「キラキラ」と聞いて、みなさんはどのようなイメージを思い浮かべますか?
きっと多くの方が、光り輝くものや景色、また憧れの人やうらやましくなるような人に対して、「キラキラ」と表現するのではないでしょうか。
「キラキラ」は、ものの状態や様子、動きなどを象徴する言葉で表した擬態語です。
日常のあらゆるシーンで使われている「キラキラ」ですが、英語では何と言うか知っていますか?
今回は、夜空の星から輝かしい人物まで幅広く修飾する擬態語「キラキラ」の英語表現を、微妙な意味の違いに分けて解説していきます。
「キラキラ」の英語
「キラキラ」は、なにかが光輝くさま、きらめくさまを指した擬態語です。
日本語では、ものや景色、人以外にも、目に見えない輝かしい功績や経験なども含めて、すべてに対して「キラキラ」と表現します。
しかし英語では、対象や状況、輝き方などによって適切な単語が異なります。
「キラキラ」のように一語でいろいろな意味に捉えられるわけではないため、正しい意味と使い方を覚えておくことが大切です。
では、「キラキラ」を意味する代表的な英語表現を6つ例文とともに紹介していきます。
shine

“shine” は、「キラキラ輝く」という意味で最も一般的、かつ非常に使用頻度の高い英語です。
shine
to send out or reflect light
光を発したり反射したりする
自らが光の発光源となっているのが”shine”のポイントです。
動詞としてだけでなく、形容詞の”shiny”もとてもよく使われるため、どちらも必ずおさえておきたい「キラキラ」の基本単語といえます。
訳)太陽がキラキラと輝いていて、今日はとてもいいお天気です。
訳)プレゼントを見ると、彼女の目は喜びに満ちあふれキラキラと輝きました。
sparkle
“sparkle”は、光がはじけるようにキラキラと輝く様子やきらめく様子を表した英語です。
sparkle
to shine brightly with a lot of small points of light
たくさんの小さな光点で明るく輝く
たくさんの小さな光の粒がはじけて、キラキラ輝いているような状態をイメージするとわかりやすいです。
おもに何かが光を放つさまを表すときの表現ですが、特別な魅力を持った人、秀でた個性や才能などに対しても使われます。
訳)彼女の新しいドレスはダイヤモンドのようにキラキラ輝いていました。
訳)あなたの仕事へのひたむきな姿勢は、キラキラとまぶしく輝いています。
glitter

“glitter”は、強く反射してキラキラしているさま、人工的に発生させた強い光や輝きなどを意味する英語です。
glitter
to produce a lot of small, bright flashes of reflected light
反射光の小さな明るい閃光を大量に発生させる
ドレスのスパンコールや宝石をあしらった時計や指輪などのほか、ラメ入りのアイシャドウやチークといった化粧品類などにふさわしい表現といえます。
訳)ステージの照明で、ダンサー全員のメイクがキラキラと輝いていました。
訳)彼女が手をかざすと、ダイヤモンドの指輪が太陽の光を受けてキラキラと輝いていました。
twinkle
“twinkle”は、一定のリズムで光が点滅したり、ちらついたりするようなキラキラを表す英語です。
twinkle
(of light or a shiny surface) to shine repeatedly strongly then weakly, as if flashing on and off very quickly
(光や光沢のある表面が)非常に速く点滅するかのように強弱をつけて繰り返し光る
夜空に光る星をはじめ、遠くに見える街の灯りやイルミネーションなど、光が強弱をつけながらキラキラと輝いているときに使われます。
「きらきらひかる〜」でおなじみの童謡「きらきら星」は、まさに夜空の瞬く星の歌で、英語では「Twinkle Twinkle Little Star」というタイトルがついています。
訳)夜空には星がキラキラと輝いています。
訳)遠くに見えるクリスマスツリーのイルミネーションがキラキラと美しく瞬いていました。
glisten
“glisten”は、ぬれたものや磨いたものなどが「キラキラ」輝くことを意味する英語です。
glisten
to shine by reflecting light from a wet or smooth surface
ぬれた表面や滑らかな表面から光を反射して輝く
湿ったものや液体、金属などの表面に反射した光が輝く様子を指しています。
たとえば、雨上がりに朝日に照らされて輝いている葉や、太陽を反射して光る海面など、水気のあるもの、または何かしら水を連想させるような状況で用いられます。
訳)葉についた水滴が太陽に照らされてキラキラと輝いていました。
訳)彼女の瞳は涙でキラキラと光っていました。
shimmer

“shimmer”は、やわらかい光が輝いているさま、ゆらめきながらかすかに光っているさまを表す英語です。
shimmer
to shine in such a way that the light seems to shake slightly and quickly
光がわずかに素早く揺れているように見えるように輝く
繊細でやわらかく、小刻みに揺れているような「キラキラ」を指します。
訳)頭上にキラキラと輝くオーロラは、息をのむほど美しいものでした。
訳)湖面が月明かりに照らされ、キラキラと輝いていました。
まとめ
ものや景色、人物など幅広く修飾できる擬態語「キラキラ」について、意味の違いに分けて適した英語表現を紹介しました。
日本語で「キラキラ」といえば、星だったり、宝石だったり、朝露だったり、また人生を謳歌している人だったりと、いろいろな意味に捉えられます。
英語でこの「キラキラ」を表現するには、対象となるものや人、状況、光り方、光の強さなどを明確に表す必要があります。
今回紹介した6つの英語は、どれも日常会話でとてもよく使われる表現です。
それぞれの使い方や微妙なニュアンスの違いに注意して、正しく使いこなせるようになっていきましょう。


