近年、AI(人工知能)を活用した英語おもちゃやアプリは、ただの録音再生から、発音診断・会話練習・進捗管理までできるように進化しています。
保育士として子どもと接する中で感じるのは、「楽しい!」と感じた時間こそ英語定着が早いということ。
今回は、家庭でも無理なく取り入れられる2025年おすすめアイテムを詳しくご紹介します。
おすすめアイテム

Musio(AI英語学習ロボット)
どんな質問にも毎回変化ある返答で飽きにくいです。
また、オンライン英会話との併用で予習・復習の効果を高める「Musio English」プランもあり、英語力の定着に効果的です。
家庭で好きなタイミングに「ながら英会話」ができる、継続もしやすい構造になっています。
対象年齢:3歳〜小学生
主な機能
Aiによる自然な英会話機能。会話内容を学習し、表情(顔)で感情を表現。会話履歴のスコア化やランキング表示、自分との会話内容の記録・確認機能を搭載。
利点
テンプレートに頼らず、人間らしい成長する会話が楽しめる!
注意点
感情表現はAIベースのため、人間のような自然な共感には限界がある点を理解しておきたい。プランによってはレンタル品も含まれ、返却時の送料(約2,600円)が必要など、利用条件に注意。
発音チェック付き総合型(Duolingo/Duolingo ABC)
ゲーム感覚で英語学習が進むDuolingoには、発音チェックの機能も搭載。子ども向けには「Duolingo ABC」も別途あります。
対象:小学生以上(Duolingo ABCは幼児〜小学生対象)
メリット
無料で使いやすく、続けやすさが抜群。発音の練習も自然に組み込まれている。
AI英単語カード「Smart Flash Cards」
カードをスキャンすると英語で読み上げ、例文・画像も表示してくれます。
対象年齢:3歳〜
利点
視覚・聴覚・触覚を同時に使って記憶が定着しやすい。
複数言語対応で多言語学習のきっかけにもなる。
具体的な使い方
- 朝食後に1枚だけ「今日のカード」を選んで練習。
- 覚えたカードは壁に貼って復習。
注意点
- カードの紛失防止に保管ケースを使用。
- 小さい部品は誤飲防止のため年齢に注意。
ゲーム型学習アプリ「English Quest」
英語の指示を聞き取りながらミッションをクリアするRPGです。
対象年齢:6歳〜
利点
- 自然なスピードの英語に慣れる。
- 物語性があり、続きが気になって学習意欲が続く。
具体的な使い方
- 休日に20分プレイ後、日本語で内容を説明してもらう。
- 英語で覚えたセリフを紙に書き出す。
注意点
- 長時間のゲームプレイによる姿勢の崩れに注意。
- 低学年は保護者と一緒に内容確認をする。
AIスピーキング人形「Charpy」
会話AIを内蔵したぬいぐるみ型のおもちゃ。子どもが英語で話しかけると、簡単なフレーズで応答します。
対象年齢:3歳〜
利点
人形遊び感覚で自然に英会話に親しめる。見た目がかわいらしく安心感がある。
注意点
高度な会話には不向き。Wi-Fi環境が必要。
Khan Academy Kids(英語版)
無料で提供される総合型学習アプリ。フォニックス、リーディング、算数もあります。
対象年齢:2歳〜8歳
利点
教育的な安心感。幅広い分野をカバー。2年生を卒業すると、Khan Acacenyというレベルアップされたコースもある。
子どもの性格・タイプ別おすすめは?

Musio(AI学習ロボット)
向いている子はというと:
- おしゃべり好き&会話を楽しみたい子
→ AIが自然な応答や感情表現を返すため、会話遊び感覚で継続できます。 - ゲーム感覚で「記録・スコア化」に動機づけされる子
→ スピーキング時間のスコア表示やランキング機能がモチベーションに。 - 家庭でいつでも英語に触れたい、親が忙しい家庭にも
→ 好きな時に「話せるロボット」が身近にいる環境を実現。
発音チェック付き総合型(Duolingo/Duolingo ABC)
向いている子はというと:
- 発音を重視したい子、細かい音の違いに興味を持つ子。
- 読む・聞く・話すをバランスよく学びたい子や、学習習慣をアプリで楽しく続けたい子
Smart Flash Cards(AI英単語カード)
触覚や視覚で学べるため、机上学習より体感的な遊びで覚えるタイプに効果的。
向いている子はというと:
- モノを手に取って学ぶのが好きな子
- カード遊びやコレクション感覚が楽しいと感じる子
English Quest(ゲーム型学習アプリ)
ストーリーへの没入感で英語を忘れて楽しめるため、物語世界に入り込むのが得意な子に最適。
向いている子はというと:
- 冒険やRPGゲームが好きで物語に没頭できる子
- 長いストーリーでも集中できる子
Chatty Friends(AIスピーキング人形)
向いている子はというと:
- 日替わりの話題や質問に興味を持ちやすい子
- 家族に「今日こんなこと話したよ」と共有するのが好きな子
- 話題の変化が学習モチベーションになるため、飽きやすい子や新しい刺激を好む子に合う。
- 人形遊びが好きな子、日常的に英語を口にする習慣をつけたい子。
Khan Academy Kids(英語版)
向いている子はというと:
- 総合的に学びたい子、英語で探究心を広げたい子。
- 探求心旺盛でさらに上のレベルを目指したいと思う子。
保育士からのアドバイス
性格に合わせるのが第一
興味のない教材を使うより、好きな分野から入ったほうが続きます。
複数組み合わせも効果的
例えば「歌で覚える」+「カードで確認」など、異なるアプローチで相乗効果。
途中で変える勇気も必要
合わないと感じたら、早めに別の教材に切り替えてOK。
短時間&毎日
1回10〜15分でOK。続けることが重要。
一緒に楽しむ
大人も参加し「英語を使う場面」を共有。
成果を記録
アプリの履歴や録音を定期的に見返す。
正解より会話の楽しさを
多少間違っても「話す勇気」を褒める。
まとめ
2025年のAI英語おもちゃとアプリは、単なる教材ではなく、子どもと英語をつなぐ遊び相手になっています。
家庭学習で大切なのは、英語を勉強として押し付けないこと。
今回の7選を上手に組み合わせれば、遊びの中で自然に英語が身につきますよ!
