか」をチェックします。記憶はアウトプットすることで定着します。ぜひ繰り返し確認しましょう。
手順
- ノートに日本語だけを見て、英単語を書けるかテスト
- わからなかった単語は再び「★印」などをつけておく
- 覚えていない単語は次の日に再度テスト
ポイント
1週間で50~100語を目標にすると、無理なく学習できます。定期的に「苦手単語チェックテスト」を行うと効率的です。
この4ステップを繰り返すことで…
ステップ 主な記憶方法 期待される効果
- ステップ1 視覚記憶 目からの情報でざっくりと記憶
- ステップ2 聴覚記憶 音とリズムで記憶に残りやすくなる
- ステップ3 運動記憶(手書き) 書くことで深く覚える、スペルも身につく
- ステップ4 アウトプット 忘れていた単語の洗い出しができる
保護者のサポートポイント(小学生向け)

- お子さんの暗記チェックをしてあげる(日本語の意味を読んで英単語を言わせる)
- 一緒に声を出して単語を読む(親が先、子がリピート)
- 「よく覚えたね!」の声かけが最大のモチベーションアップに!
まとめ:英単語は「視る・聴く・書く・出す」の繰り返しで確実に覚えられる!
英単語の暗記に魔法の方法はありませんが、「正しいやり方で地道に繰り返す」ことが最も確実な近道です。
- 視覚で覚える(見て記憶)
- 聴覚で覚える(声に出す、聞く)
- 運動記憶で覚える(書いて記憶)
- テストして確認(出力で定着)
この4ステップを毎日少しずつ繰り返していけば、確実に単語力が身についていきます。英検準2級だけでなく、学校の英語テストや高校・大学受験にも大きな武器になるでしょう!
なぜこんなにたくさん英単語を覚えなきゃならないんだろうと思うことがあるかもしれませんが、単語を覚えた後に読解問題を解いてみると、「あの時覚えた単語だ」や「苦労して単語を覚えておいて良かった」と思う機会があるかもしれません。

