日本では「年越しそば」「紅白歌合戦」「除夜の鐘」「初詣」など、静かに家族で新年を迎える習慣があります。

しかし、世界に目を向けると、そのスタイルは驚くほど多様です。

英語を通して他国の年越し文化を知ることは、子どもたちの異文化理解にもつながります。

各国の年越し

カウントダウン

【アメリカ】大規模カウントダウンと盛大な祝祭

アメリカでは、街中でのカウントダウンが主流です。特にニューヨークの”Times Square Ball Drop”は世界中で有名です。

“We watch the countdown and celebrate together.”
「私たちはカウントダウンを見守り、共に祝います。」

“They drop a big ball in Times Square at midnight.”
「タイムズスクエアでは真夜中に大きなボールを降ろします。」

日本との違い

静かに鐘を聞く日本とは対照的に、外で盛り上がる文化が中心。

【イギリス】友人と歌う”Auld Lang Syne”

イギリスでは友人たちとの集まりが多く、年越しで”Auld Lang Syne”を歌う伝統があります。

“We sing a traditional song called Auld Lang Syne at midnight.”
「真夜中に「オールド・ラング・サイン」という伝統的な歌を歌います。」

日本との違い

家族中心の日本に比べ、友人とのパーティー文化が強い点が特徴。

【スペイン】12粒のぶどうで幸運を願う習慣

スペインでは、年越しの鐘に合わせて12粒のぶどうを食べる風習があります。

“We eat twelve grapes for good luck.”
「幸運を祈って、私たちは12粒のぶどうを食べます。」

日本との違い

日本は元日の「おせち」で縁起を担ぐのに対し、スペインは年越しの瞬間に食べるのがポイント。

【フィリピン】丸い食べ物と水玉模様で運気アップ

フィリピンでは、丸い形が富と幸運を呼ぶ象徴とされています。

“We wear polka dots and eat round food for good luck.”
「私たちは幸運を祈って水玉模様を着て丸い食べ物を食べます。」

日本との違い

食材の意味を大切にする日本と比べ、形そのものに運を見出すのがユニーク。

【デンマーク】皿を割って幸運を呼び込む大胆な風習

デンマークでは、友人宅の玄関に皿を投げて割る習慣があります。

“We break plates to bring good luck.”
「幸運を呼ぶために皿を割ります。」

日本との違い
壊す行為がポジティブになる点は、日本の静謐な年越しとは大きく異なる特徴。

【日本のお正月】静かに心を整える新年の迎え方

日本では家族で過ごし、心を落ち着かせながら新年を迎える文化があります。

“We visit a shrine to pray for a good year.”
「私たちは神社を訪れて、良い年になるよう祈ります。」

“We eat osechi, a traditional New Year’s meal.”
「おせちを食べます。おせちは伝統的な新年の食事です。」

“We listen to temple bells called Joya-no-kane.”
「私たちは除夜の鐘と呼ばれるお寺の鐘を聞きます。」

年越し文化を知るための番組・動画・シリーズ

海外の年越し文化を親子で見やすいコンテンツ

NHK for School「世界の国々」

子ども向けに各国の生活・文化をわかりやすく紹介する定番シリーズ。年越し特集としてまとまってはいませんが、スペイン・アメリカ・フィリピンなど、国ごとの風習を知る回があり、年末に関連して視聴しやすい内容です。
おすすめ理由
短時間で要点がつかめ、英語活動の導入にも役立つ。

世界くらべてみたら(TBS)

海外の「年越しの瞬間」を集めた特集回があり、大人も子どもも楽しめます。真夜中のカウントダウンや、スペインの12粒のぶどうなどが分かりやすく映像化されています。
おすすめ理由
リアルな年越しの様子が見られ、文化比較がしやすい。

地球ドラマチック(NHK Eテレ)

世界の伝統行事や祭りを取り上げる回が多く、クリスマスや冬の行事を題材にした放送は年越し文化の背景理解に役立つ。
おすすめ理由
映像が美しく、文化的背景への理解が深まる。

英語そのものを吸収しながら文化理解できるシリーズ

■ Scholastic


“New Year Traditions Around the World” のような短い紹介動画を出しており、子どもにも聞き取りやすい英語で各国の年越し文化を説明してくれます。

英語のナレーションがやさしく、視覚情報が多いです。

BBC Learning English

イギリスの風習などを英語で分かりやすく解説。パーティー文化や”Auld Lang Syne”の背景も動画で知ることができます。

英語学習者のために作られておりスクリプトがあることも多いです。

Sesame Street(セサミストリート)

“Happy New Year” や “Celebrations Around the World” など、世界の行事に触れるエピソードがあります。年越し単独の特集ではありませんが、多文化理解の良い導入になります。
おすすめ理由
幼児でも理解できるシンプルな英語、親しみやすいキャラクター。

Kids Learning Tube(YouTube)

国別の説明動画が豊富で、年末や行事に関連する内容も多いです。

テンポが良く、地理・文化情報が歌になっている回もあります。

年越し直前の空気を感じたい場合におすすめ【家族で楽しめる国際中継】

YouTube公式ライブ「New Year’s Eve Around the World」

毎年、大都市のカウントダウンがライブ配信され、アメリカ・イギリス・オーストラリア・ドバイなど世界中の年越しをリアルタイムで見られます。

その国の「空気感」が最もダイレクトに伝わります。

NHK BS

世界の都市の年越しをまとめて見ることができる特集番組が組まれることがあります。

編集された内容で見やすく、子どもにも理解しやすいです。

世界の年越し文化をテーマに親子で楽しむ英語アクティビティ案

世界の年越し文化をテーマに親子で楽しむ英語アクティビティ案

世界の年越しビンゴ

  • Eat twelve grapes(スペイン)
  • Break plates(デンマーク)
  • Wear polka dots(フィリピン)
  • Watch the countdown(アメリカ)
  • Ring temple bells(日本)

遊び方

  1. 親子でビンゴカードを作る
  2. 親が英語でカードを読み上げる
  3. 子どもは該当のマスに印をつけていく
  4. 揃ったら “Bingo!” と叫ぶ

年越しトラディション・シアター

  • スペイン役:ぶどうを12粒食べる真似
  • アメリカ役:カウントダウンを盛り上げる
  • デンマーク役:お皿(紙皿でもOK)を投げるまねをする
アメリカ役
Let’s act it out.

演じてみよう。

スペイン役
I am from Spain.

私はスペイン出身です。

デンマーク役
We eat twelve grapes for good luck.

幸運を祈って、私たちは12粒のぶどうを食べます。

世界のカウントダウンを英語でまねしてみよう

  • アメリカ:10からカウントダウン
  • イタリア:花火の音をまねる
  • 日本:除夜の鐘をゆっくり数える
  • フィリピン:大きな音を立てて悪い運を追い払うまね
Aさん
Ten, nine, eight…
十、九、八。
Aさん
Happy New Year!
明けましておめでとうございます!
Aさん
This is how they do it in Japan.

これが日本のやり方です。

まとめ

日本の年越しが「静けさと祈り」だとすれば、多くの国では「にぎやかさと幸運を呼ぶ工夫」が中心です。

英語を通して文化を比べることで、子どもたちは「違っていても良い」という価値観を自然に学ぶことができます。

家族で世界の年越しを調べたり、それぞれの文化を英語で紹介し合ったりしながら、新しい一年を迎えてみませんか?