英語教育は近年ますます注目されています。
その中でもオンライン英会話が便利な方法として広く受け入れられています。
では、子どもの年齢別にみた、オンライン英会話の活用術を紹介しましょう!
年齢別オンライン英会話活用術
乳幼児(0歳〜3歳)
乳幼児期は言語を学ぶ能力が最も高まる時期です。
この時期に英語に触れることで、子どもは自然な形で言語を吸収し始めます。
次のような方法を取り入れることで、乳幼児期の子どもが楽しみながら英語を学ぶことができます。
音声指導の重視
- 英語の歌やリズムを取り入れる
オンライン英会話を通じて、子どもに英語の歌やリズムを聞かせましょう。シンプルな歌や挨拶、数字の歌などを通じて、英語の音声に慣れ親しませます。
- 日常会話を模倣させる
ママがオンライン英会話のセッション中に、子どもにシンプルな日常会話を模倣させることで、言語の音やリズムを学びます。例えば、”Hello”、”Goodbye”、”Thank you”といった基本的な挨拶やフレーズを使います。
視覚的な要素の活用
- ビデオ通話を活用した絵本の読み聞かせ
オンライン英会話のセッション中に、ママが子どもに英語の絵本を読み聞かせます。ビジュアルと音声を組み合わせることで、言語を理解しやすくします。 - 英語のアニメーションや動画を見せる
オンライン英会話のセッション後や、日常生活の中で、子どもに英語のアニメーションや動画を見せましょう。楽しいアニメやキャラクターを通じて、英語に親しむきっかけを作ります。
身近な物や状況を活用する
- 身の回りの物の名前を教える
子どもの周りにある物の名前を英語で教えます。例えば、テーブル、イス、おもちゃなど身近な物の名前を指さしながら教えることで、言語の理解を深めます。 - 日常の状況を説明する
子どもの行動や周りの状況を英語で説明します。例えば、お風呂に入るときに「Let’s take a bath(お風呂に入ろうね)」や、お昼寝の時間に「It’s nap time(お昼寝の時間だよ)」などと言います。
幼児期(3歳〜6歳)
幼児期(3歳〜6歳)は、言語の発達が急速に進む時期です。
この時期にオンライン英会話を活用することで、子どもは楽しみながら英語を学ぶことができます。
以下の方法を取り入れることで、幼児期の子どもが楽しみながら英語を学ぶことができます。
簡単な会話の促進
- シンプルな質問や挨拶の練習
オンライン英会話のセッション中に、簡単な質問や挨拶を使って子どもと会話をします。例えば、「What’s your name?」「How are you?」などの基本的なフレーズを使います。 - 答える練習をさせる
子どもが質問に答える練習をさせます。簡単な質問に対して、YesやNo、または簡単な文で答えるように促します。
遊びを通した学び
- 英語のゲームやアクティビティ
オンライン英会話のセッションで、ゲームや楽しいアクティビティを取り入れます。数字や色、形などを英語で学ぶゲームや、英語での歌やダンスなどを通じて、楽しみながら学ぶ環境を提供します。 - ストーリーテリング
子どもたちに英語のストーリーを聞かせます。絵本や物語を通じて、英語の理解力や想像力を育みます。
視覚的な学習
- ビデオ通話を活用した学習
オンライン英会話のセッション中に、ビデオ通話を活用して英語の絵本の読み聞かせを行います。絵本のイラストを見ながら英語のストーリーを楽しむことで、言語の理解が深まります。 - 英語のアニメーションや動画の活用
子どもたちに英語のアニメーションや動画を見せます。楽しいキャラクターやストーリーを通じて、言語の理解を促進します。
自己表現の促進
- シンプルな英作文の練習
子どもにシンプルな英作文を書かせます。日常の出来事や感情を英語で表現する練習を通じて、自己表現力を高めます。 - ロールプレイやディスカッション
子どもたちにロールプレイやディスカッションの活動を通じて、英語でのコミュニケーション能力を伸ばします。日常のシチュエーションを演じたり、興味のあるトピックについて話し合ったりします。
小学生まで(6歳以上)
小学生までの子どもは、言語の理解力が飛躍的に向上し、より複雑な英語の学習が可能です。
オンライン英会話を活用することで、子どもの英語力を伸ばし、コミュニケーション能力を発展させることができます。
以下の方法を取り入れることで、小学生までの子どもが楽しみながら英語を学ぶことができます。
基礎的な文法の導入
- 単語やフレーズだけでなく、基本的な文法ルールも学習する
オンライン英会話のセッションで、簡単な英文を作ったり、基本的な文法ルール(主語・動詞・目的語など)を学びます。 - 英語の簡単な文章を作る練習
日常の出来事や興味のあるトピックに関連した短い文章を作成し、自分の意見や感想を英語で表現する練習を行います。
興味に合わせた学習
- 子どもの興味や趣味に合わせた英語の学習コンテンツを提供
例えば、サッカーやアニメ、科学、アートなど、子どもが興味を持っている分野に関連した英語の教材や動画を活用します。 - 興味のあるトピックについて英語で話し合う
子どもたちが関心を持っているトピックについてディスカッションを行い、英語で自分の意見や考えを表現する機会を提供します。
自己表現の促進
- 子どもが自分の考えや感情を英語で表現できるようにサポート
ディスカッションやロールプレイ、ジャーナルの活動を通じて、子供たちが自分の考えや感情を英語で表現する練習をします。 - 創造的な表現を促進
英語でストーリーや詩を書いたり、絵を描いて英語で説明したりする活動を通じて、子どもたちの創造性を引き出します。
実践的な活用
- 日常生活の中で英語を活用
家族や友達とのコミュニケーションや、外出先での英語での対話を通じて、実践的な英語の使用機会を増やします。 - 英語でのプレゼンテーションや発表の機会を提供
学校や家庭で、英語でのプレゼンテーションや発表の機会を設けることで、子どもたちの英語での表現力を向上させます。
「オンライン英会話、身についているのかな?」と心配になったときの対処法
子どものオンライン英会話の成果や進捗について心配になった場合、以下の方法を試してみることが役立ちます。
セッションの様子を見る
子どもがオンライン英会話のセッション中にどのように参加しているかを見てみましょう。興味を持って参加しているか、コーチや講師とのコミュニケーションが活発に行われているかを観察します。
子どもに質問をする
子どもに直接、オンライン英会話のセッションについて質問してみます。楽しかったことや学んだこと、理解できなかった部分などについて話してもらいます。
成果を確認する
子どもが過去に学んだ内容やスキルを実際に活用しているかどうかを確認します。例えば、日常会話や絵本の読み聞かせで英語を使えるようになっているかを見ます。
講師やコーチとコミュニケーションする
子どもの進捗や課題について、定期的に講師やコーチとコミュニケーションを取ります。彼らから子どもの学習状況や改善すべき点についてフィードバックを受けることができます。
バランスを保つ
子どもがオンライン英会話だけに頼りすぎていないかどうかを確認します。バラエティに富んだ学習方法や英語を使う機会を提供することで、総合的な英語力の向上を促します。
目標を設定する
子どもと一緒に、具体的な目標を設定しましょう。例えば、ある程度の語彙を覚える、自分の意見を英語で表現するなどの目標を設定し、それに向かって努力することが重要です。
まとめ
子どもの英語の成果は、とても個人差があります。
なかなか効果が表れないな、と思っていても子どもは突然英語を話しだしたりすることがあります(これをBloomingと言います)。
筆者もオンライン英会話で教えていますが、2、3歳の子がいつも遊んで聞いていないようだったのですが、突然おもちゃの救急車を「これambulance?」と尋ねてきてお母様と驚いた経験もあるんですよ!
とにかく焦らず、続けていくことが一番の上達の秘訣だと思います。