“What do you do?”は日常英会話の挨拶や会話の冒頭で頻繁に使われる英語表現です。

「確かに英会話や英語の授業で聞いたことがある表現だけど、イマイチ使い方が分からないな。」と感じている方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、“What do you do?”が持つ3つの意味や、”What do you do?”に似た英語表現について解説します。

記事を最後までチェックすれば、”What do you do?”の意味や使い方は一通り理解できるはずです。”What do you do?”について気になってこのページにたどり着いた方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。

“What do you do?”の3つの意味

"What do you do?"の3つの意味

“What do you do?”には、大きく以下3つの意味があります。

  • 職業は何ですか?
  • 何をするんですか?
  • どうするの?

状況によって訳が異なるので、うまく使い分けられるようになりたいところ。それぞれ例文付きで詳しく見てみましょう。

職業は何ですか?

“What do you do?”の最も基本的な意味が「あなたの職業は何ですか?」です。

「職業」という単語がどこにもないのにどうして「あなたの職業は何ですか?」という日本語訳になるの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

実は“What do you do?”は”What do you do for a living?”の”for a living”が省略された形です。

“for a living”は「生活のために」という意味ですので、”What do you do for a living?”は「あなたは生活のために何をしていますか?」=「あなたの職業は何ですか?」となります。

相手の職業を知りたいのであれば、”What’s your job?”でも構いません。ただし”What’s your job?”は表現としてストレートすぎるため、遠回しな言い回しである”What do you do?”が使われます。

日本語でも「あなたの仕事は何ですか?」と聞くケースはほとんどありませんよね。英語の”What do you do?”と同じように、「普段は何をされている方ですか?」が「職業は何ですか?」という意味として使われているはずです。

続いて”What do you do?”と聞かれた際の答え方について解説します。”What do you do?”と聞かれたら自分の職業を答えましょう。例えば以下のような形です。

Aさん
I am a Japanese teacher.
訳)私は日本語教師です。
Aさん
I work as a Japanese teacher.
訳)私は日本語教師として働いています。
自分の職業が英語で何と言うのか、この機会に知らない方は確認しておきましょう。

何をするんですか?

“What do you do?”単体だと「職業は何ですか?」という意味になります。ただし”What do you do?”の後に時間などを付け加えることで「何をするんですか?」という意味の表現になります。

「何をするんですか?」は”What do you do?”をそのまま直訳した日本語訳ですので、覚えやすいのではないでしょうか?

“What do you do?”の後に時間などを付け加えた例文とその日本語訳をいくつか紹介します。

Aさん
What do you do on Mondays?
訳)あなたは普段の月曜日に何をしていますか?

Aさん
What do you do for fun?
訳)あなたはどんな趣味をして過ごしますか?

Aさん
What do you do today?
訳)今日は何をするんですか?

上記の例文は3つとも、文の最後に時間などが付け加えられています。

どうするの?

“What do you do?”の3つ目の日本語訳が「どうするの?」です。”you”を”I”や”we”に変えることで「次は何をしましょうか?」という意味にもなります。

対処方法を聞く際や考える際に使える英語表現です。

“What do you do?”を「どうするの?」や「次は何をしましょうか?」と訳す場合の例文は以下の通りです。

Aさん
I’m done with my part. What do you do now?
訳)私の担当部分は終わりました。次はどうしますか?

Aさん
we missed the last train tonight. What do we do now?
訳)終電を逃してしまいましたね。どうしましょうか?

“What do you do?”に似た英語表現まとめ

"What do you do?"に似た英語表現まとめ

“What do you do?”に単語や意味が似た表現を2つ紹介します。

  • “What are you doing?”
  • “How do you do?”

“What do you do?”とうまく使い分けられるようになると完璧です。それぞれ具体的に見てみましょう。

“What are you doing?”

“What are you doing?”は「何をしているの?」という現在進行形の英文です。語尾に”now”を足して”What are you doing now?”とすれば「あなたは今何をしているの?」という英文になります。

“What do you do?”と似ていますが、”What are you doing?”には職業を聞くニュアンスは一切含まれていませんので注意しましょう。

また”What are you doing?”と”What do you do?”を混同して、”What do you doing?”という英文を作ってしまう方が稀にいらっしゃいますが、それは間違いです。

“doing”を使うにはbe動詞が必要ですが、一般動詞の”do”しかないので、文法的におかしいことが分かるかと思います。

“How do you do?”

“How do you do?”は「はじめまして」「こんにちは」という意味の英語表現です。挨拶表現として使われます。

“How do you do?”を短縮して”Howdy?”とすれば、カジュアルな言い回しとなり「よう!」くらいの意味になります。

“How do you do?”は非常に丁寧な英語であるため、最近では使われる機会は減っています。”How do you do?”に対しては同じく”How do you do?”と返答します。

まとめ

“What do you do?”の3つの意味や、”What do you do?”に似た英語表現について解説しました。

“What do you do?”の意味や使い方は理解できましたでしょうか?

相手の”What do you do?”の質問にうまく答えられたり、相手に”What do you do?”と言えるようになったりすれば、間違いなく英会話は弾みます。

早速次英語を話す機会があれば、”What do you do?”を使ってみてください。また自分だったら何と答えればいいのか、職業や職種に関する英語が分からない方は事前に調べておくと良いですね。

少しでも気になったり分からなかったりする英語表現は、その場で調べて解決することが大切です。今回のように、関連記英語表現や分からない英語表現に出会った場合は、すぐに調べるようにしてください。