「試験直前だけど、何をすればいいの?」「このまま受けて大丈夫か不安…」
そんなお母さんの声に応えるべく、この記事では英検準2級の直前期にやるべきことを「これだけ」に絞ってご紹介します。
英検準2級は一次試験では「リーディング、リスニング、ライティング」、二次試験では「スピーキング」の4技能が求められる試験ですが、実は対策のポイントさえ押さえれば、小学生でも十分に合格が目指せる内容です。

今回は、以下のポイントを中心に解説します。

  • 英検準2級直前期の心得
  • 4技能別・今日からできる直前勉強法
  • 本番で差がつく時間配分のコツ
  • 合格を引き寄せる親子の声かけ・サポート術

直前対策:今すぐ始められる!4技能別の最短対策法

直前対策:今すぐ始められる!4技能別の最短対策法

リーディング対策:「出る順」語彙と段落読みを徹底!

英検準2級のリーディングは全29問。配点も高く、得点源にしたいパートです。

対策ポイント

Part1対策(語句空所補充)

→「でる順パス単」や過去問で頻出語彙だけピンポイントで復習!
→1日30語×4日で120語は復習可能!

長文対策(Part3〜4)

→「段落の最初と最後」を読んで要点を掴む練習を!
→「設問→選択肢→本文」の順に読むだけでも精度アップ。

上記に加えて、英検準2級に出題されるテーマに対する背景知識も重要になります。過去問の日本語訳を読むだけでも長文読解の助けになるのでおすすめです。

直前におすすめの学習方法

  • 1日1つ大問を解く。制限時間をつけて過去問に取り組む。
  • 間違えた問題だけノートにメモし、なぜ間違えたかを日本語で分析
  • 長文1問を解いたあと、内容を一言で日本語で要約(=理解度チェック)

リスニング対策:「1回で聞き取る」意識とYouTube活用

英検準2級のリスニングは約25分。音声は1回のみの放送です。

対策ポイント

  • 5W1H(Who, What, When, Where, Why, How)で聞く
  • パートごとに会話のパターンを覚える(買い物・予定調整・電話など)

直前におすすめの学習方法

  • 過去問+スクリプト確認
  • 間違えた理由を音声でチェック
  • スクリプトの音読

リスニングスクリプトの日本語訳を読むだけでも効果的です。どんなシチュエーションでどんな会話がされるのかをチェックしておきましょう。

また、余裕があればリスニングを1.5倍速、2倍速で聞いて解いてみてください。倍速に耳が慣れていると、本番のリスニングがゆっくりに聞こえるようになります。

YouTube活用

  • Sesame Street(リズムとテンポ感が近い)
  • Disney Jr.(話し言葉に近い)
  • BBC Earth(内容説明が多い)

スキマ時間に英語を聞くことで、耳を慣らしておきましょう。映像もあるので子どもでも楽しく英語に触れることができるのでとてもおすすめです。勉強の息抜きに使ってみましょう。

ライティング対策:型を覚えて「毎日1題」練習

2024年度から出題形式は2種類です。

  • 意見文(50〜60語)
  • メール返信(40〜50語)

対策ポイント

1.意見文の直前対策

意見文はテンプレ暗記が命です。この型を覚えるだけでも高得点につなげられます。

I think that ~.
First, ~.
Second, ~.
For these reasons, I believe ~.

実際の過去問の中から、理由の部分だけを抜き出して書いて暗記するのもおすすめです。

英検準2級 ライティングで使える理由パターン10選

They can learn many things.
→ 例:They can learn about the world, history, or science.

It is good for their health.
→ 例:They can get more exercise and feel better.

They can make many friends.
→ 例:They can talk with new people and enjoy activities.

They can save time and money.
→ 例:They do not need to go far or buy many things.

It is fun and exciting.
→ 例:They can enjoy doing it and feel happy.

They can improve their skills.
→ 例:They can get better at using computers or speaking English.

It helps them think more deeply.
→ 例:They learn to think about problems and find answers.

It is safe and convenient.
→ 例:They can do it at home and do not need to worry.

They can relax and reduce stress.
→ 例:They can feel better after doing it.

They can get useful information.
→ 例:They can learn news and important facts from it.

2.メール返信の直前対策

メールの返信は「リアクション+質問2つ+返答」を必ず入れましょう。

メール返信で使えるリアクション表現 5選

That sounds fun.
→ 楽しそうだね!
It must be exciting!
→ ワクワクしたに違いないね!
That’s a great idea.
→ それはいいアイデアだね!
I’m happy to hear that.
→ それを聞いてうれしいよ!
It sounds like you had a good time.
→ 楽しい時間を過ごしたみたいだね!

直前におすすめの学習方法

  • 過去問の英作文を、タイマー10分で毎日1題
  • 模範解答を音読→空で書く練習(反復がカギ)
  • メール返信でよく出る「What is it like?」「When did you ~?」などの質問パターンを覚える

スピーキング対策:面接は「パターン練習」がすべて

準2級の面接試験は、音読→5問のQ&Aで構成されます。ポイントは「慣れること」!

出題内容まとめ

  • 音読(30〜40語)
  • 音読内容の質問
  • イラスト描写(is/are ~ing)
  • 自分の意見(Yes/No+理由)
  • 経験や習慣に関する質問

直前におすすめの学習方法

  • 模範スクリプトの音読&録音チェック
  • 過去問で練習(実際の試験内容)
  • 家庭で模擬面接:お母さんが質問役で「Yes, because…」の2文構成を繰り返す

面接で使える定番表現

  • May I come in?
  • I’m fine, thank you.
  • A woman is carrying something.
  • I think so, because…
  • You, too. / See you!

時間配分:本番で焦らないための時間戦略

時間配分:本番で焦らないための時間戦略

直前対策でどれだけ準備しても、本番で時間が足りなくなってしまっては台無しです。以下が、英検準2級一次試験の目安時間配分です。

パート 内容 問題数 推奨時間配分
Part 1 語彙空所補充 15問 約10分
Part 2 会話文空所補充 5問 約5分
Part 3 長文語句空所補充 2問 約5分
Part 4A 長文読解(Eメール) 3問 約8分
Part 4B 長文読解(説明文) 4問 約12分
Part 5-1 メール返信(40~50語) 1題 約10分
Part 5-2 意見文(50~60語) 1題 約15分
見直し マーク・内容チェック 5分
合計 29問+2題 80分

タイムマネジメントのコツ

  • リーディングで迷ったら即スキップし、後で戻る(全問解答が原則)
  • ライティングでは、5分で構成を組み立てて15分で清書
  • リスニングでは、聞きながら選択肢にマークできるように事前に見ておく

参考サイト:準2級の過去問・試験内容

お母さんにできる、最後のひと押し!

お母さんにできる、最後のひと押し!

直前期は、お子さんの気持ちも不安定になりがちです。そんなときは、お母さんの声かけが最大の応援になります。
「昨日より速く読めるようになったね」
「この単語、よく覚えてたね!」
「今日も英語に触れられてえらいね」

努力を認める声かけが、自信と集中力につながります。

まとめ:直前でもできることは、まだたくさんある!

直前で大切なことは出題形式を理解することです。それをふまえて以下の内容を実践してみてください。

  • よく出る単語と文法を見直す
  • 型に沿って書く・話す練習をする
  • 模擬演習で時間配分を体に覚えさせる

英検準2級は、ただの英語テストではありません。お子さんにとって、「考える」「伝える」力を育てる絶好のチャンスです。
お母さんのサポートが、必ず合格につながります。「今できること」だけに集中して、あと少し、頑張りましょう!